2022年11月1日(火)  タッチパネル


 最近ゲーム実況でよく見るようになったトロンボーンの音ゲーあるじゃないですか。

 あれ、マウスだから調整が難しくて変な音になったりして面白いけど、スマホやタブレットに移植されたら一気に普通の音ゲーになるよね。

2022年11月2日(水)  すまんけどイラネと思うもの三選


・Cortana
 ⇒仕事でWindowsPCの初期設定してると、いきなり大音量でしゃべり始めてきたりするので、いつも最初にスピーカーをオフにして作業し始めてる。

・Gmailのメール自動振り分け機能
 ⇒コイツのせいで重要なメールが意味不明なフォルダに隠されて酷い目に遭ったから、以降ずっと機能オフにしてる。

・Youtubeの2chまとめ系動画で、ちょくちょく割り込んでくるうp主のツッコミ

2022年11月3日(木)  響け


 メンバーが全員元合唱部の野球部、甲子園に出て校歌を歌ってほしい。


 起きたら15時くらいでした。なんかめっちゃ寝た。
 一日のうち、普通の服より寝巻着てる時間が長いという。入院かな?

2022年11月4日(金)  絶望


 仕事では複数の作業を並行で進めなきゃいけなくて混乱するし。

 なかなか終わらなくて結局残業長引くし。

 地味に頭痛がするし。

 ボトルのガムを床にぶちまけて半分以上台無しにするし。もう嫌だああもう嫌だ。特に最後のが本当に嫌だ。

2022年11月5日(土)  二度とすることがないであろうツッコミ


 近所のラーメン屋が、一杯ラーメン無料券をサービスでくれるキャンペーンを始めたので食べに行ってきました。

 ラーメン一杯でも貰えるはずですけど、さすがにそれだけだと足りなさそうなのでA定食を注文。
 注文してから気づいたんですが、正式名称は「がっつりA定食」でした。ラーメン、餃子、炒飯のセット。というかこれでがっつりなのか…値段は確かにがっつりだけど…あと栄養バランス悪い…

 順番が来てカウンターに通されました。
 無料券に誘われて大繁盛しています。全くさもしい奴らですわ。(鏡)
 オイラの隣にも一人別の客が座りました。間にはコロナ対策でアクリル板の仕切りがあり、少し距離が空いています。

 少しして、店員がまず餃子を運んできました。
 隣の客はオイラと同じA定食を注文したようで、一緒に調理したのでしょう、二人分を一度に持ってきました。
 二人の間に入ってきた店員、左手でオイラの餃子、右手で隣の客の餃子を同時に机に置きました。
 そして去っていきました。

 少しして、ラーメンが運ばれてきました。
 これはさすがに店員二人がそれぞれ持ってきて、ほぼ同時に外側から二人の机の上に置きました。

 少しして、最後の炒飯を店員が持ってきました。
 餃子と同じように、二人の間から同時に左右に置きました。

 お気づきでしょうか。
 料理の動きが、全て左右対称だったということに。
 そしてオイラが思わず心の中で言ったツッコミがこちらです。


オイラ「バイナリィランドか!」

2022年11月6日(日)  運動


 BEMANI系連動イベント「いちかのっ! ごちゃまぜ Mix up!」が始まりまして、DDRやノスタルジアの曲を解禁すべく、ダンスアラウンドを20クレジット連続でプレイしてきました。
 イベント的には10クレやったらいいんですけど、オイラはe-アミュカードを二枚持っているので、倍必要なわけです。

 まともにやったことなかったのでほぼ今日初プレイみたいな感じでしたが、ワタワタしながらなんとかプレイ。
 センサーの合否判定がいまいちよくわからないんですけど、そこそこのスコアは出たと思います。見た目は絶対かっちょ悪かったでしょうけど。見ないで。こんなオイラを見ないで。

