帝都大戦 〜2003年GW東京旅行〜

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第六章 お台場


前日とは打って変わって良い天気に恵まれた今日の目的地はお台場。
テレビではよく聞くが(専らフジテレビの番組で)実物のお台場とはどんなものなのやら!
というわけで行くことにズバリ決定です。

東京駅経由で新橋駅着。
一日乗車券(\800)を購入し、いざゆりかもめのホームへ。

なんと言っても昨日の待ち合わせで電話が繋がらないことは身に染みて良くわかりましたので、アホでもはぐれない待ち合わせ場所を決めました。
それがゆりかもめのホーム。
くるりと見渡せば簡単に全貌が掴めるほどしかない小さいホームですので、はぐれることは物理的に不可能。
無事合流することに成功しました。それだけでものすごい感動ものです。


珊瑚「おはようございます」
オイラ「おはようございますー」
珊瑚「足の具合は?」


うおお。いきなりですか。

オイラ「大丈夫!全然痛くありませんよ。今は
珊瑚「今は…って」
オイラ「あれは歩き疲れた時に痛み始めるので朝一番なら全然」
珊瑚「足出してください」

なんとも申し訳ないことに、心優しき珊瑚さんはシップとサポーター、そして痛み止めの薬を用意してきてくれていました。
いやはや、ありがたやー。ありがたやー。(ホームでシップをつけてもらいながら)


ゆりかもめに揺られてGO。
窓の外を眺めると遠くに見えるはお台場フジテレビ社屋です。そしてその手前にレインボーブリッジ。
おー。なんかこの構図見たことあるなぁ。なんだっけ…そうか、あれだ。
次元は現場で奢っているんじゃない、懐疑質で怒っているんだとかいうやつ。あれ違ったかな。

オイラ「あ、そうだ。こないだの横浜オフの時、皆さんにこれ渡そうと思って忘れてたんですよ」
珊瑚「?」
オイラ「こういうものですー」


自作の名刺。
そう、すっかり忘れていました、名刺をお渡しするのを。
ああ口惜しや。せっかくのオフだったというのに。よよよ。

珊瑚「そうそう、ゆつきさんがこないだのオフ会のことサイトに書いてました
オイラ「えー!まじですか。うわぁ見たいなぁ」
珊瑚「ものすごいことになってましたよ…(遠い目)」


なんだ。なんだ。



さぁ、そんなわけでやってきましたお台場。
目の前に、建物の上に謎の球体が乗っているあのフジテレビ社屋がそびえたっております。

正面階段から上って行くと、社屋の真下にある広場に出ました。
おお、見上げると例の謎の球体が見えます。

謎の球体を見上げるの図。

広場には謎のステージがセッティングされていました。
まだ朝だからでしょう。きっと昼頃には何かイベントが催されるものと思われます。
謎のステージ上では謎のレオタード少女が謎の写真撮影をしていました。謎だ。


入り口があったのでそこから入ってみますと、そこはお土産物屋さんでした。
さすがフジテレビ。番組に関するいろいろな物が売られています。

・「ごきげんよう」のサイコロ
「なにでる君」って言う名前らしいです
・ファイトマネー先輩クッキー
・今日のわんこ
・ゲゲゲの鬼太郎
・「サザエさん」の家系図が描かれたクッキー
・フネさん、旧姓は石田って言うんだ。へえー。
・ボブ・サップ グッズ
これは何か違くないか?
・ヤワラちゃんグッズ
もっと違くないか?

うーん。ここで何か一つお土産を買って帰ろうと思ったんですが、今一つパッとしません。
というわけで大した収穫もないまま土産物屋を後にしました。


展望室に上がるエレベーターを発見。
ここへ来て初めてあの謎の球体が展望室になっていることを知ったオイラ。そうだったノカー!

