さて、いろいろあってすっかり延び延びになっていましたTVアニメ版Kanonレビュ。
もうあと2時間ほどで第11話が始まるという時に10話のレビュを書こうとしていますこんにちは。
早速本題。
今回はオープニングのモノローグがなく、前回のラスト・真琴が祐一にじゃれついている様子を天野が見つめる映像でスタート。フィルムの回し使いです。
「冬の花火」と題打たれたKanon第10話は真琴シナリオのクライマックス。
オイラにはある意味一番唐突な展開に見えましたが、家族愛を描いていた原作では泣かされた人間の多かったシナリオです。さぁどうなりますことやら。
いきなり肉まんをねだられコンビニに連れ込まれる祐一。
名雪はコンビニの前で待たされます。まぁ名雪は待たされてなんぼですから。
その日の夕食でまこぴーに異変が起こります。
箸が使えなくなったと思ったらいきなり倒れ込むまこぴー。早すぎです。
そのままガシガシ弱っていくまこぴーですが、さすがにアニメで動く絵でプロの声優さんで抜群の演技をされるとかなりキます。これはアニメならではだにゃーと思ってみたりそんな感じ。
ちょっとラリり気味の歩き方で行方不明になったまこぴーを追ってものみの丘まで来た祐一はそこで一人の少女と出会います。
後で分かることですが、彼女の名前は天野美汐。
今回、恐らく全キャラ中一番出番少ないで賞を受賞する方だと思われます。
翌日、学校の屋上で対峙する天野と祐一。
天野がものみの丘についての伝説を語り始めた途端、空が赤くなり顔に異様な照射が。怖いです。
場面は変わってまこぴーの看病をする祐一。
祐一に汗掻いてると指摘され、いきなり脱ごうとしだすまこぴー。大胆です。
しかし手元がおぼつかなくパジャマのボタンが外せません。
祐一「なんだ、ボタンくらい外せないのか」
真琴「…やって?」
祐一「…わかったよ」
わかるな。
という場面でCM前アイキャッチ。真琴&天野です。
……うーん、確かに今回のメインは真琴であり、天野は真琴シナリオのキーパーソンです。
しかしこの二人が一緒にCM前キャッチに出てしまっては、CM後キャッチはどうするつもりなんでしょうか。かなり気になります。
どきどきしながらCM明け。
CM後アイキャッチは…
体操着名雪。
しかもちょっとはにかみモード。
…この期に及んでファンサービスですか。
香里と違ってアニメの方が美人に見えると評判の天野と再び会話する祐一。
すごくまじめな話が展開されているのをバックに、ファンサービスのためだけに体操着でグランドを走らされる名雪の姿が涙を誘います。
さてまこぴー。
弱りきったおかげで吊り目がなくなりちょうどいい具合に可愛さげな表情になったまこぴーに、祐一は添い寝をしてあげます。
と、なんとここで今回オープニングに出てこなかったモノローグが。
夢を見ている
薄雲色の綿菓子みたいなとびっきり甘い素敵な夢
口に入れた途端、夢は魔法にかかったみたいに儚く溶けて消えていく
後に残るのは、切ない思い出だけ
TVアニメ版Kanon第10話より
病院で精密検査を受けさせようという話が持ち上がる水瀬家。
秋子「大学病院を紹介してもらったの」
さすが謎だらけの秋子さん。大学病院にまで顔が利くようです。
さて家族の思い出を作ろうとお出かけをする水瀬家の面々。
何気に余所行きの服を着た秋子さんも必見です。
ファミリーレストランで、誕生日のケーキを作ってもらった真琴。
ケーキに立ったろうそくは7本。
…真琴、7歳?
そしてあれよあれよというまに別れのシーンへとなだれ込みます。
原作ではものみの丘で結婚式上げたり鈴で遊んだりしてたっぷりムードを盛り上げるのですが、アニメでは歩いている途中から既に鈴を鳴らしている体たらく。
そして…
祐一「そんな…まだ…早過ぎるよ」
うん、確かに早過ぎるよ。展開が。
そしてあっさり立ち直った祐一とおばさんくさい天野の解説でおしまい。
というわけで次回は第11話「約束」。
いよいよKanonの真骨頂、あゆシナリオが動き出すようです。
…ていうか後30分ほどで第11話始まるんですが。
さて予約入れようっと。
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