2024年2月1日(木)   残弾












 さて、困ったぞ、と。

2024年2月2日(金)   節分

 会社帰り、北新地の街を歩いていると突然銅鑼の音が鳴り響きました。
 え、何、ストリートファイト!?とびっくりして辺りを見渡すと、中華風の鬼っぽい格好をした男を含む団体とすれ違う。そしてオイラは思うわけです。あー。節分かぁ。

 節分、
 まぁ別に恵方巻をどっち向いて食おうが、鰯の頭をありがたがろうが、どっちでもいいんですけど、オイラが唯一我慢しなければならないのは豆のことです。

 節分の日には歳の数だけ豆を食う、という習慣がありますよね。
 けどオイラは、こう思ってしまうのです。


 普段から日常的に、小腹が空いた時の非常食として節分の煎り豆をポリポリ食べてたりするんですけど、節分の当日だけは歳の数までしか食えないのつらー。


 …って。

2024年2月3日(土)   福

 スーパーで見かける節分の豆、おまけで鬼のお面がついているのは「鬼は外」のタゲ役がつけるだろうから分かるんだけど、おかめのお面は用途が分からない。

 おかめって「福」の方の象徴ですよね。
 てことは、豆を投げる役じゃないし、豆を投げられる役でもない。

 あえて言うなら、豆を投げる役が豆を投げられる役に対して豆をぶつけている横を「へぇ、ではあっしは中に入らせて頂きやすんでそっちはそっちで宜しくやっといてくだせぇ。御免なすって」て感じで空気をチョップしながら家の中に入っていく役と言いますか。しかもおかめのお面で。鬼より逆にそっちの方が不審者くさい。

2024年2月4日(日)   アニメDVD感想メモ 1

 ここしばらくでダダダッと借りたDVDの感想をメモります。
 ややネタバレの気はあるので注意。


■劇場版 名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)

 イージス艦見学ツアーに参加したら、殺人事件が起こったり某国のスパイが潜り込んでたりしました、という話。
 映画コナンは基本的に、細かいところが無茶苦茶でもなんかとりあえず面白いことが保証されているので楽しく観させていただきました。

 序盤からいかにも「伏線です!」と言わんばかりの不自然な要素がぽろぽろ出てくるんで、これ後で回収するんだろなーと思ってたら本当にそのまま回収されて、なんと分かりやすい…視聴者フレンドリーや…いや馬鹿にされとるんちゃうか…みたいなことも考えましたがそもそも子供向け映画ですからね。分かりやすさは大事。

 スパイと互角に格闘で渡り合う蘭の人間兵器ぷりも相変わらずで最早ギャグだろという気がしないでもないですが、それはそうとこのスパイ頭悪すぎない?
 簡単にボロ晒すし、人質の子の扱いも雑だし、周囲に第三者が山ほどいる中で凶行に及ぼうとする(コナンに指摘されて初めて周りに人がいることに気づく)し、恐怖感の煽りのわりにお粗末さが目立ちました。

 ところで自衛官らがずっと「あの国のスパイ」って表現してて、そしてスパイが普通にアジア人顔で、あー候補が三つくらいに絞れたけどどの国だろうなー。ワカンナイナー。
 これもしアメリカの映画とかだったら、普通に「ロシア」とか「イラク」とか言っちゃってるだろうな。大人の事情コワイコワイ。


■劇場版 名探偵コナン 業火の向日葵

 ゴッホの名画「ひまわり」を巡り、怪盗キッドとキッドを騙る犯人とコナンたちがなんやかんや。
 以前テレビで放送されたのをちらっと見たことがあるんですが、全貌を観るのは多分初めてだと思います。映画コナンシリーズの中でもサブタイトルを変な読み方しない稀有な作品。

 んでまぁ面白いっちゃ面白いんですけど、とりあえず爆発させたり洪水ドバーしときゃ盛り上がるやろとか思ってません? 大丈夫? いや盛り上がるけどさ。
 ただこれ、犯人の動機及びやりたかったことを知ってから振り返ると、ほとんどの惨状が何らかのイレギュラー要素の介入により犯人の思った以上の大事になってしまったパターンばっかりなので、正直犯人に同情してしまいます。劇場版の犯人になってしまったのが運の尽きか。あとCVのせいで最初からすごく犯人臭かった。

 ところで一番違和感あったのは、園子なんですよ。
 なんでお前ずっと次郎吉の秘書みたいなことしてんの? なんで一緒にテレビにまで出てんの? お前そんなポジションだったっけ?
 あとテレビで施設の防犯装置や非常時動作を大々的に開示すな。不用心すぎる。