さてその球体展望室に上がってみますと何やら人山の黒だかりが。
隙間から覗いてみたら、小太りのおじさんが大道芸をやっていました。
説明によりますと「マッド☆ザ☆クラウン」という芸人さんらしく、コミカルな動きで観客を沸かせていました。
パンフレットによると、ここお台場フジテレビではあちこちでこんな感じの大道芸人が芸をしている模様。


窓際に行きますと、さすがに展望室と自称するだけあってなかなか絶景な景色が広がっていました。
こういう景色をもっと良く見ようと思いましたら、展望台名物100円投入式時間制限望遠鏡を使用するのがこの大日本帝国の伝統的手法であります。
当然この展望室にも展望台名物(中略)望遠鏡が存在しなんだこのスクリーンは。

ちょっと!望遠鏡にスクリーンがついてますよ!奥さん!
しかもこの映像の荒さ加減から察するにこれはデジタル映像!
なんてことだ。デジタル文明の波がこんなところにまで…
オイラは時代の流れに取り残された窓際サラリーマンの如く、遠い目を窓の外に映える夕陽に向けるのでした。(まだ昼前です)


球体展望室の一角にスタンプラリーのスタート地点があるのを発見したオイラたちは、せっかくなのでやってみることにしました。
合成映像体感コーナーに座らされている子供を横目で見ながら、一つ目のスタンプをぺたりと押して展望室を後にします。
展望室から順路に従って進むとスタンプが集まって行き、ついでに自然とフジテレビ内を観光できるようになっているという仕組み。

以下、フジテレビ内観光で感じたことをピックアップ。

・ガチャピンの戦歴が展示されていました。
・靴を履いてサッカーするガチャピン。
・スキーでジャンプするガチャピン。
・バイクを乗りこなすガチャピン。
・水上スクーターを乗りこなすガチャピン。
・中の人も大変だ。
中の人などいない!(お約束)
・ガチャピンの戦歴に関してはこちらのページを参考にするとわかりやすいです。
・歴代いいとも青年隊が年表になっていました。
5代目、チャイルズだったのか!
・撮影スタジオが窓から覗けました。
・「東京家族」とかいうドラマのようでした。
聞いた事ない。
・昔「笑う犬」で使われてた小梅ちゃんの衣装が。
・サタスマのセットも。
・「Love Love 愛してる」のしのらー人形発見。
・ちゃんと芸能人のサインつき。
・どれだっけ、壊されたバージョン


フジテレビ社屋の見学コースをぐるりと見回り、1Fに設置されたブースへ来たところでスタンプラリー終了。
フジテレビマスコット・ラフ君柄のティッシュケースをもらいました。

めくるめくスポットの中で華麗に踊り歌えばかっこ良かったかもしれないけれど真昼間の仮説ステージで観光客に囲まれながら踊り狂うのはちょっとバカっぽいんじゃないかと思わず心配させられる女性四人組ユニットの歌を背中に受けながら、再び社屋正面に戻ります。
途中キウイのキャンペーンをしていたのでそこで半分に割ったキウイをもらい食しつつ。

さて最初の場所に戻ってくると、朝には見かけなかったラフ君着ぐるみがもそもそと観光客に愛想をふりまいていました。
このクソ暑いのに中の人も大変です。中の人などいない!(お約束)

再び正面階段から上り広場に出ます。
そこでは、朝に謎の記念撮影をしていた謎のレオタード少女が謎綱渡りをしていました。


もう一度土産物屋に入店。
こうなったら意地でもそれっぽいお土産を探したいところ。

珊瑚さんはフジテレビ社屋の謎の球体改め実は展望室である謎の球体型のチョコセットとタオルをご購入。
しかしオイラにゃそんな生ぬるいお土産では納得できません。
そもそもなんだ。あんなのただ丸くしてあるだけじゃないか。いかん。そんなんじゃいけません。

そういえば小型の「なにでる君」が売ってたはずだからそれにしようかなぁと思うも、売りきれ。
ふん。いいもん。あんなの別に欲しくなかったもん。全然つまんないもん。べーだ。(童話「きつねとぶどう」参照)

そして血眼で捜した結果、「レインボーもなか」発見。
おお!これはかの「踊る大捜査線」名物、レインボー食品シリーズ!
所長と副所長と課長が本店の人たちのご機嫌取りに出すお菓子!
やった!これでオイラも室井管理官の仲間入りだ!! ←お前が食うわけじゃない