 とはいえまぁ、DDRほどは疲れませんし、なんかダンスというよりお遊戯って感じでしたし、ちょっと体動かして温まったかなーという感想でした。



 帰宅して気づいたんですが、膝の横という今まで痛くなったことのない場所の筋肉が攣りかけててビビってる。

2022年11月7日(月)  イントロクイズ


 BEMANI系連動イベント「いちかのっ! ごちゃまぜ Mix up!」。
 サポート機種のひとつ「QuizKnock STADIUM」略してQKSを帰りがけにやってきました。
 折しも「DDRイントロクイズ」をイベントとしてやっていたので、ちょうどいいやとばかりにそればかりプレイしていました。

 ちなみにご存じない方に説明すると、QKSは全て早押しクイズ。
 答える時は一文字ずつ選択肢が出て、それを順番にこたえていきます。例えば「DDR」が答えであれば、

一文字目 [A][B][C][D][E]
二文字目 [D][B][Q][O][S]
三文字目 [E][Q][R][S][P]

 これを順番に一文字ずつ選択していくわけですね。
 昔のクイズゲームによくあった四択みたいに、運や勘で乗り切るのは難しいと言えるでしょう。

 さてそんなわけで挑んだ「DDRイントロクイズ」ですが、以下ハイライトでご紹介いたします。


Q. このプレビューのアーチスト名を答えなさい。
 ↓
♪〜
 ↓
オイラ「この曲はPARANOiA! つまりアーチスト名は「180」だ!」(ピポーン
 ↓
[1][8](ブブー
 ↓
答え:190 (PARANOiA MAX -DIRTY MIX-/190)
 ↓
オイラ「その違いはパッと聞いただけじゃ分からん! しかもややこしい選択肢置くな!」



Q. このプレビューの曲名を答えなさい。
 ↓
♪〜
 ↓
オイラ「最近の曲だと思うけど知らんなぁ…」
 ↓
画面(ヒントで、答えそのものが少しずつ見えてくる)
 ↓
オイラ「あっ、DDR TAGMIXか!」(ピポーン
 ↓
[D][D][R][T][A][G][M][I][X]
 ↓
オイラ「選択肢がまだ続いてる…副題まで入れるのか。覚えてないけどヒントでほとんど見えてるな」
 ↓
[D][D][R][T][A][G][M][I][X][L][A][S][T][D][a][n][c][e]
 ↓
オイラ「えっまだ続くの!?」(ブブー
 ↓
答え:DDRTAGMIXLASTDanceR (DDR TAGMIX -LAST DanceR-/BEMANI Sound Team "TAG underground overlay UNLEASHED"
 ↓
オイラ「長いんよ」



Q. このプレビューの曲名を答えなさい。
 ↓
♪〜
 ↓
オイラ「これは曲DDR!」(ピポーン
 ↓
[D][a][n][c][e][D][a][n][c][e][R][e][v][o][l][u][t][i][o][n] (ピンポーン
 ↓
オイラ「だから! いちいち答えが長いのよ!」



Q. このプレビューの曲名を答えなさい。
 ↓
♪〜 オイラ「!」(ピポーン
 ↓
[b][a][g] (ピンポーン
 ↓
オイラ「今の反応速度クッソ早かったな。まぁ昔やりこんだもんな…」



Q. このプレビューのアーチスト名を答えなさい。
 ↓
♪〜 オイラ「!」(ピポーン
 ↓
オイラ「……」
 ↓
オイラ「…………?」
 ↓
オイラ「………………しまったアーチスト名は知らんわ」(ブブー



[T][A][G][u][n][d][e][r][g][r][o][u][n][d] (ピンポーン
 ↓
[N][C][u][n][d][e][r][g][r][o][u][n][d] (ピンポーン
 ↓
[N][A][O][K][I][u][n][d][e][r][g][r][o][u][n][d] (ピンポーン
 ↓
オイラ「なんか一生分の「underground」を入力した気がする」



[r][o][p][p][o][n][g][i][E][V][O][L[V][E][D] (ピンポーン
 ↓
[t][o][k][y][o][E][V][O][L[V][E][D] (ピンポーン
 ↓
[t][o][h][o][k][u][E][V][O][L[V][E][D] (ピンポーン
 ↓
オイラ「なんか一生分の「EVOLVED」を入力した気がする」



