最終章 お兄ちゃんとそれぞれの旅立ち


1月1日午前7時。


初日の出も拝み、全ての行程を追えたオフの面々。
全員が何かを成し遂げたような満足な表情で、喫茶店にて朝食をとりました。
各自トーストや米などを食べる中、一人だけ金粉入りコーヒーとパフェをほおばる咲人さん


そしていよいよ。
いよいよ別れのときが近づきました。
鳥羽駅のコンコースで別れを惜しむ一同。

ああ、咲人さんがネ妹である麗士さんと熱い抱擁を交わしています。
感動的ですね。
心なしかチョークスリーパーに見えなくもないですが気のせいでしょう。


はるか遠方から来たゆつきさん麗士さん、そして土着民である咲人さんとはここ鳥羽駅でお別れ。
咲村さんとは途中まで帰宅路が同じなので、途中の駅まで一緒の電車に乗りました。
皆様お疲れ様でした。


咲人さんの言うところでは榊原温泉口駅には大きな金色の観音像があるとのこと。
行きしなは頑張って寝ようと必死こいていたため気づきませんでしたが、帰りにはしっかりとチェック。
朝日に映える大観音像をばっちり拝んでおきました。
今回の旅を締めくくるにふさわしい、実に神々しいお顔をしておいででした。ありがたやありがたや。

ただ、他にも周囲にいろんな巨大像があったんですが。あそこ一体何。





―無事帰宅したオイラは、あれほど眠かったのにも関わらず既に寝る気になれませんでした。
旅の興奮がそうさせるのでしょうか。


実に楽しい旅でした。


果たせなかった夢、ラッコ製氷皿。
しかし、それはそれで良いのかもしれません。
美しい夢は、美しい夢のままで。(でもラッコ製氷皿)

美味しかった赤福。
こちらは夢が果たせました。
お腹いっぱい食べることが出来ました。
あ、最後に鳥羽駅で買って食べながら帰って来れば良かったな。(まだ食うか)


そしてオフで出会った人たち。

今回の旅で強く感じました。
ホームページを作っているのは、やはり人間であると。
ネットで話している人たちはやはりみんな一人一人の人間であると。

顔の見えない世界では文字面だけの繋がりです。
そこでは個人のイメージや先入観、そして願望が交錯し、妙な偶像を作り出してしまうことがある。
偶像にとらわれた人間は、その存在しない空虚な世界観の中で、滑稽な葛藤にはまる。

四角い画面を見ているとそんな世界に囚われそうになります。
しかし、実際は全て人間。
人の手で作られ、人の意思を伝え、そして人と人との繋がりを作っていく。
ネットというのはそういうものであると強く認識し


咲人さん「じゃ、次は夏に「赤福氷」を食べる赤福オフということで」

オイラ「望むところです!」




ネットも何も、所詮赤福には適いません。

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