ショートコント:行け行け浜村淳 〜サザエさん編〜
(2006/10/18作)
サザエ「さーて、来週のサザエさんは?」
こんばんは、浜村淳です。
さて皆さん。秋も深まってまいりました。
読書の秋、運動の秋、食欲の秋。皆さんはどんな秋をお過ごしでしょうか。
さて来週は。
ある日カツオ君が父親の波平さんの盆栽を誤って割ってしまいます。
そのことを正直に告白したところ、当然激しく怒られるものと思っていたのに、意外と軽く注意されただけで済んだんですね。ああ罪を正直に認めることが大事だったのだと悟ったカツオ君、それから何事も正直に生きようと心に誓います。
翌日学校へ行ったカツオ君、宿題を忘れたことを正直に先生に話し、自ら廊下に立とうとします。先生はびっくりしますが、やはり正直に自分から告白したことから反省したのだと思い、今回だけは許すと言ってカツオ君を許しました。その後カツオ君は、クラスメイトの中島君やカオリちゃんたちにこれからは正直に生きるんだと宣言します。
さぁそして放課後。
カツオ君は自宅に帰る途中、お隣に住む伊佐坂先生に出会います。
この伊佐坂先生は有名な小説家なのですが、実は今は締め切りになっても原稿ができておらず担当の編集者であるノリスケさんに追われていたんですね。伊佐坂先生は物陰に隠れて、ノリスケさんが来たら向こうの方へ行ったと言ってくれ、そうカツオくんに頼みます。
しかし正直に生きると決めたカツオくんは伊佐坂先生の頼みを断って、ノリスケさんに居場所を教えてしまいます。少しだけ伊佐坂先生に悪いことをした気になり、正直に生きるというのも辛いものだなぁと、カツオ君はつぶやくのでした。
さて家に帰ったカツオ君。
姉のサザエさんに今日のテストはどうだったかと聞かれます。正直に生きると誓ったカツオ君は正直に0点だったと答えるのですが、さぁ大変。そこからサザエさんと母親であるおフネさんのお説教が始まってしまいました。
正直に答えたのにとぼやくカツオ君ですが、それとテストは別問題だと諭されるのでした。
後日、磯野家に来た女性のお客さんにお茶を運んだカツオ君は、ペラペラとお世辞を言ってお客さんを喜ばせます。そしてその後、お客さんに貰ったお菓子を食べながら「時と場合に寄っては嘘も必要なんだよ」と妹であるワカメちゃんや甥のタラちゃんに言うのでした。
――というのが一つ目のお話「カツオ、正直者」です。
二つ目は、マスオさんが…
サザエ「そ、それではまた見てくださいねー! じゃん、けん…」
ちなみに今回のジャンケンでサザエさんはグーを出します。
サザエ「全部語らないで下さい!」