Q. このプレビューの曲名を答えなさい。
 ↓
♪〜
 ↓
オイラ「これはTRIP MACHINE系のどれか! とりあえず押して、「TRIPMACHINE」と入力する間に考えよう」(ピポーン
 ↓
オイラ「……あれ? 選択肢にTがない」
 ↓
画面「TRIP MACHINE ______ (下線部を埋めてください)」
 ↓
オイラ「そんなんありかよ」

2022年11月8日(火)  限界


 なんか今日は月食だったそうで。
 しかも今回は皆既月食が発生している間に、天王星が月の裏に隠れる「天王星食」も同時に発生するのだそうです。これが弱肉強食ですね。違いますね。

 この現象は非常に珍しく、実に442年ぶりだと言う話です。
 と言われても、天王星が発見されたのが1781年なので前回を見た人は誰もいません。「442年ぶり」とか言われても困りますよね。観測史上では「初めて」の出来事です。

 というわけで、今日帰宅時にも空を見上げたりスマホで撮影を試みたりすることが大勢見られ、せっかくだからとオイラもスマホのカメラを向けてみたのですがなんかその辺の街灯と見分けがつかない写真になったので諦めました。無理よあんなの。ちゃんとした専門家の写真で見ないと全然わからん。

2022年11月9日(水)  プレイ雑感


 BEMANI系連動イベント「いちかのっ! ごちゃまぜ Mix up!」。
 特定のゲームをやると、その後対象機種をプレイした際ポイント稼ぎにブーストがかかるってことで、先日から「Dance aRound」ですとか「QuizKnock STADIUM」ですとかをプレイしていたんですけれども。
 他にもいくつかプレイしたので感想を残しておきたいと思います。


■ボンバーガール

 ボンバーマンのなんか進化したやつ。
 敵味方に分かれたチーム戦で、敵の基地を破壊したらクリア、というルールらしい。
 味方の爆風には当たっても大丈夫(でも少しだけ動けなくなる)、必殺技的なスキルがある、基地破壊時は爆風を当てるだけじゃなく最古のトドメで目の前の赤くてでかいボタンを押さなければならない、などなど妙に無駄な操作が増えて地味に複雑化してしまっているのがいまいち納得いかない。ボンバーマンはシンプルなルールが魅力で奥深かったのに。ほんとにこの赤いボタンいる?
 あと十字キー替わりのスティックコントローラーが、地味に指滑って使いづらい。しまいには親指グリグリじゃなく摘まんでプレイしてた。

 キャラクターが美少女化しているのは時代の流れを感じるけど、コナミの懐かしいキャラが自機として使えるのはおじさん的に嬉しい。藤崎詩織が爆弾置いていくのはブラックジョークにしか見えないが。
 ツインビーノパステルを自機にしてみたら、やられた時に半裸になって非常に気まずかった。

 そして難易度1のCPU戦でボコスカに負けました。


■武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター

 戦闘マシーン的な女の子を操作して対戦する、バーチャロン的なゲーム。
 最初にチュートリアルで操作の仕方をいろいろ教えられたけど、ぶっちゃけ八割がた覚えられなかった。
 最終的には、CPU相手にひたすら近寄って行って近接武器でぼこぼこ殴ることだけ繰り返してたらいつの間にか終わりました。

 唯一サイドモニターで、待機している控えの女の子がアクリル板に投影されて立体的に見えるところだけ「何これすごい」と思いました。


■クイズマジックアカデミー

 梅田には一台も設置店がないことを知って驚愕した。


■麻雀格闘倶楽部

 まぁ麻雀は普通に安定して面白いよね。
 考える時間が短すぎて何度か捨牌に失敗したのと、ロン当たりの演出がくどすぎて若干引いたこと以外は楽しかったです。
 「上がってみたらドラ3付きました」って展開を2回もやらかしてしまったので、いやー対戦相手の皆さんごめんね?


