2006年11月1日(水)   裏日記 9月〜10月    
         
         
    2006年9月3日(日)
 二回目の退院をして自宅療養中のばっちゃをお見舞いに行った。むくみは足だけでなく全身に及び始めた。水が溜まっているらしい。昔「ばっちゃの身体には水が詰まっているんだ」と思い込んでいたのが現実になった。
 今日のばっちゃはものすごくローテンションで、「もう十分生きたから早よ死にたいわ」とぼやいていた。退院したというのに一向に症状の改善する気配がないので不安になったのかも知れない。
 「なんか水が溜まったらしくて体が重くなってしまった」とばっちゃがしょげ返りながら言った。「どーせばーちゃんもともとデブやったやん」と笑い飛ばしておいた。

2006年9月6日(水)
 最近は母が看病のためにしょっちゅうばっちゃの家に泊まりこむので夜を一人で過ごすことが多い。
 せっかくなので、母のノートパソコンを使わせてもらってアニメのDVDを観ながら、日記を書いたり御飯を食べたりするようになった。

2006年9月13日(水)
 ばっちゃが手術。胆汁を正常に流すための人工管を胆管に取り付けた。

2006年9月18日(月)
 敬老の日。
 「普段食べない高級な食べ物シリーズ」で行きたかったけど、三回目の入院をしたばっちゃは食べられる物が限られてしまっていた。食事制限ではなく、体が受け付けられなくなってきているらしい。最初の入院の頃は持込でビフテキとか食ってたのに。
 かといって衣服やアクセサリーはもう使う場面がない。長寿グッズなんて贈る気になれない。
 フルーツなら食べられると聞いたのでメロン一玉をプレゼントした。やっぱりばっちゃと何を話して良いかわからない。

2006年9月27日(水)
 母が一週間ばっちゃの家に泊り込むことになった。
 と思ったら、まるで見計らったかのように突然仕事が切羽詰ってきた。終電一本前で帰宅し、晩御飯におでん買ってきて食べた。
 母が家にいたらきっとオイラに生活を合わせただろうから、ばっちゃの家に行ってる方が体力的には絶対楽だと思う。良かった。

2006年9月30日(土)
 ばっちゃの家へ行ったら、従兄弟の子供であるY(小二)が来ていた。ばっちゃはもう基本的にベッドで一日を過ごす。食事も気持ち程度しか食べない。酸素吸入器を装着していた。
 Yに連れられて近所のお菓子屋さんへ行った。ここはばっちゃと近所付き合いも親しく、オイラも小さい頃から慣れ親しんでいる。店主のおじさんにばっちゃの病状を聞かれた。言葉を選んで答えた。
 Yは明日運動会らしい。ばっちゃがか細い声で「行けなくてごめんな」と謝っていた。「また来年ね」とフォローするYの母(=オイラの従兄弟)。来年はまずない。
 ばっちゃの体の向きを変える時に「迷惑かけてごめんな」と言われ、笑って「こんなの全然迷惑なんかじゃないって」と言い返したけど少し声が震えた。不覚だった。

2006年10月4日(水)
 朝、携帯がバイブした。発信元はばっちゃの家。でも会議中で出られなかった。
 悪い予想ばっかり頭の中でぐるぐるして、会議が終わるまでの一時間気が気じゃなかった。
 祈りが通じたのか会議は少し早めに終わった。即行でかけ直すと、今ばっちゃの家に泊り込んでいる東京のおいちゃんが出て「ああ、ちょっと聞きたいことがあったんだけどもう済んだからいい」と言った。脱力してその場にへたり込んだ。

2006年10月6日(金)
 9日がばっちゃの誕生日だということを思い出した。
 サイトトップの一言に「90までもう少しだよ」と書いた。

2006年10月9日(月)
 ばっちゃの90歳の誕生日。迎えられて本当に良かった。
 医者「おいくつですか?」
 患者「もうすぐ40になります」
 医者「ならんでしょうな」
 ――というアメリカンジョークが頭によぎってシャレにならない。
 食事は冷やかし程度しか口にできないが、ケーキを少し食べた。
 母は花をプレゼントした。ばっちゃは高級な花より野草の方が好きなので我が家の庭に生えていた花。
 オイラからは似顔絵をプレゼントした。下書きを元にパソコンで着色し「90歳お誕生日おめでとう」というロゴも入れたけど、「大好きな、おばあちゃんへ。」の一文は手書きで書いた。あとオイラの今の絵を見せたかったというのもある。
 ばっちゃは「え、今日私の誕生日?」「私何の病気?」「なんでこんな風になってしもたんやろ」というセリフを何度も繰り返していた。記憶が混乱しているらしい。ちらっと見えた腕は完全に痩せ細っていた。
 介護の女の人が来て、ばっちゃの身体を拭いたり下の世話をしたりした。オイラは席を外した。この日のサイトトップの一言に「ばっちゃもレディだから」と書いた。

2006年10月14日(土)
 ものすごく久しぶりに見た夢は、ばっちゃが回復して歩いている、悲しい夢だった。

2006年10月15日(日)
 情報処理試験の日。
 いざという場合に備えてギリギリまで母には試験があることを言わなかった。
 ばっちゃの葬儀と試験を天秤にかけるなら、オイラは迷わず葬儀を選ぶ。

2006年10月28日(土)
 ジョーシンからお土産プレゼントの葉書が来ていたので日本橋に行こうと思っていたが、前日に「あなたの誕生日である11月に来たらポイント上げますよ」という葉書が同じくジョーシンから来ていたので、来週に延期した矢先。
 前日にばっちゃの家に行った母が「意識がもうないし、そろそろかも知れない」と判断したため急遽ばっちゃの家に行くことになった。ばっちゃの家には東京のおいちゃんおばちゃん夫婦、およびもともとばっちゃと同居していたおじさんがいた。
 酸素吸入器は以前見た鼻チューブではなく口と鼻を完全に覆うタイプになっていた。上を向いて寝ると水の溜まったお腹が内臓を圧迫するためあれほど苦しがっていたのに、今は仰向きのままカクカク顎を動かして呼吸している。
 四時前にかかりつけの医者が来て診察をした。デジタルの機械では計測不能なくらい血圧が低下しており、いくら酸素吸入器の酸素量を多くしようとも血中の酸素濃度は増えない。医者曰く「長く持って後24時間。経験上あと12時間くらいではないかと思う。顎の動きが止まったらすぐに私か看護師を呼んでください」。
 医者が帰って約一時間後。ばっちゃを見守りながらお茶していると、顎の動きがゆっくりになっていることに誰かが気づいた。皆が見守る中、そのまま電池の切れたロボットのように顎の動きが止まった。母が「えー早すぎるよ」と言いながら呼びかけたけど、反応は返ってこなかった。ちょうど午後5時くらいだった。
 一時間ほどして医者が到着。心音と瞳孔をチェックした。死亡診断書では18時頃に亡くなったことになった。
 もともと来る予定になっていた他の親戚がパラパラと到着し、玄関で間に合わなかったことを告げられてショックを受けるのを見ていると、日本橋に行っていなくて本当に良かったと思った。

 介護の看護師さんたちが手際よくばっちゃに取り付けた酸素吸入器やカテーテルを取り外す。
 ばっちゃの顔を拭かせてもらった。ばっちゃの体温は冷めかけていて生ぬるかった。
 親戚や縁者への連絡、葬儀屋やお寺さんの手配などにバタバタする周囲を見ていると、葬式っていうのは残された人間が力を落とす隙を与えないためにあるのかなぁ、とか思った。
   
         
         
    2006年11月2日(木)   お通夜    
         
         
    2006年10月28日(土) 続き

・ばっちゃが息を引き取った後、葬儀の準備でばたばたし始めた。
・が、それは長男やずっと世話していた一部の人間だけであって、ぶっちゃけオイラはすることがほとんどない。
・せめて邪魔にならないように従兄弟の娘であるY(小二)の相手をする。
・いつも通り遊ぼうとするYをYの母がたしなめるが、オイラはむしろYの明るさがあった方が救われると思う。
・近所の人や親戚が次々訪問してきたのでYを連れて二階へ避難。
・ばっちゃは顔が広いからなぁ。一階は人があふれかえって大変なことになってた。
電源ボタンをつまようじで固定しないといけないテレビで、子供陣と一緒にIQサプリを観る。
・一段落した頃に一階に降りると、いつの間にか介護ベッドが撤去されていた。
・ばっちゃは顔に白い布、布団の上に袈裟みたいなのをかけて寝かされていた。
・10時ごろお寺さんが到着しお経を上げたりいろいろする。
「葬儀屋の前に呼べよ!」という主旨で怒られる親戚一同。
・深夜までお通夜・お葬式の算段が続いた。縁ある人へ連絡を取るのに手間取っていた。
・ばっちゃが生前巡ったらしい四国八十八箇所巡りみたいな冊子が出てきた。
・八十八どころではない数を巡った跡があった。
・葬儀の費用がおよそ200万かかるらしい。が、なんせ土日なので銀行が開いていない。
・結局その場にいた人間の持つ口座からそれぞれATMで50万ずつ引き出して持ち寄ることになった。
・深夜一時過ぎ、一旦帰宅。