■魔女の宅急便

 言わずと知れたジブリ映画。13才になった魔女の娘キキが、黒猫のジジと一緒に新しい街へ移り住み、宅急便の仕事を始める話。
 もう何度も金曜ロードショーで流れているし、「ここでキキが足を滑らせる」と先読みできるくらい熟知しているんですけど、何回観ても見飽きないのはこの頃のジブリ映画の凄いところだと思います。

 それにしても、後から気づいたけどこれ、キキが高山みなみでトンボが山口勝平でしょ。コナンと新一じゃん。コナンの映画と連続で観たからすごく変な感じでした。
 あと先輩魔女役の小林優子、声若ぇー。


■映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

 南極で見つけた謎の腕輪の秘密を追って10万年前に行く話。
 ぶっちゃけこれ映画館へ観に行っていて、感想はその時書いたから省略しますけど、一点だけどうしても気になっていたことがあるので検証してみました。



 「ラーメン」「なっとう」「からあげ」「ケーキ」。
 なんでそんなイロモノなシロップばっかりなんだ。でも実は全部同じ味なんだろうなぁ。

2024年2月5日(月)   アニメDVD感想メモ 2

 雨の日の出勤、傘持って鞄下げて…とサーカス状態になりがちなので、試しにこないだ合羽を買っておいたんですよ。ダイソーの。行きだけで破れたね。いやせめて一日は持てよ。

 というわけで、DVD感想メモ昨日からの続きです。
 若干のネタバレあり注意。


■氷菓(実写映画)

 古典部を舞台に描かれる日常系ミステリー。の実写映画版。

 これ実は劇場へ観に行ったんだけど、悪くなかったのでDVD借りて再視聴しました。
 感想は上記リンク先でさんざ書いて、実際今も同じ感想なので省略。やっぱ実写は最後の絶叫のシーンが映える。


■転生したらスライムだった件 第2期

 なろう系の巨頭の一つ、通称転スラ。
 あらすじは…タイトルで分かるから要らんよね。

 漫画の方で先の展開を知っちゃってるのでストーリーに対する驚きはあんまりないんですが、どんどん増えていくキャラクターがそれぞれちゃんと格好いい見せ場を持っているので、「いよっ待ってました!」的な楽しみ方してたら全然飽きが来ませんでした。ゴブタ、超初期メンなのに出番が多いのはキャラとして動かしやすいんだろうなぁ。

 とにかく主人公サイドの能力が反則級だらけなので、正直強敵とのバトルになってもいまいち緊張感がないのは良いことなのか悪いことなのか。これの視聴者層は無双する快感を求めてるんだろうからこれで良いんでしょうね。逆に作者はピンチを演出するのにすごく苦労してるんじゃないかと邪推。
 まぁ、名前センスの厨二っぽさにさえ耐えられれば面白い話だと思います。

 あー、そういえば第1期ってすっごい駆け足で駆け抜けたイメージがあったんですけど、今期は魔王覚醒編と八星輝翔編をじっくり描いたおかげで落ち着いて観れた気がします。


■Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd Season

 突如異世界に迷い込んでしまったナツキ・スバルが、その時に得た市に戻りの能力を駆使してバッドエンドを回避するため奮闘するお話。の第二期。原作は読んでないので内容初見。

 今期はまるまる『永遠の契約』編だったので、丁寧に描かれていて見応えがありました。
 王選における味方陣営に関してはあらかた謎が解けた感じなのかな。まさか七つの大罪の魔女がこんなにあっさり全員出てくるとは思わなかったからびっくりした。そしてそれ以外にも魔女がいてさらにびっくりした。七人じゃなかったんかい。
 あとガーフィールが完全に一方通行(アクセラレータ)さんでした。

 第一期でもう散々スバルは精神的に落ちるとこまで一度落ちてるので、まぁ多少の挫折はありましたけど基本的にスバル自身のメンタルはつよつよになっていると言いますか、結構安心して観ていられました。一期の自暴自棄スバルはさすがに観ていて辛かったからなぁ。

 第三期アニメってもう出てるんでしたっけ。
 続き見たいけど、あのTSUTAYAには置いてなかったなぁ。ぐぬぬ。


■STEINS;GATE

 偶然開発したタイムマシンによって引き起こされた悲劇を回避するため、世界線を移動しながら奮闘する話。
 なんか観てて違和感があったけど、原作はゲームなんですね。なるほど。ていうくらい予備知識なしで観始めました。