■BASEBALL COLLECTION

 やってません。
 てかこんなちょっとだけ齧る程度のプレイをさせるイベントに、物理的なカードを要求するゲーム混ぜんな。

2022年11月10日(木)  魅惑


 コンビニの棚に「豆乳飲料 どら焼き味」を見つけました。

 もう少しで買ってしまいそうになった。危ないところだった。
 よくよく考えたら、あれ要するにあんこ味もしくは小豆味だよな。皮の味がどれくらい自己主張してくるかによるけど。

2022年11月11日(金)  ジェネレーション


 あなたも私もポッキー!!

 以上、頭の中が20年近く前で止まっている男のポッキーの日でした。



 って最近TVあんまり観てないから知らんのだけど、もしかして未だに「あなたも私も」言ってたりするんですかね。そうだとするとこの日記台無しなんですけど。

2022年11月12日(土)  今日の成果


・皮膚科行った。

・年賀状買った。

・BEMANI系連動イベント「いちかのっ! ごちゃまぜ Mix up!」第一フェーズクリア。

・サンボルで念願の「竹/立秋 feat. ちょこ」をプレイした。

・DDRの「令和/ゴールデンボンバー」CDPクリアできなかった。


 スギ薬局がじわじわ値上げを始めていて、他店より勝っていた部分がどんどんなくなっていることに悲しみと無常感を覚えております。

2022年11月13日(日)  懐古厨


 ふくらはぎと腰が攣る一歩手前の崖っぷち、みたいな状態が丸一日続きました。
 昨日運動後にザバス飲むタイミングが少し遅くなったからかなぁ。


 久しくUFOキャッチャー等のプライズゲームをやっていないのですが、ふとYoutubeでそういうのをガチでやってる人の動画を観てみました。
 こういう方たちって、じゃんじゃかお金使うのな。普通に万単位で注ぎ込んでて、「4000円くらいで取れたら優良設定」というセリフに「ほぇー」という声が漏れた。

 昔の、普通に持ち上がって普通に穴まで運ばれで普通に落ちてくれるUFOキャッチャーがやりたいなぁ。
 ミリ単位で何クレも使ってじわじわずらしていくようなイライラするゲームはもう嫌だわ。

2022年11月14日(月)  能力名ネーミングセンス 〜召喚編〜


 ビカーッ!! シュー…

* 「な、なんだここは!?」「どうなってんの!?」「さっきまで学校にいたのに!!」
王様「おお! よくぞ来てくれた異界の勇者たちよ!」
* 「異界!?」「まさか私たち異世界に来ちゃったの!?」
王様「うむ。ここはヨクアール王国。君たちはこの世界を救う勇者として召喚されたのだ」
* 「そ、そんな!」「なんで…!」
王様「今この世界は、復活した魔王の勢力によって滅ぼされつつある。それを君たちに阻止してもらいたい!」
* 「魔王だって!?」「そんなの、俺たちにできるわけないよ!」
王様「案ずるな! この世界の人間はみな一人に一つずつ「能力(スキル)」を持っている」
* 「スキル…?」
王様「うむ。そして異界からの来た者は、特に強力な能力(スキル)を授かることが多いのだ」
司祭「わたくしが皆様の能力(スキル)を<鑑定>いたしましょう」
王様「その力をもって、どうかこの世界を救ってくれ!」

* 「「「ざわざわざわ…」」」

司祭「むむ! そこの君!」
A 「は、はい!」
司祭「素晴らしい! 君の能力は<剣聖>じゃ!」
A<剣聖>「剣聖?」
王様「うむ! <剣聖>は、剣を扱うととてつもない力を発揮する能力(スキル)! 頼りにしておるぞ!」
A<剣聖>「は、はいっ!」
司祭「むむ! そこの君も素晴らしいぞ!」
B 「お、俺かよ!?」
司祭「君の能力(スキル)は<怪力>! 文字通り、とんでもない力を出せる能力じゃ!」
B<怪力>「まじかよ!?」
司祭「さらにそこのお嬢さん!」
C 「ひっ!?」
司祭「君は<超回復>! 全ての傷を癒し、死者すら蘇らせることができようぞ!」
C<超回復>「ええええっ!!??」
王様「なんということだ! さすがは異界の勇者たち!!」
司祭「そしてそこの君は!!」
Z 「あ、はい」