2006年10月29日(日) お通夜

・昼前にばっちゃの家に向かう。
・途中、食料を買い込み、銀行からお金を引き出していく。
・オイラのメインバンクである三井住友は今年二月にATMで引き出せる金額の上限が50万円になったらしい。
・それ以前は300万まで行けたんだそうな。300万てどんな分厚さや。
・駐車場に車を止めに行く時、葬儀の会場となる会館の前を通る。大丈夫かこんなに小さくて。
・ばたばたしているうちに四時になり、葬儀屋が来た。ばっちゃを葬儀会場に運ぶ準備を始める。
・プロの人がばっちゃに死に化粧を施す。顔の表面の産毛を剃り、ファンデーションを塗る。
・ばっちゃは今まで化粧をしたことがなかったため、肌が綺麗だと褒められた。
・生まれて初めての化粧は死んでからになった。上手い言い回しが思いつかない。
・そのとき誰かが一言。「そういえばおばあちゃんはこのクリームだけをずっと使ってたよねぇ」
・プロ「ええと…それじゃ首の周りにでも塗っておきましょうか」 ごめんなさい気づくの遅くて。
・それよりそのクリームって未だに売ってたんだとびっくりした。そういえばオイラ小さい頃から見てる。
・親戚一同が見守る中、ばっちゃの化粧が完成。レディだもんね。
・鼻や口に詰められた脱脂綿が痛々しかった。見てる方がおえってなりそう。
・納棺。ばっちゃのお棺はピンク色で内装にフリルがついてた。レディだもんね。
・白装束を着せられるばっちゃ。コントとかによく出てくる三角巾はなかった。宗派によるのかな。
・力のある人数人でお棺に入れてくれと言うので、率先して参加した。オイラは胴体真ん中辺り担当。
・男四人くらいかかってもかなり重かった。水が溜まっているせいか65kgくらいあるそうで。
・ばっちゃの周囲にドライアイスと脱脂綿が詰め込まれていく。見てるこっちが寒い。
・ばっちゃが使っていたお経の本や数珠、八十八箇所巡りっぽい冊子などを同梱。
・介護の看護師さんたちが贈った色紙や、オイラが誕生日に贈った似顔絵も詰めこむ。
・三途の川を渡るための六文銭を持たせる。と言っても六文銭を模した紙切れだけど。ばっちゃ、キセルか。
・死出の旅路用の杖も入れる。ばっちゃ、大荷物だな。
・入れていいもの悪いものの話を聞いて、ラーメン屋の主人の葬儀でとんこつを棺に入れた話を思い出した。
お骨拾いのときに骨が増えてる図を想像して、こんな時だけど吹き出しそうになった。
・棺の蓋を閉める。男性陣で棺を担ぎ、家の外に待機している車まで運ぶ。そして見送る。
・準備をして一同がバラバラと会館へ向かう。
・会館までは歩いて数分。全速力なら一分で辿り付ける距離。上り坂だけど。
・母についていくと、オイラの知らない近道があった。衝撃的だった。
・その近道を通っていて、ものすごくボロい階段を発見。宮崎駿の世界みたいな階段。ちょっとワクワクした。
・会館でお通夜開始の夜七時まで二階で待機。
・お菓子や飲み物を口にしながら、小二のYら子供陣とNHK教育のシュールな番組にツッコミを入れて過ごす。

・七時。お坊さんの読経をBGMにお焼香。
・油断すると涙が出てくるので無表情を作ってやり過ごす。
・お焼香より先にお経が終わってしまう。参列者が多いのか。顔広すぎだよ、ばっちゃ。
・二階へ戻って、親戚一同でお寿司を突付く。
・もう十数年会っていないと思われる従兄弟と話をする。顔は変わっていなかった。
・小二のYがばっちゃの家へトランプを取りに行きたいと言うので、一緒に行くことにした。
・ばっちゃと同居していたおじさんに鍵のありかを聞き、ばっちゃの家へ。
ばっちゃの家の鍵が開かない。もしかして隠して置いてある鍵ってこれとは違うのか。
・暗闇で携帯電話の液晶の明かりを頼りに開かない鍵をガチャガチャやってると完全に不審人物。
・…とYにからかわれる。いや、お前がトランプ取りに行きたいって言うからこうなったんだろ。
・電話で確認すると、鍵は母が持っているとのこと。くそ。おじさんに騙された。
・会館に戻ることにする。途中例の宮崎駿な階段をYと二人で降りてみる。
・あまりに怖すぎて途中までで断念。だって真っ暗で足元見えない上、階段自体が傾いてるんだよ。
・Yに煽られて会館まで競走。
・会館へハーハー言いながら帰り着いて「何してるの」と聞かれ、どう答えたものか言葉に窮する。
・母らと一緒に再びばっちゃの家へ取って返す。トランプゲット。
・会館への帰り道、再びYと全力疾走。何やってんだオイラ。
・Yの兄である高校生U、その従兄弟A(♀)、オイラの三人で大富豪開始。Yはとりあえず見学。
・Uがやたら強く、Aとオイラが最下位争い。
・Uがトイレに立ったので、小二Yが代わりにメンバーに入る。
Y、一位。ショックを隠し切れないAとオイラ。
・だいぶ遅くなったので、会館に泊り込まない人間は一旦帰宅。オイラは泊り込み組を希望。
・一旦ばっちゃの家で風呂に入って戻ってくる。
・泊り込み組の面子を見たら、オイラ以外全員じーちゃんばーちゃんだった。一番若いおじさんも孫持ち。
・ばっちゃの棺の前で「お通夜」の文字通り夜通し番をする。
・オイラ以外のじーちゃんばーちゃんは交代で二階へ寝に行ったが、オイラは寝るつもりは一切なかった。
・どうせ普段から夜更かしには慣れてるしな。
・入れ替わりでやって来てじーちゃんばーちゃんが交わす会話はものすごく興味深かった。
・明日へ続く。
・本当は初七日の今日にばっちゃ関係の話題終わらせたかったけどロスタイムってことで一つ。
   
         
         
    2006年11月3日(金)   お葬式    
         
         
    2006年10月30日(月)

・お通夜。オイラは徹夜で、他のじーちゃんばーちゃんは入れ替わりでばっちゃの棺の晩。
・最初大多数が起きていた時はばっちゃの田舎の路線についての話。
・入れ替わってばーちゃん二人(両方ばっちゃの姪)が会話のメインになった途端、恋愛話になった。
・いくつになっても女の子なのね…
・ばっちゃの恋愛話とか聞かされて超複雑な気分。
・喪主である東京のおいちゃんは皆に勧められて「じゃ、ちょっとだけ寝てくる」と就寝。
・ちなみにその後おいちゃんが起きてきたのは朝7時くらいだった。
・深夜、Nおじさんと二人きりになる。ちなみにアル中。
・いろいろ話をしてよくわかった。Nおじさんはとんでもなく調子のいい人だ。
・今ばっちゃの事を褒めてた癖に、別の人を褒め始めた途端ばっちゃを比較対象として貶し始める。
・そういやNおじさんが寝てる間、誰かが「ばっちゃはNおじさんに腹を立ててた」って言ってたなぁ。
・Nおじさん、ばっちゃの棺を前に「酒を控える」宣言。しながらビール飲んでた。(ビールは酒ではないらしい)
・Nおじさん、オイラの母にスキーを教えたのもギターを教えたのも俺だ発言。
・後で聞いたら、確かに母をスキーに連れて行ったらしいがNおじさん自身は触り程度しかやっていないそうな。
・ちなみに母はその後A級ライセンスを取得した。
・親戚の誰々がどうだ、あの人は離婚しただ、入り込めない会話をしている間は棺を見つめて過ごす。
・祭壇の周りを飾っている花にはオイラたちの名前が書かれているが、全部ばっちゃの貯金から出したもの。
・まぁ土日で銀行が閉まっていたので一時的にオイラたちが立て替えたわけだけど。
・葬儀に金をかけるな、香典も受け取るな、私の貯金から全額出せ。それがばっちゃの遺言だったから。
・残念ながら花はばっちゃの好きな野草じゃなくてもっと高級な花だったけど、そこは我慢すれ。ばっちゃ。
・心の中でいろいろばっちゃに語りかけようとしたけど、特に何も言うことがなかった。
・ばっちゃの棺に同梱した似顔絵の文言「大好きな、おばあちゃんへ。」に集約されてることに気づいた。
・別にオイラはばっちゃに何をして欲しいわけでもなく、ただそこにいただけで幸せだったんだなぁーとか。
・そんなこと考えているうちに朝になった。退屈は一切しなかった。
・例えばもしオイラ一人で棺の番をしていたとしても、多分退屈はしなかったと思う。
・逆に表が明るくなってきて、ばっちゃの側にいられるのも終わりかと思うとちょっと涙が出た。