 神作品神作品と名高い本作ですが、確かに分かる気がする。
 なんというか物語の展開と演出が上手い。動と静、緊張と緩和、上げて落とすみたいな展開をごく自然にぶち込んできて、視聴者のメンタルを操作しにかかってるなーと感じました。

 そんでやっぱ一番のポイントは、ファンが絶賛する終盤の怒涛の伏線改修。2クールかけて溜めに溜めた伏線をどーんと解放すんの、そりゃ破壊力高いですよね。
 ただその副作用で、序盤が退屈に感じてしまうのは難点。これ商業的には難しい構成だろうなぁ。実際ググってみるとリアルタイムでは一話切りしてしまい、後から評判を聞いて観返してファンになりましたって人が結構見つかりました。ですよね。気持ちは分かる。だって伏線だらけで訳が分からないってだけでなく、主要登場人物の大半が喋り方おかしくて全然感情移入できないもんな。

 あと個人的に「おっ」と思ったのはタイムトラベルの概念について。
 バック・トゥ・ザ・フューチャーを始めとするタイムトラベルものが好きな人は、タイムトラベルとはどういうものか、手段は、タイムパラドックスの解決方法は、みたいなことをいろいろ考えたことがあると思うんです。

 で、結論としてはいくつかのパターンに分かれます。
 自身が肉体ごと別の時代へ移動できるタイムトラベルか、自身の精神だけが過去に戻るタイムリープか。
 パラレルワールドになるのか、完全に歴史が改変されてしまうのか、もしくは歴史はどうあがいても変わらないのか。
 で、そのどれかの考え方に沿って紡がれていくのが大抵のSFでした。

 シュタゲ、全部の概念を共存させてしまいました。
 一本の作品の中で、どれも可能とする理論に仕上げたのはすごい。

 ところで作中では『Dメール』と名付けたメールを過去に送るということを何度も行っているのですが、「10年前にメールを送る」と言われた時オイラは「え、その時代メールってあったっけ?」と思ってしまいました。
 オイラの感覚では10年前ってすごく昔な認識だったんですけど、物語の舞台は2010年だそうなので、10年前なら2000年。オイラがこのサイトを開設した一年後くらいということになります。あるね、メール。あー、オイラもすっかり古い人間だなー! 十年一昔だなー!


 以上です。

2024年2月6日(火)   。

 こないだネットニュースで↓の記事を見かけまして。

LINEで句点「。」は誤解を招く… “マルハラスメント”とは? 若者世代「冷たい、怒ってる、冷めてる、もう会話が終了という意図なのかなと」

 いやいや、もともとは文字数制限や省力化のために句読点を省略してただけやろと。
 それに慣れ過ぎて、それが当たり前になり過ぎて、正しい表記に違和感を覚えるようになってしまっただけやろと。
 別にプライベートのやりとりで省略しようが変な表記しようがそれは勝手だけど、そっちを当たり前にするのは傲慢すぎるやろと。

 まぁ大抵の大人はそういう感想を抱くと思うのですが、いやでもちょっと待てよ。

 例えば年賀状の新年のあいさつ文などは、句読点をつけずに書くじゃないですか。
 他にも漫画のセリフなどでは句読点を書かないケースも多いですよね。(これは出版社によるらしい)

 そもそも句読点が現れたのって明治時代からで、それ以前の日本語にはそんな記号使われていなかったんですよ。公式に句読点のルールが定められたのは明治39年・文部省大臣官房圖書課の「句読法案(句読点法案)」なんだそうで。近代以降のルールなわけです。

 句読点はあくまで「文章を整え、読みやすくするための記号」ですので、いわば親切でつけられているものです。なので本来はなくても別にいいんです。
 強迫観念を覚えるまで行くのはちょっと考えすぎだろとは思いますが、逆に「句読点をつけないなんてけしからん」というのもちょっと違うわけですね。あってもなくても別に間違いではないので。そこんとこ履き違えないようにしたいものです。


 ところで、たまに、やたらと、読点を、打つ人が、いますよね。(←こんな風に)
 あれは何なんだろう。もはや読点の意味を失くしているというか、邪魔ですらあると思うんですけど。

2024年2月7日(水)   手のひらを太陽に

 童謡の『手のひらを太陽に』、タイトルを『ぼくらはみんな生きている』だと勘違いされがちなこの曲ですが、歌詞を見ると1番・2番・3番ともに最後はこういう歌詞になっています。


