帝都大戦 〜2003年GW東京旅行〜

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第二章 秋葉原散策


♪はにゃらはにゃらはにゃらにゃー ふにゃらにゃららにゃらりらー

うおお!
びっくりした!びっくりした!何!? 何!?
…ああ、KKさんの携帯のアラームか。しかも曲がDDR EXTREME収録曲の「bag」。


爽やかにバグパイプな曲で目覚めた今日の予定は我ら電脳戦士の夢の町「秋葉原」。
大学へ行くKKさんと一緒にKKさん宅を出発し、駅で別れてそのまま単身電車で目的地を目指します。
そういえば駅とKKさん宅の間ってKKさん任せで歩いていたから、オイラ道覚えていないかもしれません。今日帰れるかしら。

天気はすこぶる良好。実に清々しい。絶好の秋葉原日和というやつですね。
さてさてそれでは早速電車に乗りましょう。
えーと、秋葉原までは620円だから、千円と、それから20円じゃらじゃらじゃらぬごおおおー!

大阪では券売機ってお金を入れてからボタンを押す物しか見たことなかったんですが、料金を選んでからお金を入れる券売機があるんですね。
おかげで1020円であれば100円玉4枚のおつりで済むところを、20円入れる前に清算されてしまい100円玉3枚と10円玉8枚などという大量のコインが返ってきてしまいました。50円玉すらないというのはオイラに対する挑戦と受けとってよろしいか。よろしいな。

パンパンに膨らんだ財布を無理やりズボンのポケットにねじ込み、秋葉原までの道中を睡眠補完に充てます。
目が覚めたとき、オイラの目の前には日本最大の電脳都市がそびえたっていました。



秋葉原着。

まずは秋葉原エネルギーを充填するため、サトームセンの店頭に立ちました。
サトームセンのテーマ曲による洗礼を受けます。(一説には「洗脳」であるという噂もあります)

♪確かめよう 見つけよう すてきなサムシング!



洗礼完了。
脳内で無限リピートを繰り返しつつ、オイラは秋葉原の町へと足を踏み入れました。


秋葉原を堪能すべく町を隅々まで見て回ります。
ぐるっと裏通りに回りこみ、ちょっと人気のない通りに出たとき、オイラはふと何かただならぬ視線を感じました。

…どこだ?後ろ!…には特に怪しい人間はいない…。
右か?いや左!…違う……

はっ。


そうか、上だ!



オーノーデーンー(怪人っぽく)


うおおお!びびった!

ていうかオノデン坊やですよ!
うわーこんなところにいたんだ。壁にめりこんだオノデン坊や。
話には聞いていましたがやっと見ることが出来ました。わあ。可愛くないな。

しかも店頭からオノデンのテーマ曲がかかっています。
おお。サトームセンのみならずオノデンまでテーマ曲を持っていたんですね。

♪オノデン坊やが 未来を結ぶ
 明日に向かって 今日もイキイキ
 電気の世界を駆け巡り
 電*×%□※△#&○\ 秋葉原
 オノデン  

四行目が聞き取れませんでした。
でも、「電気の世界を駆け巡る」というフレーズが聴けたので良しとします。

※追加情報…後でネットで調べてみたところ、「電気いろいろ秋葉原」だそうです。
※追加トリビア…歌っているのは「パタパタママ」で有名な「のこいのこ」さん。


さて、そろそろお昼時。
アキバは飯屋が少ないと聞きましたが、最近はそうでもないのでしょうか。
結構あちこちに食べ物屋さんがある気がします。適当なお店に入りました。

せっかく東京に来たんですから、うどんを注文。
汁が黒くてくどいという関東風うどん。一度味わってみる価値はあるでしょう。
店内のテレビで「笑っていいとも!」を見ていると、サラリーマンやらOLやらがぞろぞろと増えてきました。
時間的に、その辺の会社が昼休みに入った模様です。皆さんお仕事大変ですね。

少しの罪悪感と少しの優越感。

運ばれてきたうどんはそれほど汁が黒くてくどいという風には感じられませんでした。
うーん。こんなものなのか。それともこの店が関西よりなだけか。


うどん屋を出てまたアキバの町を徘徊。
同人CDの店をぶらぶらと眺めていたところ、突如オイラのPHSが着メロである「タブー」を奏で始めました。

♪〜 Pi.
オイラ「はーいもしもしもし」
HERO「今メイド喫茶か!」
オイラ「違うわい」
HERO「なんだつまらん」
オイラ「何がだ。…ていうか用事それだけ?
HERO「それだけ」
オイラ「……」
HERO「……」
オイラ「さっき同人ソフト屋に「あずまんが大王」のレースゲームあったけど、要る?」
HERO「あー。日本橋で見たことあるような気がする」
オイラ「さよか。ほな要らんな」
HERO「んじゃまぁがんばって。俺も今から親知らず抜くから
オイラ「…お前もがんばれよ」
HERO「おう」
オイラ「親知らず抜くと痛いぞー。肉を切開して埋まりきっている歯を切断するんだぞー」
HERO「そんなこと言う人嫌いです」





