2023年9月1日(金)   トイレの考察


 小学生にとって「うんこ」という概念は、存在自体が興味深く、言葉として発するだけで面白いものでした。
 人類にとって身近であり生活と切り離せないにもかかわらず皆が揃って忌避する、「うんこ」はそういうマジックワードでありマジックマテリアルだったのです。

 そんな「うんこ」ですから、学校のトイレで男子が個室に入ったりすると「うんこマン」などとあだ名をつけられたりします。
 女子は大も小も個室ですが、男子はうんこの時にしか個室を使わないため、個室を利用したか否かが「うんこマン」の分かれ目になるんですね。

 それ故男子は学校ではうんこをせず、家に帰ってからうんこをするようになります。
 従って学校の男子トイレの個室はよほどの緊急事態に陥った生徒しか使用しないため、使用頻度が非常に少なく馴染みが薄い。要するに女子しか個室を常用しないのです。


 以上が、トイレの個室に現れるお化けがなぜ「トイレの花子さん」という女子の幽霊になったのかの推察です。ご査収ください。


P.S.
 男子のお化けだと女子トイレに入れなくなってしまうからという説もあります。
 (女子が男子トイレに入るケースは時々ある。(例)女子トイレが混雑している時のおばちゃんとか)

2023年9月2日(土)   人類総能力者社会


「超能力っていいよなー。俺も使えるようになりたいわ」

「……ごめん、今まで黙ってたんだけど僕、能力者なんだ。」

「まじで!?」

「というか、世界中の全人類がみんな能力者なんだと思う」

「全人類!?」

「うん。でも誰もそのことに気付いていないだけなんだ」

「いやいやいや。さすがにそれはあり得なくない?」

「どうしてだい」

「全人類が何億人いると思ってるんだ。さすがに誰か気付くだろ」

「気付かないのには理由があるよ」

「理由?」

「うん。僕が見た限り、全員メタ能力なんだ」

「メタ能力?」

「そう、他人の能力に干渉する能力のこと。
 例えば、他人の能力を打ち消すとか、他人の能力をコピーするとか」

「えっ。そんなの漫画とかじゃ主人公級のチート能力じゃん」

「うん、漫画ならね。でも現実には誰も気付きさえしていない」

「なんで?」

「分かりやすい能力者がいないからだよ。
 炎を出す能力者みたいなのが一人でもいれば話は違ったんだろうけど」

「んん? どういうことだ?」

「コピーするにしても打ち消すにしても、能力があることを知らないと何にもできないでしょ。
 仮に能力が発動したとしても、その結果を確認できないし」

「あっ、確かに」

「だから自分にそんな能力があることも分からない。
 それが全員に当てはまるから、誰も超能力の存在に気づけない」

「悪循環だな」

「観測できないものは存在しないのと同じなんだよね」

「…ん? じゃどうしてお前はそのことを知ってるんだ?」

「あぁ、それは僕の能力が"他人の能力を見る能力"だからだよ」

「あー鑑定能力ってやつか。なるほど、確かにそれもメタ能力だな」

「人混みとか眺めてると、メタ能力同士が反応しあって無意味に変化する様子が見えるよ」

「え、何それ面白そう。どんなの?」

「んー、例えば"他人と能力を入れ替える能力"がどんどんリレーされていくのとか」


 (例)
 A(入替能力)⇔B(××能力) C(△△能力) D(□□能力)
   ↓
 A(××能力) B(入替能力)⇔C(△△能力) D(□□能力)
   ↓
 A(××能力) B(△△能力) C(入替能力)⇔D(□□能力)
   ↓
 A(××能力) B(△△能力) C(□□能力) D(入替能力)


「他の人の能力が順番にずらされていくの、巻き込まれた人はめっちゃ迷惑だな」

「"他人の能力を○倍にする能力"の人たちがたまたま集まっちゃって、
 数字がどんどんインフレしていくのとか」


 (例)
 A(2倍能力) B(3倍能力)
   ↓A:2×3=6
 A(6倍能力) B(3倍能力)
   ↓B:6×3=18
 A(6倍能力) B(18倍能力)
   ↓A:6×18=108
 A(108倍能力) B(18倍能力)
   ↓B:108×18=1944
 A(108倍能力) B(1944倍能力)


「これ最終的にとんでもない数になるんじゃないか」

「"他人の能力を一時的に反転させる能力"と"異性の能力のみ相殺する能力"が
 干渉しあってお互いON/OFFを繰り返すのとか」


 (例)
 ♂A(反転能力) ♂B(異性能力相殺)
   ↓A⇒B:反転
 ♂A(反転能力) ♂B(同性能力相殺)
   ↓B⇒A:相殺
 ♂A(××××) ♂B(同性能力相殺)
   ↓A⇒B:反転解除
 ♂A(××××) ♂B(異性能力相殺)
   ↓B⇒A:相殺解除
 ♂A(反転能力) ♂B(異性能力相殺)
   :
  ※=最初の状態に戻ったため以下繰り返し