司祭「……<鑑定(悪)>…?」

Z<鑑定(悪)>「……(悪)……?」
王様「…………?」
司祭「…………?」
* 「…………?」

王様「…<鑑定>は司祭と同じように能力(スキル)を見ることのできる力だが…」
司祭「はい、しかし(悪)とはなんでしょう?」
A<剣聖>「よくわからないけど、<鑑定>の一種なら僕たちの能力(スキル)が見えるってことですよね?」
B<怪力>「だな。試してみれば分かるんじゃねぇの」
C<超回復>「そうね。Zくん、既に能力の分かっている私たちを<鑑定>してみて」
Z<鑑定(悪)>「う、うん。わかった。えっと、じゃあまずAくんは…」
A<剣聖>「おう」
Z<鑑定(悪)>「<刃物依存症>
A<剣聖>「えっ」
Z<鑑定(悪)>「<刃物依存症>。……って文字が見えた」
A<剣聖>「刃物依存症……」
Z<鑑定(悪)>「えっと…じゃあ次にBくんだけど…」
B<怪力>「おう」
Z<鑑定(悪)>「<脳筋>
B<怪力>「えっ」
Z<鑑定(悪)>「<脳筋>」
B<怪力>「脳筋……」
Z<鑑定(悪)>「それでCさんが…」
C<超回復>「ちょっと待って、なんか嫌な予感がするからちょっと待」
Z<鑑定(悪)>「<貴様には死すら生ぬるい>
C<超回復>「もはや文章」

王様「ふむぅ…これは…」
司祭「<剣聖>が<刃物依存症>…、<怪力>が<脳筋>…」
王様「表現はアレだが、確かに能力(スキル)の内容は間違ってはいない気がするな…」
司祭「そうですね。おそらく<鑑定(悪)>は、鑑定はするけど全て悪口で表現される能力なのでしょう」
王様「何それちょっと面白い」
司祭「面白がらないでください」
Z<鑑定(悪)>「ちなみに司祭さんは<個人情報抜き取り>です」
司祭「えっ…」
王様「あぁー。<鑑定>はそうなるんだ。まぁ確かに言われてみればそうだな」
司祭「えぇー…酷い言われよう」
王様「おい、そこの兵士。お前の能力(スキル)は何だ?」
兵士「はっ。私は<肉体強化>です! この力で多くの魔物を蹴散らしてきました!」
Z<鑑定(悪)>「<ドーピング>って出てますね」
兵士<肉体強化>「えぇー…間違ってはいないけど、なんかイメージ悪いなぁ……」
王様「そこの魔術師。お前の能力(スキル)は」
魔術師「私ですか。私の能力は<炎>。炎を扱う魔術を得意としております」
Z<鑑定(悪)>「<放火魔>ですね」
魔術師<炎>「」
王様「ウケる」
司祭「火の玉ストレートで草。炎だけに」