・一旦家に帰って朝食。
・9時頃、会社に忌引き連絡の電話を入れる。上司の電話番号を携帯に入れていなかったのは不覚。
・総務に連絡を入れろと言われて連絡。会場などの詳細を問われる。
・念のため少しだけ仮眠。ぶっちゃけ眠れんかったけど。
・再度会館へ。久しぶりの従兄弟とも会う。ばっちゃの祭壇をデジカメに収めておく。
・小二のYが「トランプしよう」と言って来る。味占めたな、こいつ。とりあえず今は無理だ。
・じーちゃん系列の親戚で、四歳の女の子Mが来てた。
・初めて見る子だが、子供好きの贔屓目なしに一般的な基準で「可愛い」子だった。
・知らない人ばかりで恥ずかしがっていたので、とりあえずジャブを放っておいた。
・会社から電話がかかってくる。仕事の事を聞かれて答える。
・こんな風にならないように、なるだけ前倒しにやっておけるようずっと残業頑張ってたんだけどなぁ。
・時間を作れば作るほどその分仕事が増える、って法則をなんとなく思い出した。
・葬式。席順から焼香の段取りまで細かく指示を受ける。時間短縮の為に一回だけにしろ、だって。
・席順決めの時、来ている人来ていない人で喪主と葬儀屋がもめる。しっかりして、喪主。
・オイラの会社から弔電が来てた。仕事早いな。総務すごい。
・支社長の名前の読み方を聞かれた。答えられなかった。なんだっけ。すみません、こんな社員で。

・葬儀開始。坊さん二人がかりで読経。そしてお焼香(一人一回ルール)。
・ばっちゃを眺めて浸ろうかと思ったけど、棺を見つめればいいのか祭壇の写真を見つめればいいのか悩む。
・この段階ではまだ涙はこらえられるレベルだった。鼻水はこらえられそうになかったけど。
・ばっちゃの長女(故人)の旦那が焼香のトリを勤める。
・耳が遠いので指示をちゃんと聞いていたか心配でハラハラしたけど、なんとか恙無く任務完了。
・ばっちゃの棺を開け、花を入れていく。
・ばっちゃの顔を見ると涙腺の堤防が決壊しそうになったので、花だけ足元に入れて慌てて棺から離れる。
・お通夜でたっぷり一緒にいたから、別にいいんだ。
・続いて親戚以外の参列者が花を入れていく。当たり前だろうけどおばあさんが多い。
・号泣しているおばさんとかを見て本格的にオイラの涙腺がやばくなる。 ←もらい泣きしやすい性分
・鼻をかんだら少しすっきりした。(マリみてから得た知識)
・棺を運び出す。頭の方を支えた。霊柩車に乗せた。
・マイクロバスに乗り込んで焼き場へ出発。ちょうど車輪の上の座席に当たり、三角座りの可愛い感じで座る。
・霊柩車とタクシーとマイクロバス二台は、高速道路に乗った。どこまで行くんだよ!
・どうでもいいけど、霊柩車から手を伸ばして料金所のおじさんにお金払う図って…なんか…

・一向は喜連瓜破へ。読めますか、関西圏以外の方。これ地名ですよ。
・焼き場到着。棺を9割がた釜の中に突っ込んだ状態で祭壇を作られ、焼香しろと言われる。
・広さ的にそうするしかないのかもしれないけど…なんだかなぁ。
・焼香しつつ、ばっちゃの写真と棺と釜が一つの視界の中に入る。
・あまりに象徴的過ぎて、連想ゲームかこれは、とか思いつつ涙腺のダム決壊を防止するため即効で離れる。
・皆が見守る中、棺がゆっくりと釜の中に入っていく。
・誰かが「おばあちゃん、さよなら」って呟いてた。
・オイラはそれは絶対言わない。代わりに、ばっちゃが息を引き取った日に「お疲れ様」って言ってある。
・再びマイクロバスに乗り込んで会館へ戻る。
・斎場の出口左手のところに石碑がある、と葬儀屋に教えられたので皆バスの窓から左手を見た。
石碑の周りでニワトリが二匹、コケコケ歩いてた。何あれ。
・というかリアルに「庭には二羽ニワトリがいる」を見た気がする。
・途中、いろんな店の看板が立ち並ぶ中に刺青屋の看板を発見し、バス内一同どよめく。
・オイラの二つ前の席に四歳Mが座っていて、一つ前の席のAや小二Y(両方従兄弟の子)と戯れてた。
・Aの頭にこっそり指で角を生やしてやったらそれを見たMがケタケタ笑ってた。
・会館に戻り、弁当を食す。
・隣席の小二Yと半ば漫才のようなやりとりをし、向かい席の四歳Mがそれを見て笑う。
・それを繰り返しているうちに、四歳Mが打ち解けるを通り越して壊れた。
・倒れこんでケタケタ笑い、奇声を上げながら走り回る四歳M。やばいスイッチが入ってしまったぽい。

・近しい親戚だけで再度焼き場へ。
・釜から出てきたばっちゃ。カラカラの骨だけが台の上に散らばっていた。
・焼き場の職員が箸でそれらを並べ直しながら、それぞれの骨がどの部位かを説明していく。
・一生懸命説明してくれるのはわかった。わかったから汗をポタポタばっちゃの上に垂らすな。
・喉仏って仏様みたいな形してるから喉仏って言うらしい。
・職員、それを見せるために喉仏を立てて置こうとするが、座りが悪くパタンパタン倒れる。
・骨の一部が緑色になっているところがあるが、それは同梱した花の色がついたらしい。
・小さい骨壷に、足の指から順番に骨を詰め込んで行く。
・喉仏を中心に、腰、脊髄、手、頭など体の各部位を補完し、職員がミニばっちゃセットを作成した。
・職員曰く、これだけはっきりと骨が残るのはすごいことらしい。
・さすがばっちゃ。伊達に80歳で27本の歯が残っていて表彰受けたりしない。8020運動なんて目じゃねぇ。
・大きい骨壷に、みんなで骨を詰め込む。自慢の歯も忘れずに。
・職員「骨が大きすぎて入らない時は箸で割ってください」 ええー。
・最後に頭蓋骨を蓋のように上にかぶせ、蓋を閉めてミニばっちゃセット(大)完成。
・物欲しそうな目で喪主に訴えかけた甲斐があり、ミニばっちゃセット(大)を持って帰る役目を仰せつかる。
・バスの振動で骨壷の中の骨が崩れては大変と、手で微妙にゆらゆらとバランスを取って緩衝材代わりにする。
・しかしこれ、絶対ばっちゃ酔うな。
・一度会館に帰り、荷物を纏めてばっちゃの家へ引き上げる。
・オイラが持ったミニばっちゃセット(大)を見て「これなに?」と聞いてくる四歳M。
・「ばっちゃの骨が入ってる」と言うと「骨、見たい!」と言われた。それはやめとけ。