「無限ループ怖い」

「"相手を自分の能力で上書きする能力"の人が"能力を反射して返す能力"の人に反射されて、
 延々と自分の能力を上書きし続けるのとか」


 (例)
 A(上書能力) B(反射能力)
   ↓A>B上書
   ↓A<B反射
 A(上書能力)[NEW!] B(反射能力)
   ↓A>B上書
   ↓A<B反射
 A(上書能力)[NEW!] B(反射能力)
   :


「虚しすぎる」

「まぁ全員メタ能力なせいで、実害は一切ないんだけどね」

「まじか。俺たちに見えないだけで、裏じゃそんなことになっていたとは」

「そう。だから君も、実は既に能力者なんだよ」

「そうだったのか…… ちなみに俺の能力は何?」

「"全世界の人の能力をランダムなメタ能力にする能力"」

「俺が原因じゃん」

2023年9月3日(日)   二種類


 世の中には二種類の人間がいます。
 初めて行くラーメン屋でラーメンを頼んだ時、胡椒や七味等で好みの味に調整する人と、出されたままの味を堪能する人です。そしてオイラは後者です。

 ただこの話、ラーメンだけのことじゃなくて割とあらゆる局面に関わってくると思うんですよね。
 アニメ観る時とか。勉強する時とか。人付き合いとか。
 大事なのは、どっちが良いとかどっちが正しいとかではなく、「自分とは違ってそういう人間もいるんだ」ということを理解して許容することです。「多様性」という言葉はあまり好きではありませんが、多様性の根本ですね。

 なんかふわっとしたことしか言っていませんが、それは詳細に語るといろいろ軋轢を生みそうな話題だからです。
 じゃあ書くなって話ですが、触れたい気分の時もあるのよ。流せ流せ。オチを言うなら、このサイトを見る時は後者の心持ちで見ていただけるとありがたい。

2023年9月4日(月)   弱点


 今年の夏は8月まるまる30度以上という灼熱地獄だったようで、最近のオイラは風呂入る前にペットボトルに水を冷凍庫に入れて、半分凍らせたものを深夜作業のお供にしています。
 ジュースとかじゃなく水。夜は味の薄いものが飲みたい。お茶でもまだ甘い。

 で。

 我が家の御猫様にゃむが餌くれ餌くれと絡んでくるので、そのヒエッヒエのペットボトルを鼻先にチョンとやったところ、猫のくせに脱兎のごとく逃げ出してソファの下に隠れてしまいました。


 にゃむの弱点をゲットだぜ。

2023年9月5日(火)   代入


 「時は金なり」という言葉があります。
 「時間はお金と同様に貴重なものだから、決して無駄にしてはいけない」という意味の有名な格言ですね。
 この言葉を、式で表すとこうなります。

 時 = 金

 この定義式を、いろいろなものに当てはめてみましょう。


 『時をかける少女』という作品があります。
 元は筒井康隆によるSF小説であり、1983年に大林宣彦監督の手でつくられた実写映画や、2006年の細田守監督によるアニメ映画なども話題になりました。
 このタイトルに先ほどの定義式を代入するとこうなります。

 『金をかける少女』

 何という事でしょう。ギャンブル狂の少女が出来上がってしまいました。
 浪費癖の少女、という意味にも取れなくはないですが、その場合はむしろ『金がかかる少女』と呼んだ方がしっくりくるので、やはりここは『金を賭ける少女』と捉えるべきかと判断いたします。


 『時の流れに身をまかせ』という楽曲があります。
 往年のヒット歌手テレサ・テンによる16作目のシングル曲であり、日本有線大賞および全日本有線放送大賞で3年連続のグランプリを獲得するという偉業を成し遂げた大ヒットソングですね。
 このタイトルに先ほどの定義式を代入するとこうなります。

 『金の流れに身をまかせ』

 何という事でしょう。デイトレーダーの蘊蓄みたいになってしまいました。
 恐らく彼女は金の流れを読み、その流れに身を任せることで利益を得ようとしたのでしょう。果たしてそれが吉と出たのか凶と出たのか。どっちの展開もあり得るから怖い。


 『時そば』という落語のお話があります。
 口の上手い男がそばの値段をごまかし、それを見て真似した男が逆に多く支払ってしまうという噺です。
 このタイトルに先ほどの定義式を代入してみましょう。