そんなわけで徘徊の続き。
会話にもありましたが、オイラは今日秋葉原にあるというメイド喫茶を覗きに行くつもりなのです。
そのため、ネットから簡単な地図だけプリントアウトして持っていきました。
なーに、近くまで行けばすぐわかるでしょう。


右下の2ちゃんねる系看板も去ることながら、左側の「メディア専門店」もすごかった。ほんとにメディアしか売ってないでやんの。


いろいろツッコミたいものが目に付く中メイド喫茶を探しながら町を歩いていきます。

んー。
この辺にあるはずなんですが。おかしいなぁ。


ゲーマーズ本店は秋葉原駅前に移動しました。


歩きに歩いているうちに、とうとう元ゲーマーズビルにまで来てしまいました。
うわぁ。もう見る影もないね、ゲーマーズビル。
世の移り変わりを感じてしまいます。祇園精舎の鐘の声。

まぁそんなことはどうでもいいです。

実は参考にしている「メイド喫茶マップ」には数軒の店が書かれているのですが、そのどれもがことごとく見つからない。
うむむ。やはりネットで適当に拾ってきただけでは無茶であったか。
既に閉店しているのかもしれません。この地図いつ作られたものかわかんないし。

少々絶望に打ちひしがれつつも地図に書かれている次の店を探します。
えーと、こう裏手に回って道路脇の…


店の前をわざとらしくうろうろするお兄さんを横目に、堂々と店の写真を撮るオイラに惚れると良いよ。


あったー!

ありました。
無機質な色合いの建物に映える鮮やかなピンク色。
奥まったところに伸びる階段、その先に入り口の扉。

そしてでかでかとディスプレイされたメイド服。

まさしく。
まさしく間違えようもございません。
これぞメイド喫茶「Cafe Mai:lish」です!
うおー!やっと辿り着けた!感激です!苦労しただけに感慨もひとしおです!(でもメイド喫茶)

通りすがりのおばあさんが不思議そうに店を覗きこんでいます。
あっ。こら。こっちをジロジロ見るんじゃない。くそう決心が鈍るではないか。

…行った。ふぅ。
よーし。それでは早速入ってみましょう。
OK。心の準備OK。さぁはりきって行ってみましょう!


カチャ。

店員「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」
オイラ「あ、はい、お一人様です」
店員「おタバコの方はお吸いになられますでしょうか?」
オイラ「あ、いえ、お吸いになられませんです」
店員「はい、ではこちらのカウンター席の方に…」

あー緊張した。緊張した。
緊張のあまりおかしな日本語を口走った気がします。んー。気のせいでしょう。

カウンタ席の一番奥に陣取り、メニューを選んで注文。
時刻を確認します。えーと、現在2時20分。


今回オイラはメイド喫茶を回るつもりでありますが、ええとしょっぱなから興醒めなことを書きます。

オイラは別にメイドさん萌えではありません。

なもんですから、メイド喫茶に行くありがたみがあまりないと思われます。
オイラが興味あるのは「ネタ」としてのメイド喫茶という観点。
ならば、このネタを消化不良にするわけには行きますまい。


メイド喫茶分析シリーズ その1「Cafe Mai:lish(秋葉原店)

[店舗プロフィール]
2002年7月19日、大手PCショップ「T・ZONE.」がアミューズメント事業強化の一環としてコスプレ喫茶「Mary's」を開店。
昼はメイド服、夜はコスプレをするのが特徴。毎週水曜にイベントが催される。
同年10月1日、「Cafe Mai:lish」に店名が変更される。


店内はピンクを基調としたポップな雰囲気。掃除も行き届き、清潔な感じ。
壁にアニメチックなメイドさんのイラスト(店員の似顔絵らしい)が並んでいましたがそれほど居心地は悪くありませんでした。

もっとアキバ系っぽいお兄様方がひしめいているかとも思ったのですが、意外に女性客もちらほら見えました。
比率としては男:女=7:3くらいでしょうか。ちょうど地球の男女人口比率と同じです。
さらに、男性でもヲタクっぽくない普通客らしき人もいました。ヲタク:男:女=5:2:3くらいでした。

続いてメニュー。
喫茶店らしく軽食と飲み物、そしてケーキ。アルコールもあるようです。
オイラは「WRのおすすめ」と銘打たれた「とろ〜りHOTショコラ」を注文しました。WRって何かよくわかりませんが。「waitress」かしら。