そろそろお昼にしましょうかということで、フジテレビを後にしてすぐ隣にあるショッピングセンターらしき建物へ。
ぐるっと回った挙句道に迷って駐車場を経由しつつオムライス屋に入店しました。
ちょっと値段が高めですが、ボリュームがあるので妥当なところか。

珊瑚「あ、のっぽさん、これなんですけど…」

と珊瑚さんが取り出したるはティッシュに包まれた何か。
開けてみると、中にはなんだかエライことになっているモノがありました。
それはなんでもないただの乾電池。しかし、表面が激しく白い粉で覆われております。

オイラ「…これは…液漏れですかね…」
珊瑚「例のプーさん目覚ましに入っていたものなんですけど」
オイラ「あーそういえばそんなこと言ってましたね、以前MSNで」
珊瑚「鳴らなくておかしいなと思って出してみたらこうなっていました」
オイラ「使い始めてからどのくらいでしたっけ」
珊瑚「二〜三週間」

ありえねー。
電池の液漏れというと、電池を逆に入れたりしない限り、何年も入れっぱなしにしたとか漏電したとかくらいしか考えられないのですが。
あれか。また帯電体質か。

オイラ「あはははははははは」
珊瑚「…ひどいー」
オイラ「いやー、今までいろいろ面白い人に会ってきましたけど、体質が面白い人には初めて会いましたよー」
珊瑚「私は面白くないです」


さてお昼を食べて人心地ついたところで次の予定を相談。
なんせオイラは「お台場=フジテレビ」という感覚しかなかったので、この後どーするかさっぱり考えていません。

珊瑚「あ、船の科学館ってところがありますよー」
オイラ「船の科学館?」
珊瑚「はい。やっぱ男の子はそういうのがお好きかなぁと」
オイラ「そうなんですか?」
珊瑚「違うんですか?」


とりあえず今は目的地が欲しいところですので深く考えずそこに決定。
長閑な昼下がり、太陽を光を燦燦と浴びながら「船の科学館」を目指して歩きました。



パレットタウン到着。あれー?

お互い深く考えずに歩いていたらなんだか全く予想外のところに出てきてしまいました。
しまった。そういえば珊瑚さんは「迷いのプロ」であると聞いた覚えが。なんとなく珊瑚さんに道を任せたのが敗因だったか。


まぁせっかく来た事ですし、とパレットタウン内をぶーらぶーらと散策します。

ジブリグッズを販売している「どんぐり共和国」のブースを見つけ、見て回りました。三鷹の森の埋め合わせです。
巨大なねこバスがあったりして、ぶらりと見て回るだけでも楽しめました。わ。カン太のフィギュアが。

建物の外から見えていた観覧車を目指してみることに。
大体こっちの方向だろうと歩いていったら、TOYOTAの展示場に出てしまいました。
一度建物の外からぐるりと回ってようやく観覧車着。
搭乗料900円。うむ高い。パス。


向こうの方が賑やかなので行ってみましょう。

はっ。ゲーセンコーナーが。
はっ。DDR EXTREMEが。
はっ。オイラは何故100円玉を。
はっ。オイラは何故ステージの上に。

神のお導きだと判断して、プレイしてみます。
んー。さてなんの曲にするかな。よし。やっぱお台場に来たからにはこれでしょう。

「RHYTHM AND POLICE (K.O.G G3 Mix)」

踊る大捜査線のテーマきたー!
いやっほう!お台場でこの曲が踊れるなんて!最高ー!


画面止まりました。


えええええーーー!!??
待てよ!ちょっと待てよ!なんだよいきなり故障かよ!また帯電体質かよ!

はっ。いや、違う。
矢印は止まっているが曲は流れています。
この症状は聞いた事がある。DDR EXTREMEの有名なバグです。
そう、確かこの後突然動き出して、通常の数倍のスピードで矢印が…やっぱりきたーーー!


