ショートコント:鏡よ鏡3
(2005/5/24作)


妃「鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだあれ?」
鏡「それは白雪姫です」
妃「なんてこと。ちょっとあなたおかしいんじゃない」
「それはお妃様です」
妃「まぁ、失礼なっ」
「それもお妃様です」
妃「いちいちうるさいわねっ」
「それもお妃様です」
妃「きいい、お黙りお黙りお黙り!
  あなたは聞かれたことだけ答えていればいいのよ。わかった?」
鏡「はい」
妃「じゃあ初めから仕切りなおしましょう」
鏡「……」
妃「鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだあれ?」
鏡「だあれ?」
妃「……」
鏡「……」
妃「いや、あの…」
鏡「……」
妃「ちょっと聞いてる?」
鏡「聞いてる?」
「聞かれたことだけ答えるってそういう意味じゃないのよ!」
鏡「なんなんですかもう」
妃「ああもう融通が利かないんだから。いいこと。
  私のした質問に対して答えだけを簡潔に返して頂戴。わかりましたね?」
鏡「はい」
妃「では最初から。鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだあれ?」
鏡「白雪姫」
妃「…確かに簡潔ね。どうして白雪姫なの?」
鏡「愚問」
妃「どういう意味よ。私があの女に劣っているとでも言うの?」
鏡「当然」
妃「一体私のどこが劣っているというのよ」
鏡「全部」
妃「ぜ、全部…全部じゃわからないわ。私の何が悪いか挙げて頂戴」
鏡「見た目、性格」
妃「ほんとに全部じゃない。ってもーやめやめやめ!」
鏡「もう、どうしろというんですか」
妃「会話になっていないのよ。しかもダイレクトすぎてめちゃくちゃ傷つくの」
鏡「贅沢だなぁ」
妃「あー、じゃあ今度はなんかもっとユーモアに富んだ受け答えして頂戴」
鏡「ええー、難しいこと言いますね」
妃「コホン。鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだあれ?」
「俺」
妃「お前かよ! ってこれじゃ後が続かないでしょ!」
鏡「だめですか」
妃「一応話の流れは守ってくれないと」
鏡「注文が多いですね」
妃「行くわよ。あー、鏡よ鏡。世界で一番美しいのはだあれ?」
鏡「白雪姫ぴょんです」
妃「…それユーモア?」
鏡「じゃあ白雪姫こりんです」
妃「いや、ゆうこりんほど語呂良くないから」
鏡「出身は白雪姫星です」
妃「こりんはもうどうでもいいのね」
鏡「でも本当は千葉県です」
妃「そんな裏情報は要らない」
鏡「陽気で明るくてちょっぴりおしゃま」
妃「おしゃまなんて単語何年ぶりに聞いたかしら」
鏡「笑顔のキュートなナイスガイ」
「ガイ!?」
鏡「ナイス…ゲイ?
「フォローできてないー! むしろ悪化ー!」
鏡「困った人がいたら助けずにいられない」
鏡「う、うーん、それはいい人だけど」
妃「心優しきハードゲイ。フゥーッ!」
「レイザーラモン住谷になってるー!」
鏡「そんな彼のペットの名はシロ」
妃「もう男なのは決定事項なのね」
鏡「毎日の散歩も欠かさず、愛情を持って育てています」
妃「はぁ。そうですか」
鏡「ほーらシロ、ご飯だよー」
妃「とうとうミニコント始めちゃった」
「クケーッ。ギャアギャア」
「何の動物飼ってんのよ!」
鏡「ちなみにシロと言う名前は体が白いことから名付けられました」
妃「知らないわよ! もっと他に特徴あるでしょその得体の知れない動物!」
鏡「体全部が白いので、尾も白い」
妃「は?」
「尾も白い。面白い」
妃「うっわ。なんて古典なダジャレを」
鏡「尾も白いけど腹は黒い」
妃「フォローできてないない」
鏡「血は緑」
妃「だからどんな動物なのよ!」
「それは白雪姫です」
妃「うそぉ!?」
鏡「だからシロなんです」