店員の方は、メイドさんが3人。それぞれ違うメイド服でした。
厨房担当らしきおじさんが一人。頭にバンダナを巻いていて、店内で一番ヲタクっぽい風貌をしておいででした。
もう一人若い男性もちらりと見ましたが、裏方担当のようでそれっきり姿を見ませんでした。

そしてメイド店員さん。一番のメインですね。
メイド服は黒が二人、紺が一人。
黒の二人は軽い茶髪のロングとショートで、それぞれ腰にぬいぐるみやアクセサリーをつけていました。
紺の方はちょっとクールっぽく、良い意味で笑顔の似合わなさそうな方でした。

その方が一番美人っぽかったので、その人をモデルにこっそりとスケッチ。
Cafe Mai:lishの代表としてご紹介させていただきます。こんなメイド服でした。

シンプルイズベスト。でもこれメイド服というのかしら。(前)背面図。まぁゴテゴテ飾ってるよりはすっきりしたデザインの方がオイラは好きかにゃ。(後)

店員「とろ〜りHOTショコラ、お待たせしましたー」
オイラ「うわああ!は、はい、どうもありがとうございますです」

慌ててメモ帳を隠すオイラ。はっ。いかん余計怪しいぞ。

ちなみにこの「とろ〜りHOTショコラ」は、ほかほかのケーキの中にチョコクリームが入っていて横にアイスとウェハースが添えてある逸品。
食べると熱で溶けたチョコレートクリームがその名の通りとろりと出てきて、甘いもの好きとしては「ううむ。いい仕事してますね」と呟くくらいなかなかのものでした。



会計を済ませて店を出ます。
レジの周囲にCafe Mai:lishグッズが売られていて、お土産に買って帰ろうかと悩みましたがここでは見送りました。

さて、Cafe Mai:lishに辿り着くことが出来たおかげで自信のついたオイラ。
もう一度マップを見直し、より正確に慎重に丁寧に虱潰しに他のメイド喫茶を探します。

ここだ。このビルだ。絶対ここに間違いない。
Cos-Cha」。マップにはそう表記されています。
そしてそのビルには。


何もない空間の中で携帯をかけているおじさんが一人見えました。


…えーと。何?潰れたの?
しょぼーん。一気に自信喪失。はぁー。
次は?あぁん?「Cure Maid Cafe」?
えーと。確かHEROが以前行ったところだから、ゲーマーズスクエア店改めブラックゲーマーズのあるビルだったはず。


ブラックゲーマーズ、なくなってました。


…世の移り変わりとは儚いものよのう、竹千代(誰)。
Cure Maid Cafeもなんかあるような雰囲気がしません。うう。なんてことだ。


同人ソフト屋を一通り回った後、夕方になったので名残を惜しみながら秋葉原を後にします。
ああ。メイド喫茶レポの野望が早くも潰えてしまいました。
まさか一店だけしか行くことが出来ないなんて。
やはり準備というのは大事ですね。一枚の地図だけで回ろうというのが無謀だったか。

失意のまま電車に揺られて新宿に近づいたとき、オイラの脳裏に天啓の如く閃きがもたらされました。


天の声「じゃあ今からネットで調べればいいんじゃないの?」

ソレダー!


新宿で降りたオイラは、歌舞伎町で漫画喫茶に飛びこみます。
「メイド喫茶」とキーワードを打ちこんでYahoo!検索。出ました!

なになに。
それによると、まだ秋葉原には他にも店があるようです。
さらに「Cure Maid Cafe」はちゃんと営業しているということもわかりました。場所も変わりないようです。見落としたか。
あと「Cos-Cha」は5日後の5月3日開店予定でした。つまり、潰れたんじゃなくてまだ出来ていなかったと。

以上のことを調べ上げ、漫画喫茶を後にします。所要時間は20分。
漫画喫茶ゲラゲラは完全従量課金制なのでこういうとき便利です。

さて。

新宿駅に戻るのにまた迷ったりしたため、現在PM7時前。
もう帰路についても良いくらいの時間です。
…しかし。


メイド喫茶の閉店時間にはまだ余裕があるッ!