[生物名]だって [生物名]だって [生物名]だって 
 みんなみんな 生きているんだ 友達なんだ


 ここにあてはまる生物、昔からなんでそのチョイスなんだよって思ってたんですよね。

 1番は、ミミズ、オケラ、アメンボ。
 2番は、トンボ、カエル、ミツバチ。
 3番は、スズメ、イナゴ、カゲロウ。

 生物学上の分類で統計を取るとこうなります。

 鳥類 … 1種
 両生類 … 1種
 昆虫 … 6種
 環形動物 … 1種

 昆虫多すぎだろ。
 9種類のうち、脊椎動物が2種しかいない。マジでなんでそのチョイスなんだ。


 あと、お前から見たら全員友達なのかもしれないけど、カエルやスズメから見たら他の大半のメンバーは餌だぞ。

2024年2月8日(木)   半分

 たまーに「酒を知らないなんて人生の半分損してる」みたいなロジックを言ってくる人っているじゃないですか。

 いつも思うんですよね。
 「人生の半分を酒で占められてるお前の方がいろいろ損してるよ」って。

2024年2月9日(金)   蟹RTA

 今日の夕飯は、蟹まるごと一杯でした。

 そして今日の蟹RTAの結果は、98分でした。

 もちろん無言でした。

2024年2月10日(土)   食物連鎖

食人族「人肉うめぇムシャムシャ」


一般人「人間を食べるなんて、なんて野蛮な! 和牛ステーキうめぇムシャムシャ」


ヴィーガン「動物の肉を食べるなんて、なんて酷い! 野菜美味しいムシャムシャ」


植物学者「植物だって生きてるんですよ! サプリパクパク」


仙人「その薬を作るのにも数多くの犠牲を払っておるのじゃぞ! 霞ウマー」


食人族「何食っても誰かの迷惑になってしまう人間を食うのが一番世界に優しいのでは」

2024年2月11日(日)   あいうえお作文

*「あいうえお作文、作りました」

$「はい」

*「いいえ、青い王追い、追々会う。えいえいおー」

$「そういうことじゃない」

2024年2月12日(月)   今日のタスク

(1) スーパーやドラッグストアを巡って、会社用の諸々を買い足す。
 ・森永チョコボール(会社での間食用)(8箱)
 ・味噌汁のもと(会社での昼食用)
 ・野菜ジュース(会社での夕食用)
(2) 実家に電話する。
(3) ラウワンに行ってDDRの特訓をする。
(4) その道中ひたすらドラクエウォークをする。

 そんな一日だったんですけど、家帰ってきてからなんかやたらオナラが出ます。なんでだろう。しかも臭い。

2024年2月13日(火)   秋アニメ感想

 先日、2023年秋アニメの『豚のレバーは加熱しろ』の最終回がようやく配信されたので、今更ですけど秋アニメの感想書きます。本当今更だよ。


■シャングリラ・フロンティア

 クソゲーをこよなく愛する主人公が、文句なしの神ゲーと評されるフルダイブ型VRゲーム『シャングリラ・フロンティア』をプレイする話。今も2クール目突入で放映中。

 どっかのコメント見てると厳しい意見も多いですけど、オイラはこれアニメ化としては文句なしの出来だと思います。この話で一番大事なアクションシーンが本当迫力あるし、静と動をちゃんと抑えていて話のテンポも良い。
 漫画の方も読んでるので先の展開はある程度知っているんですが、ぶっちゃけストーリーはあんまり重要じゃなくて、結局のところ魅力の九割はバトルアクションだと思うんですよね。そういう意味で100点満点。

 まぁあえて気になるところと言うと、出番の少ないヒロイン枠のサイガ-0をなんとかレギュラーで登場させようとしているのが、ちょっと無理あって苦労を偲ばされるかなってくらい。


■聖女の魔力は万能です Season2

 聖女として異世界に召喚されたけどなんか二人転移しちゃって、王子が若い方を勝手に聖女認定して無視したので好きにさせてもらうことに…みたいな感じで始まったけど、その辺はSeason1で大方解決しちゃったんで、Season2はほぼ主人公と騎士団長の単なるラブストーリーでした。

 悪人と言える人物がほぼ登場しないので、安心して観ていられます。地味だけど。
 作画も丁寧だし、良作だと思いました。地味だけど。
 話の地味さを聖女の能力による光の演出の綺麗さでごまかされてる感じ。そう、綺麗なんよな。全体的に上品で綺麗。地味だけど。


■ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜

 傍若無人だったティアムーン帝国皇女が、民衆の革命でギロチンにかけられた後、謎のタイムリープで子供の頃に戻ったためギロチン回避に向けて歴史を改変しようとする話。
 皇女本人はあくまで自己保身のために行動してるにも拘わらず、周囲が勝手に彼女を叡智に長けた人物と勘違いし、結果としてなんやかんか全部良い方向に行ってしまうというところが面白い。