・ばっちゃの家に祭壇設置。四十九日までこのまま。
・大人の事情により、そのまま初七日に突入。お寺さんの読経が始まる。
・抹香をかけ過ぎてお焼香の火が消える。おじさんが慌ててライターで火をつけ直した。
・あからさまに退屈し、溜息が頻発する四歳M。退屈が爆発して妙な行動出る前に何とかしないと。
・幸いというか、ばっちゃが信仰していた浄土真宗のお経は節回しが独特なので、その線で押す。
・コブシを効かせて歌い上げたら笑顔が戻った。良かった。
・お経が終わったら、説法が始まった。みんな神妙な面持ちで俯いて聞く。ふりをして寝てる。
・そんな中オイラと四歳Mは、ばっちゃの死を枕にいつもの持論を話し始めたお寺さんをじっと見つめる。
・ちなみにオイラたちはお寺さんのドまん前に座っており、距離は1mあるかないか。怖い二人だ。
・お寺さん「老・病・死は他人事ではありません。明日は我が身かもしれないのです」
・いや、「病」「死」はともかく「老」は明日いきなり来ないだろ。
・そんなこんなでお寺さんが帰る。小二Yたちも帰る。
・晩御飯。昼間の弁当の残りだけど。四歳M、だんだん睡魔に襲われる。
・オイラも帰宅。母はばっちゃの家に残った。
・サイトの更新をかけ、風呂に入って早めに就寝。昨日徹夜してるし。
・家に一人だったのを良いことに、布団の中で初めて声をあげて泣いた。




 以上、喪に服すつもりで今日までのばっちゃ関係を纏めました。ご静聴ありがとうございました。
 うちのサイトらしからぬ内容でしたが、ばっちゃが生きていた記録として残したかったのでご容赦ご容赦。

 人生かけて打ち込んでいるものがある人なら、最後の最後までそれをやってやり尽くして、今際の時に「ああ幸せな人生だった」と思えると思います。
 でもうちのばっちゃみたいに、もう子供達も十分に成長して、特に自分の為にやることもなく、余生を過ごしながら「もう十分生きたから早よ死にたいわぁ」とか言ってる人の場合、死に際してどうあるべきなのか。

 ばっちゃが余命の宣告を受けてからそんなことをいろいろ考えたましたけど、結局はあの言葉に行き着いたんですよね。元がエロゲってところがちょっとモニョりますけど、物凄くオイラの考えにぴったりな言葉でした。
 なんだか「知ってるつもり!?」みたいな終わり方ですが、その言葉で締めたいと思います。







 最後はどうか、幸せな記憶を。
   
         
         
    2006年11月4日(土)   テンション上げていくぜ!    
         
         
     今日のめちゃイケの「め安箱」のコーナーみたいなの大好き。昔「ごっつええ感じ」でやってた「板尾係長」とかああいう一言ネタ系っていうか。
 だからふかわりょうのネタが大好き。皆様ごきげんよう。のっぽ ゴン太郎です。よっしゃテンション上げていけお前らー! あ、オイラは横で無表情で見てるから。

 そんなわけで少しは余裕も出てきたんで、インストールしっ放しだった「智代アフター」をちょっとプレイ進めてみたんですけど、まぁさすがというかなんというか面白いですねkeyの作品は。ていうか作中にミ○キーマウスとかS○NYとかピカチ○ウとか固有名詞がバンバン出てきたんだけど大丈夫かこれ。

 おっと、テンション上げていくぞお前らー! ついてこいよー! オイラ振り切って逃げるから!

 普段からメールなんてものはごくごくたまーーーーにしか使わないオイラですが、ここんとこ最近は毎日10件以上のメールを受け取っているのですよ。まぁスパムだけども。
 しかし最近のスパムメールはどこかにありそうな名前と誰かが使いそうなタイトルで送って来やがるもんで、受信メール一覧を見ても一瞬判別つかないんですよね。いや、スパム以外のメールほとんど来んけどさ。いざそのごくたまーーーーの必要なメールが来た時にうっかり見逃す可能性があるじゃない。ほら。ね。言ってて悲しくなってきたよ。

 ついさっきも今日二回目のメールチェックをしたところ、スパムメールばっかり届きました。



 なんかこう、タイトルだけでシュールな会話してるみたいでちょっと笑った。
 お互いに何を気遣ってんだよ! お元気ってどこがだよ! みたいな。ハハハ。


 おっしゃお前らテンション上げていくぞー! え、あ、もう終わり? よしテンション下げろー。おー。

ノリノリシーンにツッコむ人=予想3人
   
         
         
    2006年11月5日(日)   そして日本橋。ああ日本橋さ。    
         
         
     ジョーシンから「お土産引換券」「ジョーシン何周年記念のポイント進呈ハガキ」「誕生日ポイント進呈ハガキ」が見事に揃い踏みしたのでちょっくら日本橋に行ってきました。朝から。いや、さすがに朝は店が空いてないから難波のゲーセンでフラフラしてたけど。つか朝っぱらからアイドルマスターの筐体が満員御礼ってどういうことだ。おかしいぞお前ら。(オイラが言うなってば)

 高島屋でトイレ借りたりしているうちに11時半くらいになったので日本橋へ。
 道端に立てられた「10月27日午前7時0分ころこの場所で発生した乗用車とリヤカーの事故を見られた方はお知らせください。 浪速警察署」という看板を見て、リヤカーもやっぱり軽車両扱いになるのかなぁとかぼんやり考えつつソフマップのハード館、ザウルスと梯子しました。

 

 なんでソフマップで栗を売っているのかよくわからなかったけど、とりあえず特に買うものがなかったので次の店へGOGO。オイラの携帯に合う充電器売ってないなぁ。auのW41SAなんですけどなんでないんスか。

 「とらのあな」の同人コーナーに足を踏み入れましたところ、同人誌コーナーに「にょろーん☆ちゅるやさん」を発見致しまして、気がついたら買ってました。にょろーん。
 同人誌を買うなんていつぶりだろう。いやそもそも同人誌を読むこと自体いつぶりだろう。オイラの狭く浅い記憶を掘り返します。ああ、そうか。薔薇(隠語)園管理人の珊瑚さんがわざわざ送ってまで見せてくださった最遊記のやおい本がたぶん最後だわ。アハハ。にょろーん。

 深く考えないようにしながら次へ。
 メディアを買うならここと決めている「BEST DO!」で毎度のごとく二層の書き込み型DVDをチェック。

  
 ↑いつも一番安いので買ってる奴。     ↑ふと横を見たらあった。
   現在5枚で1640円。              10枚スピンドル1640円。

 同じ値段で枚数二倍て。物が物だけに怖ぇー。大丈夫だろうなこれ。
 ちょっと冒険心からスピンドルの方を買ってみました。どきどき。今度使ってみよう。

 さらに南下しつつぶらぶらと店を見て回ります。そうそう、スピーカをそろそろ買っとかないとなぁ。
 「イオシス」で一番安いのを見たら「ジャンク500円」と書いてあってうおー安いなぁでもジャンクかぁさすがに不安だなぁ水銀燈のイラスト描いてあるのはシャレにならんよなぁと悩んだ挙句見送り、「TWO TOP」に行ったら普通に480円のスピーカが売られていました。世の中そんなもんよね。にょろーん。
 それを買ったら商品の箱に対してどう考えてもでかいだろと思うサイズの袋に入れられました。にょろーん。

 中古CD屋を覗きながらさらに南下しディスクピアに到着。
 そうそう、もともとはジョーシンのハガキが発端で来たんでした。ディスクピアはジョーシン系列なのでここで済ませようと考えて入店。階段のところに貼ってあった小坂りゆとNoriaのミニライブと握手会を告知(もうとっくに終わってたけど)するポスターを見かけて一体彼奴らはどこへ向かおうとしてるんだと神妙になりつつ、ふむふむ最近のアニメCD市場はどうなっておるのかねと雅なる動作で眺めつt



 石田燿子/Hyper Yocomix 2




 




 あれ  手が勝手に  CDを取って   足が勝手に  レジへ




 CDについてのあれこれはまた日を改めて語ると致しまして(よっしゃ日記ネタ一つ確保した)、安売りワゴンで見つけた「ふしぎ遊戯-永劫伝- サウンドトラック」(700円)(安っ)も併せてレジへ持って行き、件のCDを購入しつつポイント600点と福引券を受け取りました。「Hyper Yocomix2」は何周年記念とやらのお陰で15%引きです。お土産は在庫がなかったので後で別のジョーシンで貰いました。

 福引会場は6階のイベントフロア。
 行ってみたら「ミスマガジン」とやらのイベントをしているらしく黒いカーテンでフロアの半分が仕切られていましたが、残り半分でアウトレットセールと言いますか在庫処分市と言いますかそういうのをやっていたのでちょっと物色致しました。致しましたらナノセイバーのDVD-BOXが見つかりました。半額なので定価35,280円であるところが17,640円になります。
 確かに安い。安いですが一万円を超えているというのはオイラ的にかなり重要なボーダーラインなのです。これは悩みどころです。オイラは言いましたね。


オイラ「カードで」


 いや、まぁいずれは買うつもりでいたし。
 これで天才てれびくんのバーチャル世界シリーズを全部揃えたぜ! いぇー! 子供時代のウェンツ瑛士楽しみだなぁ!(大きい買い物した後はテンション上げて振り返らないようにしないと凹むのです)

 そんなわけで、買い物のお陰で福引券が三枚手に入りました。
 2000円以上で一枚、10000円以上で二枚という基準がものすごく納得行きませんが、とりあえず三回の福引にチャレンジできるわけです。よーしがんばるぜー!(過去を省みないことを)


 ガラガラガラ   ⌒⌒⌒○

 ガラガラガラ   ⌒⌒⌒○

 ガラガラガラ   ⌒⌒⌒○


 はいスプーン一杯で真っ白ー。
 わかってたさ! どーせオイラにくじ運なんてものはないのさ! くじびきしてもアンバランスなのさ!

