第八章 完結オフ
5月3日。最終日です。
9時起床。
ボーッとした頭でなんとなくテレビでやってたアニメ「デビチル」と「ロキ」のコンボを眺めてからKKさん宅を出発。
駅までKKさんに送っていただきました。
ほんと、長々とお世話になりました。ありがとうございます。
10時半、新宿着。
お土産が入ったおかげで大量になってしまったバッグを納めておく場所を求めてコインロッカー巡りをしましたが、皆目発見されず。
そうこうしているうちに待ち合わせの11時になってしまったので、仕方なく大荷物のままで待ち合わせ場所のスタジオアルタ前へ。
今日はネットでお知り合いになったenさんと会う約束をしているのです。
enさんとはネット上でのお付き合いは結構長いのですが、まだ一度も本体とはお会いしたことがナッシング。
ううむ。楽しみでございます。
時間は11時ちょっと前。
スタジオアルタから道路一つ挟んだところにある広場にてenさんらしき人影がないか探します。気を探れ!
というところにenさんから入電。
enさんはまさしくスタジオアルタ前、道路を挟まない本当の真下にいらっしゃいました。
横断歩道を渡ってご挨拶。
enさんと一緒にお友達の方もいらしてくださっていました。
とりあえずここは人ごみが多いので駅へ移動。
切符を買おうと思ったらパスネットをくださったenさん。
うおお。交通費まで出して頂けるとは!
なんとも申し訳ないですがありがたいです。いや、メイド喫茶渡り歩いたせいでかなり出費が大きかったので。
車内で改めてご挨拶。名刺もお渡ししました。
enさんのお友達さん、いくつかの名前で紹介されましたが、その中でも「でかちゅー」さんという名前に多大なインパクトを受けてしまったのでもうオイラの中ではでかちゅーさんに大決定。独裁者的に大決定。
これお土産にどうぞ、と渡された冊子が2つ。
片やこちらの地方の新聞。おお。この実用性のなさが素晴らしい。
もう一つは雑誌「デ・ジ・キャラット」。ええと。萌え死ねというのか。
電車はさらに走る。
enさん達に全てを任せてついてきたので、実は現在位置が良くわかっていません。多分新宿から西に向かっているものと思われます。
en 「この辺、アニメ業界の一角を担う地域なんですよ」
オイラ「へー、そうなんですか」
en 「トトロの舞台もこの辺なんです。八国山っていって、トトロの森とかあるんですよ」
「となりのトトロ」でさつきとメイのお母さんが入院していた病院が七国山病院でした。
なるほど、その元になったのがこの辺りなんだー。
ということはあの辺の電線の上をねこバスが……走るわけありませんね、ハイ。
そして到着致しましたのは東村山駅。
おお。ここが東村山。志村けんの故郷ですか。
なんだか東村山音頭を歌いたくなってきた。イッチョメイッチョメワーオ。
その足でカラオケ屋へ。
フリータイムで入れるのは12時からなので、それまでちょっとだけ待機することになりました。
店内にはアニメ「赤ずきんチャチャ」のOP「君色思い/SMAP」が流れておりました。中居。歌うなお前。
待機中にもう一人のメンバーと合流。そして…
12時になりました。
いよいよカラオケルームイン。ここから7時間に渡るカラオケバトルが始まるのです。
東村山まで来て。
何も観光せずに。
ひたすらカラオケ。
間違ってない。間違ってない。間違ってない。(自己暗示)
かくして始まりましたカラオケ・サバト。
当然のようにHyperJoyを選びます。めくるめくアニメソングの数々。
enさんは、サイトでも1コーナー持っているだけあって林原めぐみ系の曲を中心としながらも幅広いレパートリー。
正直、選曲がオイラの持ち歌と被りすぎて心配になりました。
でかちゅーさんは、叫びやセリフでいい感じに雰囲気を盛り上げてくださいました。
正直、叫びもセリフもオイラの持ちネタだけに芸風が被ってしまいそうで心配になりました。
そして最後に合流したもう一人のメンバーは、男ながら裏声を自由自在に操って女性ボーカルを歌いきるという技を披露。
正直、感動した。
敬意を表してここから先は彼のことを「めらさん」と表現させていただきます。米良義一にちなんで。
オイラも負けじとばかりに「みかんのうた」を歌ってウケが取れたのでOKとす。
以前からenさんと今回のカラオケでやろうとしていた企画を実行することになりました。
それは採点対決。
Hyper Joyについている採点機能を使用して、いかに高得点を取れるかで競おうという物です。
簡単にルールを決め、歌う順番と選曲はある程度ランダムに当たることになりました。
さあ、勝負!