というわけでとって返して再び秋葉原へ。
途中にワンクッション平坦な部分があるエスカレータに感心しつつ街に降り立ちます。いやほんとにこれ大阪で見たことないって。途中一部分だけムービングウォーク状態になってるエスカレータなんて。

まずはネットで調べて初めて知った「Necca」へ。
ここは普通の喫茶店ではありません。インターネットカフェです。インターネットカフェの店員がメイドさんなのです。
秋葉原駅前にあるSEGAのロゴが眩しいゲーセンから本通りに沿って少し歩いたところに、ありました。「Necca」の文字。
慌てず騒がず4Fへ。

メイド喫茶分析シリーズ その2「Necca(秋葉原店)」

[店舗プロフィール]
2001年6月30日、インターピアが「Necca(秋葉原店)」を開店。Necca各店の中でここだけ制服がメイド服。


Neccaを入り口から覗きこむとカウンターにメイドさんの姿が。


ありました。
…さてどうしよう。確かにいるけどなぁ。メイドさん。
んー。ざっと見たところメイドさんは今この一人しかいなさそうだし、時間もないし、本当に普通のインターネットカフェっぽいし…

よし。ここやめた。


というわけで、続きましてはどうやら見落としていたらしい「Cure Maid Cafe」に再び挑みます。
改めて元ブラックゲーマーズのビルヂングの足元に。
今度はあのときのようにネガティブな気分に晒されてもいません。
目を皿のようにして探した結果、ピンク色の小さな看板を発見。

というかこの看板以外に店舗があるという情報が全く得られないのは見つけづらい一因ではないかと。
ビルの構造上、窓の灯りも見えないし。

メイド喫茶分析シリーズ その3「Cure Maid Cafe

[店舗プロフィール]
2001年3月30日、ゲーマーズが経営していた「カフェ・ド・コスパ」の跡地にコスパが「Cure Maid Cafe」を開店。
これまでにもコスプレ喫茶こそあったものの、制服をメイド服に統一した「メイド喫茶」としては秋葉原初。


時刻は7時半頃。
時間帯が時間帯なせいか、店内は閑散としていました。
一番奥の席に陣取ってざっと見渡してみます。

他のお客はサラリーマン3人、女性1人、ヲタク3人といったところ。平和です。
店員は応対に出てくるメイドさんが二人。後は厨房に男が一人いることまでは確認。
店内は薄暗く、ログハウス調の木目が心を落ち付かせてくれます。
BGMには微妙に最近っぽい洋楽が流れており、おしゃれな雰囲気。

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

メイド店員さんの一人がメニューを尋ねに来ました。
おっと、まだ見ていなかった。えーと、ちょっと待ってくださいね。
晩御飯時だしここで軽く晩御飯を食べていくとして、えーと、ミートスパゲティと……

メニューに「たいやき」の文字が。

たたたたいやき!?

ちょ、ちょっと待ちぃーな。
たいやき。たいやき。
なんだこれは。
なんだこれは。
なんだこれは。
なんだ、「サーモン&クリームチーズサンド」と「ホットケーキ」に挟まれたところにあるこの和菓子は。
わざわざ「1コ」と但し書きされたこのメニューは。
どう考えても一つだけ浮いているこの食べ物は。

そういえば。
HEROが以前行った時は「いきなりはっぴいベル」というゲームのキャンペーンをやっていたという。ちなみに18禁エロゲーだ。
前身となった「カフェ・ド・コスパ」は「Piaキャロレストラン」の後継に当たる。Piaキャロとは「Piaキャロットへようこそ!!」というゲームのことである。ちなみに18禁エロゲーだ。



ということは、間違いない。



これは、わかってやっている



だから。



オイラ「…たいやきお願いします」




さてそのメイドさん二人。
服はほぼデザインが同じでしたが、長袖か半袖かの違いがありました。
また、時間帯が遅かったせいもあるのか少々エプロンに汚れが見受けられました。
批判しているわけではございません。むしろその生活臭がGood。

長袖タイプ正面図。ロングスカートの黒にエプロンやフリルの白がよく映える。(前)背面図。結び目の形から柔らかい布なんだなと思いました。(後)

メニューの方は軽食を始めとしてアルコールなどもあり。(というか隣に座ったサラリーマンが酒盛りを始めた)
ミートスパゲティはサラダ付でそこそこ満足できる味と量。
そして問題のたいやきはシッポまでちゃんと餡子が詰まっており及第点と言えるでしょう。

帰り際、仲間内の土産にレジで売ってたドール用のメイド服とか買って帰っちゃろかと思いましたが、理性と財布の紐がそれを押し留めました。3000円はちょっとリスクが高いよなぁ。


Cure Maid Cafeを後にしたオイラ。
続いてちょっとややこしいところにある店、「HIYOKO屋」に向かいました。
が、時間か定休日かよくわかりませんが閉まっている模様。ぬう。残念。

そろそろタイムアップですし、もう店のネタもちょうど切れたので、そろそろ帰宅することに。



丸一日歩き倒したせいか昨日のDDRオフがたたったのか妙に痛む左足を引きずりつつKKさん宅へ向かいます。
向かいます。
向かい……

PLLLL...

KK  「はいもしもしー」
オイラ「あ、もしもし。のっぽですー」
KK  「あ、はい。どうしたんですか?」
オイラ「道に迷いました」

やっぱりな。



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