店員「はい、ではこちらのお菓子の中から三点選んでくださいね」

 はずれはお菓子ですか。
 まぁ何もないよりは全然いいですもんね。敗北の味をかみ締めて帰りますさ。えーえー。

 

 用意されたお菓子の90%がうまい棒ってどういうことだ。
 10円か。はずれは10円か。
 選べも何もほとんど全部うまい棒じゃないか。味以外選びようがないじゃないか。
 写真に撮れなかったのが悔やまれるくらい、かごにぎっしり詰め込まれた大量のうまい棒が壮観だったじゃないか。畜生め。

 むしろ何ももらえないよりも屈辱を感じつつ、エスカレータで降りる途中に貼ってあったポスターを見て「桃宮もか」って名前は早口言葉みたいで言いにくいなぁとか思いつつ、スピーカとDVD-BOXとジョーシンお土産の温泉たまご器を無理やり鞄に詰め込んでリュックサックのキャパシティに驚嘆しつつ、本日の日本橋興行は終了いたしました。ありがとうございました。

 あと「桃宮もか」ってAV女優だったのね。さっき知った。にょろーん。 




 以下、web拍手レス。

> ノリノリマシーンにどーしても目がいくのですが(笑)
> ノリノリマシーンってなんすか???
> そのアラートが素敵です。

 よし。いい読みしてた、オイラ。(昨日の日記でCtrl+Aしてみよう)
 「ノリノリマシーン」はアニメ「こどものおもちゃ」に出てきた玩具で、まぁ簡易サンプラーってとこかな。
   
         
         
    2006年11月6日(月)   まぁその辺はフレキシブルに予定合わせられましてよ>私信    
         
         
    母「♪何があってももういいのー
    くらくらー燃える火をくぐりー
    あなたとーぉ 越えたいーぃ…

    …なんだっけ


 


 皆様ごきげんよう。のっぽ ゴン太郎です。
 そこまでノリノリで鼻歌歌っといてタイトル忘れんなよ母。

 そんなわけで昨日の日本橋の後なんだけれども、オイラはばっちゃの家に行ったんですよ。後始末とか同居してたおじさんの世話とかいろいろあったんで。いや母がだけど。
 で、ばっちゃの家についてみると母がその玄関先で何やら悪戦苦闘してたのです。

 母 「あ、ちょーど良かった。ちょっと手伝って」
オイラ「おう。何を?」
 母 「金魚の水替え」

 そうそう、我が家でモーニング金魚。をプロデュースしているように、ばっちゃも金魚を飼っていたのです。ばっちゃ闘病中に2、3匹卒業して残り一匹しかいないけど。

 母 「この柄杓で掬ってこっちのバケツに移し変えといて」
オイラ「へーい」


 

 でっかいな!

 思わず「お前は小鯛の南蛮漬けか!」と突っ込んだけど、そのツッコミもちょっとどうかと思った。いや大きさ的にはちょうどそのくらいだったんだ。
 家帰ってからうちのモーニング金魚。たちに「お前らの先輩、でかかったぞ」と言っておきました。水面で口をパクパクしてました。さっき食べたでしょ。




 以下、web拍手レス。

> ちゅるやさん!?
 (´・ω・`) ソウニョロ

> ノリノリノリ
> 惜しい、のっぽさんの読みは「ノリノリシーン」へのツッコミでしたな!!

 Σ(; □)   ゜ ゜  しもたーーーーー!

> 本日から毎回「Ctrl+A」を押すことにする!
 ご苦労様です。まぁせいぜい頑張るが良いよ。  (´・ω・`) ニョローン
   
         
         
    2006年11月7日(火)   Hyper Yocomix2    
         
         
     子供が生まれた家とか、年賀状に赤ちゃんの写真載せて送ったりするじゃん。
 あれに倣って、喪中のハガキにばっちゃの写真載せて送るのどうかな!と考えて5秒で自己却下しました。どう考えても嫌がらせだよな。故人の写真が送られてくるなんて。

 あと咲人さんに話振られたので反応しておきます。これについて。
 言われて始めて気づきました。そういうことか。確かにドラえもんだ。すごいな。ドラえもん、秘密道具以外のものがどんどん実現していくじゃないですか。前どっかでジャイアンシチュー作ってる人いたし。

 さて今日はこないだストックしたネタ購入したCD、石田耀子の「Hyper Yocomix 2」をレビュりますよ。と言っても自分の知ってる曲だけですが。「Hyper Yocomix 2」のなんたるかはオフィシャルでも見て各自理解しておくれ。



01. 創聖のアクエリオン <創聖のアクエリオン>
02. Shangri-La <蒼穹のファフナー>
03. くじびきアンバランス<くじびきアンバランス>


 桃井はるこの曲のはずなのになんで普通の曲に聴こえるんだろう。
 デジタルボコーダのかかった「♪どちらにしようかな神様の言うとおり」が耳に残るくらいで、後は多少アレンジされたのと音源が変わったくらいしか違いがないんですが、桃井のアニメ声が石田耀子の声に変わるだけでここまで印象が違うもんなんだなぁと思いました。

04. DANZEN!ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart) <ふたりはプリキュア>

 元々激しい曲だったしBPMもあんまり変わらないからほとんど同じじゃないかと思ったら、あちこちで音遊びしていてかなり面白い曲になっていました。「♪ふったりーは、プリキキキキキキキキキキキキキュア〜
 わざわざ Max Heart の方を選んでいるのも遊び心かな。曲のかっこよさは原曲から折り紙付なので安心して聴けます。

05. 乙女はDO MY BESTでしょ?<舞-乙HiME>
06. 月の呪縛<LOVELESS>
07. 焔の扉<機動戦士ガンダムSEED DESTINY>
08. 秘密基地<交響詩篇エウレカセブン> 
09. SUPER LOVE<こいこい7>
10. いちごコンプリート<苺ましまろ>


 「♪わたしたちを 許してあげなさいー」「♪すてき きせき かんぺき」なんかのフィルインすべきポイントを伴奏がスルーしているのがちょっと寂しいです。「♪i・c・h・i・g・o girl」あたりはとってもいい感じ。

11. プリンセスはあきらめない<ふしぎ星の☆ふたご姫>
12. 撲殺天使ドクロちゃん<撲殺天使ドクロちゃん>


 おかしい! あの超電波ソングが! なんか普通に可愛く聴こえる!
 あの洗脳されるようなインパクトは千葉妙子の弾けっぷりにあったのかもしれない。「えいっ」の迫力が全然違うもの。石田耀子の「えいっ」は普通に可愛い。千葉妙子の「えいっ」は可愛いけど怖い。

13. ETERNAL BLAZE<魔法少女リリカルなのはA‘s>
14. 限界バトル<遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX>
15. 聖少女領域<ローゼンメイデン・トロイメント>


 笑った。
 ただでさえアリプロの曲は早口+変則メロディで歌いにくいのに、BPMが上がってる。そしてその上でちゃんと歌ってる石田耀子。ちょっと本気で尊敬した。

16. agony<神無月の巫女>
17. ルーレット☆ルーレット<ぱにぽにだっしゅ!>
18. ハッピー☆マテリアル<魔法先生ネギま!>


 先入観ってやっぱ怖いものですね。
 幼稚園児が描いてるとまで言われた作画、無駄に集めたアイドル声優、その声優が集団で歌うタイプの主題歌、それをオリコン1位にしようとしたネット上のキャンペーン。
 そういういろんな要素が邪魔をして本質が見えていませんでした。ちゃんとした人がちゃんと歌えば普通にいい歌じゃん。




 以下、web拍手レス。

> 大きくなって
 その金魚の大きさたるや、小さい鯉くらい大きいですよ。ややこしいな全く。

> 毎回ツッコミどころが多すぎて。……拍手するのもラクじゃない。にょろーん(´・ω・`)
 web拍手用にツッコミどころを用意する方もラクじゃない。にょろーん(´・ω・`)
   
         
         
    2006年11月8日(水)   乳酸菌取ってる?    
         
