エピローグ
以上が会談の全貌である。
敵は密かに、しかし確実に我々に迫っている。
そんな世界を救うべく、
彼らは今日もどこかで戦いつづけているのである。
最後に、二人から会談を振り返ってのコメントを入手したので
それをもって今回のレポートを締めたいと思う。
HERO「私だけでしょうか。 そもそも広告としての役割を 果たしていないと思うのは」 |
のっぽ「つかあれを読んで 買おうと思う人間がいるのか そこが知りたい」 |
:
:
そして
件の会談から3ヶ月近く経った2004年初頭。
年始で再び地球に帰還したHEROは
驚くべき事実を報告したのである。
HERO「ちょっとこれを見てくれ」
のっぽ「ん? あれ、こないだの広告じゃん」
HERO「そう。ただ、これはあの後
11月の半ば頃に購入した本に載っていたものだ」
のっぽ「お前はエロ本を定期購読しとるのか」
HERO「そんなことはどうでもいいわい」
のっぽ「で、これがどうしたの?」
HERO「実はこれ、前のと1箇所だけ違っているところがある」
のっぽ「え」
HERO「よく見てみ」
のっぽ「んー…!!
こ……これは!!!」
のっぽ「2003年12月25日になってるー!!」
HERO「2003年12月25日になってるー!!」
のっぽ「一年進んでる!」
HERO「そういうことだ!
つまり、こいつは一年ごとにこの項目だけ更新してるんだよ!」
のっぽ「な、なんだってー!」
HERO「ていうか!」
のっぽ「それでもやっぱり既に過ぎてるんですけどー!」
HERO「それでもやっぱり既に過ぎてるんですけどー!」
彼らの戦いは、終わらない。