 『金そば』

 「金つば」のパクリ商品か。

2023年9月6日(水)   合言葉


A「何奴!」

B「敵ではない。言伝を届けに来た」

A「よし、合言葉を言え」

B「分かった」

A「山!」

B「川!」

C「豊!」

A「よし、通れ」

B「ちょっと待て。今の誰だ」

2023年9月7日(木)   柿の種


 ドラッグストアで柿の種を見かけて、以前から疑問だった名前の由来について考えてみました。

 いやだって、いわゆる「柿の種」って全然柿の種に見えないじゃないですか。
 柿の種ってこう、もっと楕円形で大きくて、足のないゴ●●●みたいな形じゃないですか。ごめんなさい例えが酷過ぎました。

 だから、「柿の種」の語源は柿の種の形ではなく、別の意味だと睨んだわけですよ。
 一番しっくりくるのは、「柿色の種」という説です。柿自体の種ではなく、あくまで柿要素は色。そして何かの種っぽい形。これならいろいと納得行きます。

 Wikipediaで調べてみました。

 「柿の種」という商品名は、とある取引先の主人の「こんな歪んだ小判型はない。形は柿の種に似ている」という一言をヒントに名付けられたものである。
なお、一般的な柿の品種の種よりも縦に細長い形になっているのは、新潟県名産の「大河津」という甘柿の一種の種の形に由来している。

 知らんがな。

2023年9月8日(金)   赤とんぼの唄


 昨日の日記で「柿の種って足のないゴ●●●みたい」という下りを書きましたが、あれ元ネタがありまして、まぁご存じの方はご存知と思いますが、あのねのねが歌う『赤とんぼの唄』という曲の歌詞です。


 あのねのね 『赤とんぼの唄』 1973年 (Youtubeより)

 歌詞 (うたまっぷより)


 ここの歌詞で言う「あぶら虫」というのが、要するにゴ●●●の俗称です。「●」がうるさいので以下「G」と表記します。

 でも正直オイラはしっくり来てないんですよね。
 だって、赤とんぼとGって全然似てなくないですか。

 もちろんGにもいろんな種類がいますから、もしかしたら赤とんぼに似てる形のGが存在するのかもしれません。そう思ってGoogleで画像検索していろんなGの画像を見てみました。何だこの苦行。世界最大のGとか、それを手に乗せてる写真とかマジで勘弁してくれ。裏側を見せるな。足をアップにするな。
 結果、クロGの幼体やチャバネGは赤茶色をしているため赤とんぼと体色は似ていますが、形に関してはとても似ているとは思えませんでした。

 もう一つ可能性として、俗称ではなく本当に正式名称「アブラムシ」な昆虫がいます。カメムシ科アブラムシ上科に属する昆虫群の総称で、よく植物の葉っぱや茎にびっしりくっついていたりするやつです。
 こちらもいろいろな種類がいるので、Google画像検索で見てみました。だから何だこの苦行。集合体恐怖症の方は絶対に検索しないようにしてください。
 結果、タイワンヒゲナガアブラムシという種類が赤色で細長めの身体をしていたので、まぁギリ似てるかなという感じでした。こっちなら商品名の方の『柿の種』とも似てると言って差し支えないかもしれません。

 というわけで、この歌詞の「あぶら虫」はオイラの中では「タイワンヒゲナガアブラムシ」であるという結論になりました。てかもう虫の画像見たくない。


 ちなみに歌詞の後半に出てくる「アンネ」というのは、生理用品を製造していた昔の企業(後にライオンに吸収合併)の名前で、そこから転じて生理の俗称だそうです。だから、アンネがなければ赤ん坊ができちゃったって話になるんですね。

 それと最後、ググったらここだけ意味が分からないという方がいましたけど、むしろここが一番簡単だと思うんだけどな。
 「赤ん坊」に羽をつけたら「赤飛ん坊」になったってことでしょ。

2023年9月9日(土)   つかれた


 づーがーれ゛ーだー。
 づーーがーーれ゛ーーだーー。

 今日の用事は大きく分けて4つあったんですよ。

 1. 猫の爪とぎ(段ボール製)を買ってくる。
 2. EDION行って、グルメ抽選会の当選ナンバーを確認してくる。
 3. 皮膚科に行く。
 4. DDRで9/12締め切りのイベント解禁曲を解禁する。

 全部目的地の方角がバラッバラでしてな。
 朝イチから自転車を飛ばし、ペットボトルの水を頭からかぶり、走行距離20kmくらい入りまわった挙句、DDRで3000円くらい溶かしました。そりゃ疲れる。