Z<鑑定(悪)>「ちなみに王様の能力が<誘拐>なんですけどこれは一体」
王様<召喚>「……」

2022年11月15日(火)  能力名ネーミングセンス 〜決戦編〜


ドクドーク「キヒヒヒヒ。よく来たな勇者ども」
A<剣聖>「出たな! お前が魔王軍四天王の一人、ドクドークか!」
ドクドーク「いかにも。私の能力(スキル)、<猛毒>に侵されて苦しみながら死ぬがよい!」
C<超回復>「Zくん、あいつの能力名は何?」
ドクドーク「あ? 今私が言ったばかりだろう。私の能力(スキル)は<猛毒>…」
Z<鑑定(悪)>「<汚物>だって」
ドクドーク「えっ」
Z<鑑定(悪)>「<汚物>」
ドクドーク「ふ、ふざけるな! 私の能力(スキル)は<猛毒>だ!」
Z<鑑定(悪)>「いやそう言われても、<汚物>って書いてあるんだもん」
ドクドーク「<汚物>…」
Z<鑑定(悪)>「うん、<汚物>」
ドクドーク「<汚物>…………」
C<超回復>「今よ、<刃物依存症>!」
A<剣聖>「その名前で呼ばないで……っ!!」ブシャー
ドクドーク「ぎゃああああ」
A<剣聖>「ふう。ようやく四天王の一人を倒せたぞ」

ガチガーチ「ガッハッハ。よく来たな勇者ども」
A<剣聖>「お前が魔王軍四天王の二人目、ガチガーチだな!」
ガチガーチ「その通り。オラの能力(スキル)は<絶対防御>。これを見ろ!」
C<超回復>「ああっ。ガチガーチの周りに薄ぼんやりした壁が現れたわ!」
B<怪力>「くっ、この薄ぼんやりした壁、俺の力でもビクともしないぜ!」
ガチガーチ「無駄だ無駄だ。オラの薄ぼんやりした壁は誰にも壊せやしない!」
C<超回復>「Zくん、あいつの能力を鑑定よ!」
Z<鑑定(悪)>「<引きこもり>
ガチガーチ「えっ」
Z<鑑定(悪)>「<引きこもり>」
ガチガーチ「いや、そういうつもりじゃないんだけど…」
Z<鑑定(悪)>「<引きこもり>」
ガチガーチ「違う! オラは引きこもりじゃねぇ!」バリーン
C<超回復>「ヤツが薄ぼんやりした壁を解除した! チャンスよ<脳筋>!」
B<怪力>「脳筋って呼ぶなぁぁぁぁっ!」ボカッ
ガチガーチ「ぐふっ」
B<怪力>「よし、これで二人目も攻略だ!」

トキメーキ「うふふふふ。よく来たわね勇者ども」
A<剣聖>「くっ。お前が三人目の四天王、トキメーキだったのか!」
トキメーキ「大正解。あたしの能力(スキル)、<魅了>であたしの虜になりなさい」
A<剣聖>「みんな、あいつの目を見ちゃだめだ!」
B<怪力>[魅了]「ほえほえー。うわぁ美人さんだぁ」
A<剣聖>「ああっ、ダメだ<脳筋>!」
B<怪力>「脳筋って呼ぶな! はっ、危なかったぜ」
A<剣聖>「正気に戻ったか<脳筋>」
B<怪力>「だから脳筋って呼ぶな!」
C<超回復>「危険な相手だわ。Zくん、能力を鑑定してちょうだい!」
Z<鑑定(悪)>「<ビッチ>
トキメーキ「えっ」
Z<鑑定(悪)>「<ビッチ>」
A<剣聖>「……あー…」
B<怪力>「そっか…そうだよな……」
トキメーキ「えっ。ちょ。なんでいきなりあたしに興味なくしてんの!?」
C<超回復>「よし、これで<魅了>は無効化したわ!」
D<ドM>[魅了]「それでも好きだぁぁぁ!!」
C<超回復>「無効化できていない人も中にはいるけど」
A<剣聖>「てやあああああ!」ザシュッ
トキメーキ「きゃあああああ!」
C<超回復>「これで三人目ね!」
Z<鑑定(悪)>「あの魅了、同性と処女厨には効かないんだ…」