不可能。



そろそろ本格的に船の科学館を目指しましょうということで、建物を出ることにしました。
出口がわからず右往左往する二人。
エレベーターで1Fへ。違うここは駐車場だ。
ならば2F。ここも駐車場だ。
それじゃあ3F。ってそこは元いたゲーセンです。

仕方ないので駐車場の車の間を通りぬけました。

オイラ「車ですね」
珊瑚「はい」

痴呆な会話をしながらパレットタウンの2Fより駅に戻れるという看板に従って中央広場に通りかかると、そこでは大道芸人が芸をしていました。
一通りの芸を終え、おひねりをもらう大道芸人。おひねりを渡しに行くお子様が可愛い。



ダンジョンのように迷いに迷ったパレットタウンを脱出し、ようやく元来た道に出ました。
そろそろ日も傾き始めています。
もうこうなったら駅に戻り、電車で船の科学館を目指すしかありません。


駅へ向かう道すがら、またも大道芸人を見かけました。
しかし、こちらは先ほど目撃した本格的な大道芸人とは何かが違う。ひたすら何かが違う。

男女ペアで、演目は料理をテーマにした手品。ただし、道具は全て手作り。
全てをテンションだけでカバーしていると言う状態です。
首に剣を通すというオーソドックスなネタをやるも、刺す前に剣が折れるというハプニングつき。


ラストはこれまたありがちですが、箱の中に人が入りその箱に次々剣を刺していくという、一般に「串刺し芸」と言われるやつでした。
ちなみにこれ、タネも仕掛けもなく本当に串刺しにされた箱の中で人がうまく剣を避けているだけなのですが、外からの見た目ではとても避けられるようには見えないところがポイント。

そして件の大道芸人のお二人が用意した箱は、ボロボロの段ボール。
タネも仕掛けもないことを見せるために、人が入った状態で段ボールを回転させて裏側を見せようとするのですが、女の人が必死にズザザザ言わせながら今にも壊れそうな段ボール箱を回転させる姿が涙を誘います。

串刺しの仕上げに100均で売っていそうな手ぼうきを突き刺した後、元の状態に戻してからいよいよ段ボールご開帳の瞬間。

緊張を煽るドラムロール。(口で)

じゃーん!

中から無事飛び出した大道芸人の片割れ!

しかも衣装が変わっている!


ブラボー!



…ずるいよ。
さっきの大道芸人の人の方が芸的には凄かったのに、こっちの方がおひねりあげたくなるじゃないか。



電車で移動し、船の科学館へ。
さすが船の科学館というだけあって、建物自体が船の形をしているというセンスが光ります。
近場にはプールなども完備。

建物周辺には潜水艦や潜水服がオブジェとして飾られているのですが、この潜水服が頭身少なく見えて可愛い。
しかし騙されてはいけません。
可愛いと思って近づくと、中に入っている人形の不気味さに失禁しそうになります。

観音開きタイプの自動ドアを抜けて建物の中に入り、入場券の券売機へ。
入場券は三種類ありました。本館券、羊蹄丸券、共通券。
ふむ。回るところは「本館」と「羊蹄丸」の二つがあって、好きに選べということですか。
まぁ時間も押し迫っているから本館だけで良いかな。ええと、閉館時間はPM5:00ですか。

オイラ「今何時ですか?」
珊瑚「えーと、4時です」


一 時 間 し か あ り ま せ ん 。


本館のチケットを買い、半ば駆け足気味に館内を巡るも、途中でタイムオーバー。
えーと、なんか船の模型とかエンジンの仕組みがどうとかいろいろありましたとさ。おしまい。



というわけで。

夕陽が眩しい時間になり、オイラたちはすぐそばの海岸まで来ていました。
潮の香りが鼻腔をくすぐり非常に心地よい気分です。少々風が強いですが。

さすがにこの時間になってしまえばもう大抵の施設は閉まってしまうでしょう。
そこで知恵を絞った結果、ここからお台場の駅まで歩いて戻ることにしました。
いわば夕暮れの散歩というやつです。
昨日あれだけ痛んでいた足も、さすがシップと薬とサポーターのおかげで全く痛みを感じません。