☆一回戦☆
順番 | 人 | 曲名 | 得点 | 順位 |
No.01 | のっぽ ゴン太郎 | ユリア…永遠に |
803点
|
2位
|
No.02 | でかちゅーさん | テッカマンの歌 |
692点
|
3位
|
No.03 | enさん | 地球オーケストラ |
684点
|
4位
|
No.04 | めらさん | Dang Dang 気になる |
851点
|
1位
|
さすがは高音の貴公子めらさん。
堂々の一位獲得です。ていうかオイラはむしろ「美味しんぼ」の曲を持ってきたことに敬意を表しますが。
☆二回戦☆
順番 | 人 | 曲名 | 得点 | 順位 |
No.05 | enさん | キライになれない |
712点
|
4位
|
No.06 | でかちゅーさん | MOMENT |
853点
|
1位
|
No.07 | めらさん | 日曜の雨のように |
782点
|
3位
|
No.08 | のっぽ ゴン太郎 | あなたの一番になりたい |
837点
|
2位
|
続いて一位を取ったのはでかちゅーさん。なかなかの混戦模様を呈しております。
一方enさんは単独4位というある意味おいしいポジションをキープ。
☆三回戦☆
順番 | 人 | 曲名 | 得点 | 順位 |
No.09 | のっぽ ゴン太郎 | ルパン三世 その2 |
974点
|
1位
|
No.10 | でかちゅーさん | 突撃ラブハート |
589点
|
4位
|
No.11 | enさん | 勇気があれば |
737点
|
3位
|
No.12 | めらさん | かえりみち |
881点
|
2位
|
というわけで今回の最高得点を弾き出したオイラ。(実は「ルパン三世 その2」って高得点を出しやすいんです)
一方得点の上がりにくいロック系を選曲したでかちゅーさんは痛恨の低得点。
そのおかげで、実は何気に着々と得点を上げてきていたenさんがついに3位を獲得。
そしてやはり着実に2位につけためらさん。いい勝負になりそうです。
☆結果☆
総合順位 | 人 | 合計得点 |
1位
|
のっぽ ゴン太郎 |
2614点
|
2位
|
めらさん |
2514点
|
3位
|
でかちゅー |
2134点
|
4位
|
en |
2133点
|
やたー!やりましたー!
一位!一位ですよー!トップですよー!
天国のじーちゃん。オイラはやったよ。見てる?(見てたらきっとアニソンばっかり歌っている孫の姿に涙したことでしょう)
ていうか、よく見たらでかちゅーさんとenさんのデッドヒートもスゴイんですけど。
こうして盛りあがったカラオケ大会はラストに「ガオレンジャー吠えろ!」「宇宙刑事ギャバン」「チャチャにおまかせ」という「燃え→燃え→萌え」コンボによって幕を下ろしたのでありました。
カラオケ店を後にした一行はその後、めらさんの車に乗りこんで出発。
オイラは今回の旅行の端々で目に付いたお土産を購入してきました。
秋葉原で「逝ってよし湯呑」買いました。
Cure Maid Cafeで「Cure Maid Cafeクッキー」買いました。
お台場では「レインボーもなか」買いました。
浅草では「お化け傘」買いました。
しかしオイラがいつもお土産を買って帰る仲間は5人。
そう、ひとつ足りないのです。買わねば。
en 「あ、お土産買いたいんでしたっけ」
オイラ「そうなんですー」
en 「確か以前は、あっちの店に"だいじょうぶだぁ饅頭"が売ってたと思うんです」
オイラ「おお。さすが志村けん生誕の地」
en 「ちょっと待ってて下さい。見てきます」
ああっ。わざわざ見に行ってくださってるっ。
なんて犠牲的精神に溢れていらっしゃるんだ。
いやホント単なるオイラの土産物のためにわざわざ申し訳ねぇです。
しかし、ご足労空しく見つからなかった模様です。
その後車内で激しくヒートアップするお土産対策会議。
いかん。オイラかなり迷惑かけ子だ。(子?)
「うーん。何があるかなぁ」
「住宅情報誌とかどうだ」
「大阪戻ったら何の役にも立たないけどね」
そんな案が出たかと思えば。
「そうだ、関西には西武百貨店ってないんじゃないですか」
「それだ」
「西武百貨店の袋」
袋だけですか。
「あ、もしもし。あのさー、所沢土産って言ったら何ある?」
電話で聞いてるしー!
「こうなったらうちにあるシュガーの単行本3巻でどうですか。サイン入りですよ」
だからなんでそんなに犠牲的精神に。
とりあえず閉店間際の西武百貨店やら何やらあちこちの店を駆けずり回りました。
なんかホントに申し訳ないなあ。お土産探しに付き合わせてしまって。ていうかネタ土産探しに付き合わせてしまって。
結局大した成果は得られず、最終手段として考えておいた関東のカップうどんを購入することに落ち付きました。
関東と関西ではカップうどんですらダシの味が違うのです。
ですからお土産にはぴったりかな、と。
そういうわけで買いました。3個。多いわ。
お土産も調達できたところで晩御飯へ。
車で移動した先に現れたのは肉の万世。秋葉原で「ビル丸ごと肉屋」というドラスティックな状況になっているあの万世です。
なんと。こんなところに万世があろうとは。
入店し、石焼ビビンバを皆様に奢ってもらっちゃったりしちゃうオイラ。
本当ありがとうございました。いや、メイド喫茶渡り歩い(以下略)
はっ。
そういえばオイラ、前回東京来て秋葉原の万世で晩御飯食べた時も、親戚のおいちゃんに奢ってもらってた。
いやん。奢られ人生万歳。 ←万歳は韓国語でマンセー ←シャレ ←わざわざ説明せにゃならんシャレを言うな
そんなわけで住所交換とかしながら会食し、東京旅行最後の晩餐を楽しみました。
その後車で駅まで送っていただき、お別れです。
本当、いろいろお世話になりました。またお世話してください。(コラ)