         
     急に肌寒くなりました昨今いかがお過ごしでしょうかのっぽ ゴン太郎です皆様ごきげんよう。11月生まれのオイラはこのくらいの気候が一番好きであります。

 某所の窓から表を眺めたらですね、隣のビルの屋上に何か周囲と色の違う物体が見えたんですよ。
 こはなんぞと思って、ついつい周囲の目を気にしつつ携帯のカメラでカシャッと撮ってきたのが右の写真なのです。


 ヤクルトじゃね?


 いや、写真じゃわかりにくいですが、実際の大きさを考えたら絶対ありえないんですけど。どう考えても人が抱え込めるくらいの大きさはあるはずなので。

 一体あれは何なのか。謎が謎を呼びます。夜中見た時に光ったりとかしてるのは見たことないから、常夜灯とかそういうものではないはず。電気設備的なものか。電線の碍子っぽいものに見えなくもないし。

 そんな風にいろいろ可能性を考えた末、オイラは以下のように結論付けました。


 でっかいヤクルトじゃね?




 以下、web拍手レス。

> とっても聞きたくなりましたー(うずうず)
 オフィシャルでサンプルも聴けますけど、ここは買うべきだ!
 レンタルする場合は、TSUTAYAだと「声優」>「石田耀子」のカテゴリで置いてあると思います。

> 拍手画像を見ると癒されるのは私だけでしょうか.
> 次はいつ更新かな?(笑

 ありがとうございます。そろそろ変えたいんですけどね。なかなかそっちに割く時間が… (つД`)

> そろそろピーナッツを目で噛む人も現れるかな
 目で柿の種を噛む人もついでに募集。(目痛そう)
   
         
         
    2006年11月9日(木)   米    
         
         
     サイト上でどんだけネゴってんだよって感じですが私信。
 当日券は昼の部で2,500円です。チケットぴあ・サークルKサンクスで前売り買えるみたいですけど、ぶっちゃけ今からじゃ無理だと思うです。入場制限されたらアウトですにゃ。あと待ち合わせ時間と場所は了解(ラジャ)。

 今日はニュースにも頻繁に登場する、スタートレックに似てる人出てなかった?でお馴染みのライス国務長官について数学的に証明してみました。



 アメリカ = 亜米利加

 亜米利加  = 米

 米 = rice

 rice = ライス

 従って、

 アメリカ = ライス

 アメリカ + 国務長官 = ライス + 国務長官

 アメリカ国務長官 = ライス国務長官


 ∴ アメリカの国務長官は、ライス国務長官である。


  



 アメリカのライス国務長官ファンクラブ

 = アメリカ + ライス国務長官 + クラブ

 = 亜米利加 + rice + クラブ

 = 米 + 米 + CLUB

 = 米米CLUB

 ∴ 米米CLUBは、ライス国務長官のファンクラブである。


    「国務長官」と「ファン」が途中で消えてるけど気にしない!




 以下、web拍手レス。

> ピーナッツだとライフルで柿の種だと散弾銃のような状態になりますね。どっちも痛そう。
 ちなみに片や塩味、片やほんのり唐辛子味ですよ。

> 「実は窓に貼り付けられた小さいヤクルトシールだった」に一票
 ばれたか! (´∀`)フ

 ってちげーよ! Σ(゚Д゚;)フ
   
         
         
    2006年11月10日(金)   やっぱり巨泉の時代よね    
         
         
     結局お亡くなりになってもまだ漫画家はらたいら先生の描いた漫画を見たことのないのっぽ ゴン太郎です皆様ごきげんよう。クイズダービー世代でない人には「はらたいらって誰?」がマジョリティなんじゃなかろか。ご冥福をお祈りしつつ倍率ドン、さらに倍。


 ここんとこ最近毎日のように森永チョコボール(ミルク)を仕事しながらに食べてるんですけど、エンゼルが一向に当たる気配がなくてにょろーんな感じなのですが、それはそうとして、ぼんやりととあることを考えたのです。

 赤ちゃんをあやす方法の定番といえば「いないいないばぁ」と並んで「高い高い」という有名な行為がございます。赤ちゃんを抱えあげて「たかいたかーい」と言いながら上空へ放り投げる恐怖の儀式です。大人を純粋無垢なまでに信用し自らの生命を無条件に託すことのできるピュアな存在でなければ「高い高い」でケタケタ笑うことなどできないでしょう。

 ちなみに大人になると、おめでたい時に集団で一人の人間を担ぎ上げやはり上空へ放り投げる「胴上げ」という儀式があったりしますが、場合に依ってはそのまま道頓堀川へ放り込まれることもあるのでやはり油断なりません。

 この「高い高い」、基本は心持ち宙に浮く程度にとどめるのが通常ですが、しかしこれをもっと高く放り投げたらどうでしょう。1m、2mどころじゃなく、それはもう物理法則を無視するくらいのところまで高く、高ーく放り投げるのです。要するに。


 他界、たかーい。


 不謹慎なネタでごめんなさい。
 ご冥福をお祈りしつつはらたいらさんに全部。(←チキン)




 以下、web拍手レス。

> 初代プリキュアの曲を聞くと三つ目がとおるを思い出すのは私だけ?
 オイラは「渚のシンドバッド」を思い出します。
   
         
         
    2006年11月11日(土)   はんじょー    
         
         
     今日の毎日新聞夕刊一面見出し。「米朝、来週にも会合 NYで金融制裁、協議か」。
 米朝師匠、すごいことやってるんですね。皆様ごきげんよう。のっぽ ゴン太郎です。

オイラ「行ってきまーす」
 母 「天気予報、今日雨って言ってるよ?」
オイラ「ああ、それは大丈夫」
 母 「なんで?」
オイラ「今日は咲人さんと一緒だから」

 そんなわけで今日は台風直撃の日にオフ会をしたのに見事に風雨を(むしろ風雨「が」)避けた咲人さんと二人で天満天神繁昌亭へ行ってきました。あの時の台風は確か途中でオフ会を抜けた咲村さんが引き連れて帰ったと記憶しています。
 小雨こそ断続的に降っていましたが、屋根のないところを歩くこと自体が少なかったこともあって傘なぞ一度も差しませんでしたよ。どうだ咲人さんの晴れ男パワーは。(晴れたわけではないけど)

 繁昌亭

 11時の販売開始早々に当日券を購入し、補助席をゲット。もし開場間際に購入を求めていたならば二階席の立ち見になっていたことを考えると、さっさと当日券を抑えたのは懸命な判断だったと思います。
 客層は、ほとんどがご年配の方だったりする中でちらほらと若いお客さんもいました。
 中はこじんまりとした寄席の部屋が一室あるだけの簡単な造り。まぁ落語とかだとこのくらいの規模の方が演者も客もちょうどいいんですけどね。

 そんなわけで、以下今日の演目の簡単な感想ー。

 一人目、桂 佐ん吉。
 演目は有名な「道具屋」。道具屋を始めた男が余計なことを言って悉く失敗する話。序盤で説明を受けた商品の欠陥部分が売る時になって伏線として生きてくる点がポイントです。特に短刀が芝居用の小道具と知った客に「ちゃんと抜ける物はないのか」と言われて「このお雛様の首なら抜けます」と答える流れは秀逸。
 最初に出てきたこの方は定石どおり新人らしく、定番の演目を選んできました。恙無くオチまで言い切ったけどまだ枕(話の前フリ部分)で遊ぶ余裕はないようです。客席の反応もぼちぼちって感じ。まぁ一番手っていうのもあるけど。がんばれ。あと商品の中に「電気スタンド」だかなんだか微妙に現代の物が混ざってたのは結局何をしたかったのか解らなかった。