長閑に響く潮騒。

長く伸びる人影。

走りまわる子供。

周囲を行き交うカップルたち。

そしてその中を歩きながら…



オイラ「海ですねー」
珊瑚「海ですね」
オイラ「まだこの時期じゃ水冷たいでしょうね」
珊瑚「あーそうでしょうね」
オイラ「その辺に死体浮かんでいそうですね」
珊瑚「なんでですか」
オイラ「ほら、あの柵のそばにきちんとそろえられた靴があったりして」
珊瑚「いやだぁぁぁ」
オイラ「あ、あそこからそのまま歩いて海に入れますよ。どうですか珊瑚さん
珊瑚「どうですかって何」
オイラ「このままずぶずぶと」
珊瑚「なんで!」
オイラ「入水自殺」
珊瑚「……」
オイラ「入水自殺」
珊瑚「…チャイナで入水自殺ですか?」
オイラ「チャ、チャイナ?」
珊瑚「裏地にはのっぽ ゴン太郎の名前刺繍つきで」
オイラ「えー。オイラなんですか」
珊瑚「はい」
オイラ「いや、実はそれ犯人が施した偽装工作なんですよ」
珊瑚「え」
オイラ「オイラに罪を着せようという陰謀に違いない」
珊瑚「あははは」
オイラ「しかし見事なくらいカップルばかりですねー」
珊瑚「そうですね」
オイラ「あー突き落としたい」
珊瑚「なんでですか!」
オイラ「そんな中であそこの人みたいに女性一人で体育座りしているとなんかすっごく意味深ですよね」
珊瑚「はあ」
オイラ「なんでしょうね。やっぱり今からきちんと靴そろえるんでしょうか」

珊瑚「どうしてもそっちなんですか」


雰囲気台無しな会話を繰り広げる人間が二人。



しばらくボーッと入日を眺めていましたが、少々肌寒くなってきたので、お台場駅のすぐ近くにあるAqua Cityに入りました。
若者向けのいろいろな店が乱立するそのショッピングモール内をしばらく散策。
手塚治虫グッズ店の一角に何故かスターウォーズものやバンドのKISSグッズが置かれていたのが謎。

そうしてそろそろ晩御飯をどこかで食べなきゃなぁとぶらぶらしていた、まさにその時。


オイラは。


オイラたちは。


遭遇してしまったのです。


これは神のお導きか。

偶然か。



それとも…必然か。




メイド喫茶分析シリーズ 外伝2「Anna Miller's アクアシティお台場店

[店舗プロフィール]
2000年4月オープン。
今までのアンナミラーズとはコンセプトを変え、チャイニーズ・メキシカン・イタリアンなどを取り入れたオリジナルディナーを提供。
特に夜は窓際の席にて、海・対岸の建物群・そしてレインボーブリッジを一望する絶景の夜景が堪能できる。


こんなところにまで出店していたとはついぞ知りませんでした。
というわけで急遽レポートです。

えー現在夜の7時過ぎ。
他の店では大体こういう時間帯というともう閑散としてお客自体が少なくなり、そろそろ閉店に向けてのんびりムードといったところなのでしょうが、むしろこちらは夜景が売りということもあって今が本番なのかもしれません。
しかし、それでも少々お客が少ないように感じました。平日だからでしょうか。


入店すると、いきなり喫茶か食事かを質問されます。
これはこの後あてがわれる座席に関係していて、窓際に座れるのは食事を取る人だけのようです。
もともと食事するつもりでしたし、せっかくだから夜景を見ながらにしようということで窓際へ。

店内は薄暗くムーディーな雰囲気を演出してあり、大人用デートスポットとして機能しているのかもしれません。
ざっと見渡してホールにいるスタッフは女性二人に男性二人。
ですが、男性スタッフはぴしっとしたボーイの恰好をしており、女性スタッフも例のアンミラ制服に身を包んでいるのは一人だけ。
もう一人の女性はまさしく「ホールスタッフ」といったシックな服装でした。

ちなみにアンミラ制服の方は赤でした。(形状は前ページ参照)
この方の最大のポイントは「眼鏡っ娘」であったことでしょうか。
元気いっぱいな衣服を着こみながら文学系の象徴たる眼鏡をかける、そのアンバランスさが程よい魅力を見せ付けてくれています。


えーと、最後に食事の方ですが。





今回の旅で最高額の支払いを請求されました。



オイラ今回、メイド喫茶だけで散財しそうなヨカーン。



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