 明日はゆっくり休みますわー。
 あー。おでこに貼った濡れティッシュが生命線だぁー。

2023年9月10日(日)   ドヤ顔


 先日、自転車で移動中。
 信号に引っかかって止まったら、先客で小学生低学年くらいの男の子が同じく自転車で信号待ちしていたんです。

 信号が変わったので走り出したんですけど、小学生の自転車の後ろをちんたら走ってもいられないので、立ち漕ぎでロケットスタートしてさっさと彼を追い抜き走りました。悪いなガキんちょ。大人には時間がないのだ。
 で、しばらく気楽に走っていたんですけれども。

 後ろから、猛烈な勢いでペダルを漕いでオイラを追い抜いていく小学生男子。

 子供用の自転車って本体だけでなく当然車輪も小さいじゃないですか。
 車輪が小さいと一回りペダル漕いだ時に進める距離も少なくなるわけで、それでスピードを出そうとしたら大人よりも数倍の速度でペダルを漕ぐ必要があるわけですよ。もう見るからに全力で漕いでるんですよ。

 そして追い抜き際、こっちを見てドヤ顔でニヤッと笑って走り抜けていく小学生男子。

 お前、あれか。オイラに抜かされたことでレーサー魂に火がついて抜き返そうと躍起になったクチか。可愛いか。
 しかしオイラもいい大人です。抜かされたからと言って対抗心を燃やして抜き返すだなんて、そんな大人げないことはしません。むしろ自転車の重心が左右にぐわんぐわんしていて危なっかしく、バランス崩して転倒しそうなので、安全のために少しだけ車間距離を開けて、後ろから温かい目で見守りながらついていきました。

 少し言い直しますね。
 一定の車間距離を保ったまま、後ろをついていきました。(最悪の煽り)

2023年9月11日(月)   コメント


 お仕事でツール改修の見積もりのために、プログラムのソースを調査していたら、中にこんなコメントが書いてあるのを見つけました。


 void m_interrpt;   // 「u」足りなくないですか?


 そんなくだらんコメント書いてる暇がったら関数ヘッダくらいつけろや。

2023年9月12日(火)   数が合わない


 うちの会社、PCを机の上に常設する場合はセキュリティワイヤーでデスクと繋いでおく規則なんですが、先日数台繋がれていないことが分かったんですよ。
 PCを新しい機種に取り換えた際、ロックの型が合わなくなったんでしょうね。デスクにはどこにも繋がっていないセキュリティーワイヤーも取り残されていました。その時にワイヤー申請しとけよって話です。

 なもんで、遅まきながらワイヤーの購入を申請し、二日ほどでそれが届いたんです。合計4本。
 繋がれていないPCを数えたら4台でしたので、これで全台規則をクリアすることになります。ミッションコンプリート。いい仕事をしたぜ。古いセキュリティーワイヤーは、また別の機種を調達した時に使うこともあるだろうし、外して確保しておくことにしましょう。

 古いセキュリティワイヤーが、5本取れました。どういうことだ。

2023年9月13日(水)   じゃんけん


 そういや、じゃんけんって日本独自のゲームなんですってね。
 そりゃまぁ由来を辿れば中国に行くんでしょうけど、今現在の主要なルールで確立させたのは日本だそうです。詳しくはWikipediaでも見てくれ。

 とすると、欧米ではじゃんけんが必要になる局面に遭遇したらどうするのかってのが気になるところで。
 やっぱりコイントスなんでしょうかね。あれはいかにも欧米文化って感じがします。コインが手元にない場合はどうするんだろう。石でも拾ってやるのかな。

 日本では志村けんが「最初はグー」を普及させましたけど、欧米ではないのかな。「最初は表」とかやらないのかな。

2023年9月14日(木)   じゃんけん続


 ハサミ > 紙 ⇒ わかる

 石 > ハサミ ⇒ わかる

 紙 > 石 ⇒ ???????????????

2023年9月15日(金)   夢の話


 詳細な流れは忘れてしまいましたが、「何者かの話を聞いているんだけどその内容が全く理解できない」という夢を見ました。
 立て板に水のごとくぺらぺらぺらぺら喋っているものの、意味の分からない単語が続出してきてちっとも内容が頭に入ってこないのです。そんな話を延々聞いているオイラ。さすがに限界を迎えます。


オイラ「アティリティってなんだよ!?」


 …とツッコんだところで目が覚めました。

 なお目が覚めてすぐにスマホで「アティリティ」を調べてみたんですが、そんな単語は存在しないようです。つづりにすると多分「atility」って感じだと思うけど、「utility」もしくは「ability」に誘導されました。

 ありそうでない単語を生み出してしまった。