 原作を知っているとめちゃくちゃ話を端折っているのが分かるんですけど、この話に限ってはそのスピード感がむしろ良い感じに作用したように感じました。大抵は「あのシーンを端折られて残念」って評価を受けるもんなんですけどねそういうのって。上手く噛み合ったな。
 作画も綺麗だったので、漫画版読んで好きだったオイラも満足。


■君のことが大大大大大好きな100人の彼女

 良い人なのにずっと彼女の出来なかった主人公に、神様のうっかりで運命の人が100人できてしまう話。作品を評してよく言われるのが、ラブコメの皮をかぶった『ボボボーボ・ボーボボ』。作画は異常なくらい綺麗。

 テーマ的にいわゆるハーレムものであるにも拘らず、主人公の愛城恋太郎に対し視聴者が嫌悪感を覚えないのがある意味凄い。
 ハーレムものの主人公って大体優柔不断だったり、やれやれ系だったり、意思がなくて周囲に流されるだけだったり、ヤるだけヤってデキたら堕ろすよう促したり(伊藤誠)、そんな感じですけど、恋太郎は違う。誠実さの塊。全員平等にかつ真剣に愛する。そのせいで4人目あたりから人間を辞めたと言われるくらい超人じみてくるんですが、まぁそんな人物なので好感を持たれるんでしょうね。

 ギャグアニメとしても面白いし、感動的なシーンはちゃんと感動できるし、まぁその辺は原作が秀逸だからですけど、アニメ化としてもすごく良い出来でした。
 例えば彼女の一人である好本静は喋ることが苦手なため、会話のほとんどがスマホの読み上げアプリを使うという設定なんでアニメ化したらどうなるんだろうと思っていたんですが、声優さんが本当にアプリっぽく喋っていて凄いなと思いました。さすがにプロやね。

 第10話と第11話は本当に色んな意味で見事すぎて、Youtubeでいろんな人の同時視聴リアクション動画と一緒に何度も観てしまった。「金持ちの○○」シリーズ、地味に好き。


■豚のレバーは加熱しろ

 豚のレバーを生で食って食中毒で倒れたら、異世界の豚になりました、というお話。意味が分からないという顔をしてるだろ今。

 異世界ものとしてはかなり独特で重い世界観と物語だと思うんですけど、豚の語りのおかげで緩い雰囲気を保ってる作品なんでよねこれ。それがアニメでどんな感じになるか興味があったんですが、もう本当に声優さん凄いなとしか言いようがなかった。完全に彼の世界へ引きずり込まれた感じでした。さすがにプロ(本日二回目)。

 なんだけど。

 一方で全体の出来としてはちょっと、いや結構微妙でした。
 まず作画が微妙。動画も微妙。おかげで物語のテンポも微妙。正確に言うと、一話時点では若干不安を感じる及第点、そこからだんだん怪しいシーンが増えてきて、一週お休みを挟んだ9話あたりが微妙さMAXって感じ。休みを挟んだ理由もクオリティを上げるためって話だったから、よっぽど出来が酷くて修正に時間を取られたんでしょうか。

 結局その一週休みが祟って最終回の放送枠が取れず、2月に入ってやっと放送・配信出来たって流れで、つい先日やっとオイラも最終回を観ることができたわけです。うーん、制作と進行に難があったんかな。
 この話、最終回以降の展開の方が面白そうなだけに、この微妙な感じのせいで二期が作られなくなったら非常に勿体ないなぁと思いました。

 あと個人的に贅沢を言うなら、第二話のDDRネタはもっとガチに作ってほしかった。


 以上です。

2024年2月14日(水)   V

 今日は突発的に客先へ行くことになったりして、べらぼーに疲れましたしべらぼーに眠い。


 街中で「バレンタインジャンボ宝くじ」の販売所を見かけたんですが、とりあえず季節のイベントをなんでもかんでも冠してギャンブル推奨するのやめません? 聖バレンティーヌス様に謝れ。

2024年2月15日(木)   羊羹

 ちなみにバレンタインデー、妻さんからはチョコレート羊羹を頂きました。
 一個食べてみたけど、チョコレート味の羊羹という予想を裏切ってチョコレートと羊羹の中間みたいな味だったのでちょっと意表を突かれました。

 ググってみたらチョコレート羊羹って結構いろんなところが出してるし、個人で作るレシピもあるみたいですね。
 あーでも考えてみたら、ういろうとかでもチョコレート味普通にあるし、ありと言えばありなのか。もういっそいろんなコラボ羊羹作っちゃいなよ、ゆー。