ショートコント:人別難題対処法
(2012/9/7作)


Q. このはしわたるべからず

一休「では真ん中を渡りましょう」
セガール「…泳いでいこう」
プロジェクトX「―そして彼は、新しい橋の設計に入った―」

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Q. 屏風の虎を捕まえよ

一休「では捕まえますので、屏風から虎を追い出してください」
セガール「(バァン!) …屏風ごと撃ち抜いた。もう大丈夫だ」
プロジェクトX「―そして彼は、画像を3D化する技術について研究を始めた―」

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Q. 毒だから食うなと言われていた水あめを全部食べちゃった

一休「壺を割ったお詫びに死のうと思って食べました」
セガール「…本物の毒を詰めておこう」
プロジェクトX「―次に彼は、解毒剤の研究に着手した―」

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Q. 柿の木を見張っとけ

吉四六「村の子供が盗んでいくところをしっかり見張ってました」
セガール「…柿の木を抜いてしまえばいい」
プロジェクトX「―彼は悩んだ。どうすれば防犯カメラの精度が向上するのか?―」

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Q. お金が足りないけど高い甕を買いたい

吉四六「半分の値段の小さい甕を買って翌日返品すれば、金+甕の値段で買える」
セガール「…その甕を寄越すかお前の命を寄越すか選べ」
プロジェクトX「―そこから彼の、金策に明け暮れる日々が始まった―」

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Q. ねずみの彫り物を自慢された

吉四六「鰹節で自作して、猫に選ばれたから俺の方がすごいって言う」
セガール「(バァン!) …粉々だ。ちょっと強度が足りなかったようだな」
プロジェクトX「―その悔しさをばねに、彼は自分の作品のさらなる品質向上に努めた―」

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Q. 生き傘だよーって嘘ついてたら殿様に買われた

彦一「文句言ってきたら、殿様が餌をやらないから死んでしまったと答えればOK」
セガール「…とりあえず儲かったからよしとしよう」
プロジェクトX「―二度と同じ失敗を繰り返さない。彼は新作の傘にそう誓った―」

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Q. 狐が畑に石をまいて嫌がらせしてきた

彦一「石だ嬉しいなー、これが馬糞だったら嫌だったなー(チラッ」
セガール「…いい度胸だ(チャキッ」
プロジェクトX「―彼は思った。負けてなるものか、と―」

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Q. 曲がりくねった穴が開いている石に糸を通せ

姥「糸を結びつけた蟻に中を通らせればいい」
セガール「(バァン!) …弾は貫通した。これで糸を通しやすくなっただろ」
プロジェクトX「―まず彼は、石の構造をCTスキャンで調べた―」

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Q. ひょうたんの内壁に紙を貼れ

姥「紙を煮てドロドロにしたものをひょうたんの中に注ぎこめばいい」
セガール「…ぎっしり詰め込んだが、これじゃダメか?」
プロジェクトX「―それが、高性能マニピュレーターの制作に取り組んだ切欠である―」