フムフーム「くっくっく。他の四天王を全て倒したようじゃな」
A<剣聖>「そうだ! お前で最後だ、四天王フムフーム。覚悟しろ!」
フムフーム「さえずるな勇者ども。<鑑定(悪)>、その力はワシには効かぬ」
Z<鑑定(悪)>「なんだって!」
C<超回復>「ハッタリよ! Zくん、鑑定しちゃいなさい!」
Z<鑑定(悪)>「……! なに!?」
C<超回復>「ど、どうしたの!?」
Z<鑑定(悪)>「……<無能>
C<超回復>「えっ」
Z<鑑定(悪)>「<無能>って出てる」
A<剣聖>「無能?」
B<怪力>「どういうことだよ!?」
C<超回復>「まさか…能力がないってこと!?」
フムフーム「概ね正解と言ったところかのう」
C<超回復>「なんですって?」
フムフーム「ワシの能力(スキル)は<冷静>。多少落ち着く程度の能力じゃ」
B<怪力>「なんだそれ!?」
フムフーム「効果の程がほとんど分からん。なら無能と言っても確かに間違いはないのう」
C<超回復>「なんてこと! すごく冷静だわ!」
A<剣聖>「そうか。<鑑定(悪)>は自分の能力(スキル)に自信のある奴ほどダメージが大きい」
B<怪力>「つまり元々大した能力じゃないやつには通じにくいってことか!」
Z<鑑定(悪)>「そんな弱点があったなんて…」
フムフーム「くっくっく。さぁどうする勇者たち!」
C<超回復>「大した能力じゃないなら、普通に倒しちゃえばいいんじゃない?」
B<怪力>「それもそうだな。えい」ガツン
フムフーム「きゅう」
A<剣聖>「よし、これで四天王は全員倒したぞ!」

魔王「ついにここまで来たか、異界の勇者たちよ」
A<剣聖>「後はお前を倒すだけだ! 覚悟しろ魔王!」
魔王「元気が良いな。だが吾輩の能力(スキル)を知っても、粋がっていられるかな?」
B<怪力>「なんだと!?」
魔王「吾輩の能力(スキル)は<不死身>だ」
C<超回復>「なんですって…!!」
魔王<不死身>「お前たちがどうあがこうと、吾輩が死ぬことは絶対にない」
A<剣聖>「そ、そんな……」
B<怪力>「どうしようもないじゃないか……」
C<超回復>「ま、まだよ。こっちには<鑑定(悪)>がいるんだから!」
A<剣聖>「そうだった!」
B<怪力>「おいZ、あいつを鑑定してくれ!」
Z<鑑定(悪)>「わかった! えっと……えっ?」
C<超回復>「どうしたの!?」
Z<鑑定(悪)>「<死ねない>……」
B<怪力>「はぁ!? それが能力名だってのか!?」
C<超回復>「そのまんまじゃない!」
A<剣聖>「なんてこった、これじゃあ…」
魔王<不死身>「はーっはっはっ。死ねない、その通りだ、それがどうしたのかね!?」
A<剣聖>「やっぱり効いていない!」
B<怪力>「なんてこった! もうおしまいだ!」
C<超回復>「そんな…そんなことって…!」
Z<鑑定(悪)>「ちょっと待って。まだ続きがあるんだけど」
* 「「「えっ」」」

Z<鑑定(悪)>「
 <死ねない。どうあがいても死ねない。
  世界が滅び、自分一人になっても死ねない。
  愛した人、愛すべき子供、大好きな家族、
  すべてが逝くのをいつも見送る立場となる。
  体がずたずたに切り裂かれても死ねない。
  痛いのに死ねない。
  毒に侵されて苦しんでも死ねない。
  苦しいことがあって死にたくても、
  その選択肢を持つことを許されない。
  現世から逃げることを許されない。
  発狂し自我が保てなくなったとしても
  死ぬことを許されない。
  死ねない。それは世界で最も残酷な拷問>」

Z<鑑定(悪)>「以上です」
魔王<不死身>「…………」ズーン
A<剣聖>「…うわぁ、魔王が露骨に凹んでる」
B<怪力>「…いや、うん。まぁ、なぁ……」
C<超回復>「どうすんのよこれ…」
D<ドM>「辛いことを楽しめばいいんだよ」
A<剣聖>「お前引っ込んでろ。というかお前いつの間にか出てきたけどなんなんだよ」