 二人目、笑福亭 喬若。
 演目はこれまた定番の「刻うどん」でした。江戸落語なら「刻そば」ですね。上手くうどんの料金を安くごまかした友人の真似をしたバカ男が失敗する話。友人の行為が伏線となり、真似をしたバカ男には全て裏目に出るところが面白さのポイントです。「今何刻だい?」は有名。でも後半の店の名前は確か「丸屋」だったと思うんだけどなぁ。「はずれ屋」なんて名前を自分の店につける奴はいないだろ流石に。
 こちらもやはりまだ下っ端の方のようで、枕は簡単に済ませていました。でもアクション頑張ってた。ああいう動き的なところを演じやすい演目なのかな。

 三人目、林家 竹丸。
 演目は「手紙無筆」。識字率の低かった時代、字が読めないから代わりに手紙を読んでくれと言われ、実は自分も読めないくせに読めるふりをして勝手な内容をでっち上げる話。落語に多い「知ったかぶり系」の話です。依頼人の男から引き出した情報を元に必死で辻褄を合わせようとするところが笑いのポイント。
 表情のつけ方とかが堂に入っていて、安心して聞けました。枕では自分の名前ネタをふっており、さりげなく知名度を上げようという下心も見えます。(勝手に見るなって)

 ここで幕間、ステージ漫画のフロッグ西嶋。物凄く年季の入ったおじいちゃんでした。声があまり通らずお囃子に負けてました。とはいえ漫画サイトの管理人としては注目しておくべきでしょう。漫画サイトの管理人としては。(なぜ強調した)

 一枚目、自己紹介絵。自画像とカエルの絵を描き、「よろしく」と添えて完成。え、オチは?
 二枚目、木川カエル師匠の思い出絵。衣装や筆が師匠のお下がりだと言う話で完結。え、オチは?
 三枚目、女と男がワイングラスを中心に向かい合って愛を語らう絵。構図から考えて、左右の男女の輪郭と中央のグラスによって微妙に女性の裸を形作っている一種の騙し絵になっていたんだと思うんですが、特に説明もなかったので真偽の程はわかりません。「お客様の中で欲しいという方がいらっしゃったらこの絵差し上げますけど」と呼びかけたものの客席が無反応だったところが多分オチ。
 四枚目、客席のおばさんの似顔絵を中心に、繁昌亭テイストを盛り込んだ一枚絵に仕上げてそのおばさんに進呈していました。あんなでかい物貰っても後で処遇に困ると思う。作品を渡そうとしたらおばさんに「(私の)名前も入れて!」と言われてうろたえていた所が多分オチ。

 とりあえず、筆に浸してキャンバスに描きつけても1〜2分で乾く塗料があるという事実と、筆で丸を描くときは一筆でぐるりと書こうとせず左右に分けて二画で描いた方が綺麗に描けるということを知っただけでも、見た価値はあったと思います。


 なんか随分長くなってきたので続きは明日で。
 あと私信。こちらこそありがとうございました。年末楽しみにしてますよー。



 以下、web拍手レス。

> >場合に寄っては ←誤字ハケーン(・∀・)
 あーそうか。確かに字が違いますね。さりげなく直しておきます。ありがとうございます。
   
         
         
    2006年11月12日(日)   ハンジョー    
         
         
     喪中ハガキさっさと出さなきゃいかんですね。皆様ごきげんよう。のっぽ ゴン太郎です。さすがに喪中ハガキではアイディア凝らしてネタ満載にするわけにゃいかんわな。
 そんなわけで昨日に引き続き繁昌亭で見た落語の感想ー。


 落語以外の人は人数に数えないとして、四人目、桂 一蝶。メガネ男子。
 演目は多分新作・オリジナル系の落語だと思います。任侠ものの映画を見て憧れた男が任侠世界の人間になろうとするも悉く失敗する話。ハクをつけるために刑務所に入ろうとしてバナナを一本盗むあたりが一番面白かった。さすがにこの辺りの噺家さんになると枕(話の前フリ部分)からベテランって感じですね。

 五人目、桂 文太。
 演目は「幾代餅」。錦絵で見た幾代太夫の姿に恋をした若者が一年必死に働いて貯めたお金で吉原へ会いに行き、最終的には幾代太夫と結ばれて餅屋を始める話。ちょっと調べたところ、元ネタになった実話があったらしいです。
 この文太さん、さっきの一蝶さんと仲が良いのかして枕部分でそりゃもう弄る弄る。二、三回弄ったところでとうとう本人が舞台袖から現れてツッコミを入れてきました。しかも完全に私服でした。

 中入りを挟んで六人目、桂 都んぼ…とプログラムには書いてあったんですが、何か事情があったのかその次の予定だったマジック中島&ひろみが先に登場。休憩で緊張が緩んでいた客の不意をついて大音量のBGMが響き渡り度肝を抜かれました。
 ちなみにこのマジックのお二人は夫婦なのか知りませんが男女のペア。二人とも最後まで一言も喋らなかったので、結局どちらが「中島」でどちらが「ひろみ」なのかさっぱり判断できませんでした。えー、あとマジック自体は「まだこんなベタベタな演芸マジックが生き残っていたのか!」と思うようなマジック。しかも後ろ手でタネを取り出すのを隠そうともしないところが斬新というか、えーと。
 
 改めまして六人目、桂 都んぼ。
 演目は「掛け取り」。大晦日、溜まったツケを集金にくる人間とそんなものを払える金のない人間との攻防を描いたお話ですが、バリエーションがつけ易いのか人によって色んなパターンがあるちょっと珍しいお話です。今日語られたお話は「落語好き」→「芝居好き」→「喧嘩好き」の三人と対戦。後者二つは定番ぽいですが、最初に出てきた「落語」はオリジナルだと思います。現代の落語家の名前を大量にダジャレで盛り込んでたから。
 枕ではいきなり客を巻き込んで「乗ってるかーい」「いぇーい」とやり始め、表情が豊かで特に笑顔がほんとに見てて「わぁ笑ってるわー」と思える顔というか、うん何言ってるか自分でも解らない、見てて飽きさせない方でした。
 
 七人目、笑福亭 仁勇。
 演目は「花瓶」。尿瓶を知らなかった侍が道具屋で尿瓶を「珍しい形の花瓶」だと思い込んで購入してしまうお話。勘違いしている侍と周囲とのギャップが主な笑いどころです。
 枕では「道具屋の符丁では、何も買わないで帰る客のことを"真夏の蛤"と言います。見くさっても買いくさらない(身腐っても貝腐らない)から」と言って観客から拍手をもらい、落語の中でもさりげなく尿瓶について「象が自分の尿を鼻に取り、襲ってくる虎にかけて攻撃する様子が尿瓶の形の元になった」という説明を登場人物に語らせたりしていました。もしかしてウンチク好きですか。

 あとこの日入り口で渡されたプログラム、実は人名だけ書いてあって何の演目をするかは一切書いていないんです。なので極端な話、演目については土壇場で決めてもOKな状態なわけです。
 ところで、何も買わないで帰ることについて「真夏の蛤」以外に「小便する」という言い方があるんですが、今日最初に桂佐ん吉さんが披露した「道具屋」でも、そのことが重要なポストで出てくるんですね。そしてこの「花瓶」のオチも実は「小便する」という符丁が解っていないと理解できないものになっています。
 ですので、もし最初に「道具屋」が演じられたのを受けて「花瓶」にしようと考えたのなら、これは大きい伏線だなぁとちょっと感心します。

 そして大トリ。最後の八人目、桂 きん枝師匠。テレビにも良く出ているあの人です。
 演目は「不動坊」。美人の未亡人を女房にした男を妬んだ長屋の男達が、未亡人の夫の幽霊をでっち上げて悪戯を仕掛けるお話。
 この話には合計6人の人物が登場するんですが、さすがというかなんというか、仕草や言葉遣いや表情などで見事に全員を演じ分けていました。大抵の落語は一人対一人の会話が多いので余り気になりませんけど、さすがに三、四人の人間がそれぞれ発言するようなシーンを持つ話になると演じ分けが難しくなるんですよね。幽霊役にされた講談師の人のキャラがなんか好きだった。可哀想な感じで。


 以上です。
 その後は難波でお好み焼き食いながらダベって、ゲーセンでキン肉マンの格ゲーで対戦したりして過ごしました。咲人さんがラーメンマン、オイラがブロッケンJr.でした。何その因縁の対決!




