寒い寒いと思っていたら、朝、窓の外が一面の銀世界でした。
もっこりと積もった完膚なきまでの雪景色。NHKのニュースでもこの冬一番の冷え込みと煽りまくっています。
しかしオイラは生粋の大阪人。雪の珍しくもない地方とは違います。そのめくるめく雪の世界を前にして昂ぶるこの気持ちをどうして抑えられましょうか。
逸る気持ちをわくわくさせつつ、オイラは雪の世界に一歩を踏み出したのです!
ごりっ。
足元から聞こえてきた、とてもじゃないが新雪に足を踏み入れたとは思えない音。
びっくりして何度も足踏みをし、その感触をよく確かめた後その理由を把握しました。
これ、雪じゃない。氷だ。
一度積もった雪が溶けて再度固まったのか、霙だったのが冷えて固まったのか、雪の形を保ったまま完全に凍り付いていました。
いざ出勤、ということで自転車を漕ぎ出したのですが、道路が一切合財アイスバーンなので滑る滑る。
自動車の轍の跡を慎重に進んでいても、ブレーキをかけると途端に横滑りしてヒヤッとさせられます。
止まれなくて車に突っ込んだらどうしようと危惧した交差点をなんとか越えてほっとした時、背後からガシャーンという音。
振り返ると自転車に乗っていたであろう若い女性が見事にすっ転んでいました。
くわばらくわばら。ああはなりたくないもんです。改めて気を引き締めるオイラ。
タイヤが滑って前に進めない車などという珍しい光景を目の当たりにし。
池を大きく迂回するカーブで曲がりきれなくなったりし。
普段なんとも思っていなかった道を走っていて、だんだん自転車が右に流れていくことで初めてこの道が少し傾いていることに気付き。
緊張の連続で自転車を走らせていたオイラですが、線路脇の道路に出たところでほっと一安心。
そこは車通りが多かったせいか、それとも日当たりが良くて溶けたせいか、雪の塊がほとんどありませんでした。
やっと普通に自転車を走らせられる。そう思ったオイラがスピードを上げ、そして。
勝者:道路
決まり手:ちょっと見ただけではわからないほど見事に道路を覆った氷の層
なお、今日の日記は受験生に配慮したため一部読み取りづらくなっております。ご了承下さい。 |
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