 以下、web拍手レス。

> 小朝 に「。」を付けて モーニング・・・
 「モーニング小朝。」? (´・∀・`)フ

> 誤字は、直すより、得意の絵にしちゃったら胴ですか。
 5秒で終わる訂正の方がいいです。絵にする労力とそこから生まれる有益性を考えると。

> オチがないのがオチという罠
> とか、言ってみるテスト

 そんなモヤモヤは「赤い洗面器の男」だけで十分だ! ε-(゚Д゚#)
   
         
         
    2006年11月13日(月)   ED曲が特に懐かしかった    
         
         
     寒いよ。冷えたよ。頭痛いよ。熱あるよ。おえ。のっぽ ゴン太郎です。皆様ごきげんおえ。

 土曜日に咲人さんと別れた後、ちょっと足を梅田に向けてTSUTAYAへ行って来たのですよ。また例によって例のごとく半額クーポン期間だったりするもので。もう何、パブロフの犬? 半額→借りなきゃ、みたいな?
 CDも借りたいものがいくつかあるはずなんですが、思い出し思い出し物色している時間がなかったので今回は見送りまして、DVDを何枚か見繕ってきました。

・ナースウィッチ小麦ちゃん マジカルて KARTE.1
・ナースウィッチ小麦ちゃん マジカルて Z おぺ1
・ナースウィッチ小麦ちゃん マジカルて Z おぺ2
・魔法少女プリティサミー [OVA]
・魔法少女プリティサミー (1)
・魔法少女プリティサミー (2)
・魔法少女プリティサミー (3)


 とりあえず小麦ちゃん制覇。
 KARTE.1からいきなり2ちゃんねるネタなのね… 濃いぃなぁー。
 そいや昔どっかに元ネタ解説サイトがあった気がするんですけどもう潰れましたかな。

 プリサミはやっとレンタルできた!って感じですよ。
 近所のTSUTAYAにも入っていなくて、やっと梅田に入ったのを虎視眈々狙っていたのです。OVAは三話ともアニメ界がノリにノってた当時のクオリティだからなんかもー贅沢な感じですね。セルとか動きとか。黄金期だったなぁ…
 ところでプリサミのミュージッククリップはDVD化されないんでしょか。「DOUBLE MIND」と「恋はブロイラー」のクリップが最高にかっこよかったのに。幕間の横山智佐とぬいぐるみ魎皇鬼の漫才がちょっとアレだったけど。

 TVシリーズのプリサミは絵のクオリティこそガクンと落ちたものの、ギャグセンスもいいし泣ける話もあるしメッセージ性もあるしマニアックなところもあるしのストーリー勝ち。黒田洋介がんばった!と言える作品です。
 未だに覚えてる。終盤、ロケットで敵陣に乗り込むときの銀次のセリフ。確かこんなだった。

 敵の攻撃が襲ってくる     → 「やってやるぜ!」
 敵の攻撃がロケットに当たる → 「やってくれるぜ!」
 ハンドルが取れた        → 「やっちまったぜ!」
 撃墜された            → 「やられちゃったぜー!」

 しかしなんだ、プリサミも小麦ちゃんも「スピンオフ作品」で「魔法少女もの」で「パロディ色が強い」作品だったりするから、こうなんとなく「色」が似てますな。オーラというか。そういやOVAプリサミも二話目はアキバの話だったっけ。同じ舞台だとますます時代を感じるよね。アハハ。おえ。
   
         
         
    2006年11月14日(火)   ギャグ転裁判    
         
         
     朝ごはんにスモークチーズとか食べたんだけれども、もうスモークチーズと言えばちゅるやさんしか思いつかない昨今皆様いかがお過ごしでしょうか。ごきげんよう。ちょっと暖かかっただけで体調が戻る現金なのっぽ ゴン太郎です。

 しょっちゅうどうでもいいことを考えるオイラですが、この間もふと思いました。
 裁判でサイバンチョが折々にカンカン叩く木槌あるじゃないですか。あれがピコピコハンマーだったらどうかなって。


裁判長「(ピコ!) それでは被告人・丸出ダメ男の裁判を開廷いたします!」

裁判長「静粛に! 静粛に! (ピコ! ピコ!) 」

裁判長「これにて閉廷! (ピコ!)」


 楽しそうじゃないですか。一時的にですが和みますよ。さすがにしばらく聞いているとイライラしてくるかもしれないけど。
 これがもしへぇボタンだったら。


裁判長「(へぇー) それでは被告人・丸出ダメ男の裁判を開廷いたします!」

裁判長「静粛に! 静粛に! (へぇー へぇー) 」

裁判長「これにて閉廷! (へぇー)」


 威厳もへったくれもないですよ。「へぇー」って言うたび八嶋智人ばりに「ありがとうございまーす!」って言わなきゃいけない気になりますよ。
 そして高橋克実が「ちなみに私は裁判所に出入り禁止を食らいました」とか言うんですよ。




 以下、web拍手レス。

> 今週一杯は半額なのでフリクリを借りましょう。
> 高いとか見たことあるとかの苦情は一切受け付けません。

 観たことはないけど。お勧めなんですか? (´ω`)
   
         
         
    2006年11月15日(水)   レンタラー    
         
         
    ♀「わぁ、綺麗な星空」
♂「ほら、ごらんあの明るい星を」
♀「ええ」
♂「あれが巨人の星だよ」

 皆様ごきげんよう。のっぽ ゴン太郎です。
 今日は定時退社デーのため(無理矢理)定時に帰宅いたしました。明日が大変です。ロスタイムギリギリまで粘ったけどな。
 そんなわけで早く帰れたわけですから、せっかくなので足を少しだけ延ばしてみましたよ。

<DVD>
 ・魔法少女プリティサミー (4)
 ・魔法少女プリティサミー (5)
 ・魔法少女プリティサミー (6)
 ・落語天女おゆい 第三巻
 ・落語天女おゆい 第四巻

<Album CD>
 ・ミスター味っ子 オリジナルサントラアルバム 満腹定食
 ・吸血鬼美夕 音楽編
 ・ガ王 〜勇者王誕生! 10連発!!〜

<Maxi Single CD>
 ・びいだま (「げんしけん」ED)
 ・キングゲイナー・オーバー! (「オーバーマン キングゲイナー」OP)
 ・いろは (「びんちょうタン」OP)
 ・ハレ晴れユカイ (「涼宮ハルヒの憂鬱」ED)


 またか言うな。まただ。
 DVDはまぁシリーズ抑える程度にしといたからいいとして、CDの方ですな問題は。
 ミスター味っ子。「味皇料理会会歌」が聴きたかったんだ。
 吸血鬼美夕。以前聴いた「ユーロゴースト伝説」での美夕の曲のリミックスがかっこよかったから原曲を聴きたかったんだ。でもCD間違えたんだ。しまった、この曲じゃない! 「美夕八千夜」が収録されてる方を借りるべきだった!
 ガ王。「勇者王誕生!」とそのリミックスばかり収録したバカCD。WMPで再生したら、トラックリストにずらーっと並ぶ「勇者王誕生! -集大成神話ヴァージョン-」「勇者王誕生! -オーケストラヴァージョン-」「勇者王誕生!」「勇者王誕生! -ピアノソロ・ヴァージョン-」「勇者王誕生! -神話ヴァージョン-」以下略がすごい。というかもうギャグとしか思えない。

 マキシシングルの方は、とりあえずいくつか抑えたかったやつをチョイスしてきました。
 げんしけんED、前カラオケでちょろっと歌ってみたらすんごい楽だし気持ちよく歌えたので本格的に聴いてみることにしたのです。
 キングゲイナー、思った以上にアドリブ度の高い曲だったんだなぁ。
 びんちょうタンの曲はタイトルしか知らなかったんですけど、ちょっと期待はずれ。もっと独特な味のある曲を予想してたのに至ってフツーでした。
 ハルヒはあれだけ話題になりながらまだまともに聴いたことなかったから。曲歌えないのは踊る以前の問題ですよ。いや踊らんけど。


♀「わぁ、綺麗な星空」
♂「ほら、ごらんあの青く輝く星を」
♀「え、どれ?」
♂「ほら、あそこだよ」
♀「どれのことかしら」
♂「見えない? おかしいなぁ。ほら、あの北斗七星のそばの…」




 以下、web拍手レス。

> >あれがピコピコハンマーだったら
> 数年前に「うめぼしの謎」という4コマ漫画のネタであったのを思い出しました
> 法廷でピコピコハンマー ←数年前に既に4コマ漫画でネタにされた方がいます。

 既出か… (´・ω・`)  ていうか二人もツッコまれるとは思いませなんだ。

> サイバンチョが片仮名なのは、逆転裁判ネタですか
 よくわかったな。

> 「静粛に!静粛に!(ガッテン!ガッテン!)」
 キミが一番うるさいよ。 ヽ(´Д`)