2004年9月16日(木)   二色パン
 今日もトイレの個室からいびきが聞こえてきました。
 おっさん。寝るなとは言わんからもうちょっとはばかれ。そんな心の声を胸に秘めて今日も戦うのっぽ ゴン太郎です。戦っている相手は当然睡魔。

 心の声ついでに愚痴りますが、Wordほんとムカつくのな!
 思うように罫線引けないわ、勝手にアルファベットを大文字に変換しやがるわ、CPUを100%占有しやがるわ、しまいにゃPCをフリーズさすわ。
 もうなんか最近一日一回はWordのせいで再起動してますよ。むきー。
 そんな怒りを胸に秘めて今日も進み続けるのっぽ ゴン太郎です。進む先は夢の世界です。


 夕方、お腹繋ぎに売店で二色パンを買って食べたのですが、食べながらこの二色パンという物の存在に激しく疑問を感じてしまいました。

 まずいきなり根本的な問題から入りますが、何が二色パンか。一色ではないか。
 オイラの目に映る袋から出した状態の自称二色パンはどう見ても一色です。パンの香ばしい茶色しかしていません。これで二色パンと名乗っているのですから笑止千万。傲慢やる方甚だしい。ごめん、今勢いでよくわかんないこと口走った気がする。

 しかしそんなオイラの厳しい追及に対抗するように、二色パンの弁護士は意義ありと叫び斯様にのたまう事でしょう。
 曰く、二色なのはパンの中身であると。
 即ち、クリームの白とチョコレートの黒。この二色であると。

 しかしのしかし、そこでオイラはビシッと意義あり返しを決め、その論理を鮮やかに覆すのです。
 「二色パン」は即ち「二色のパン」であり、パンの色が二色であることを指しているようにしか聞こえないと。

 さらに言いたいのは、あの形状です。
 二色パンを食べたことのある方はわかっていただけると思いますが、二色パンと言うのはすべからく真ん中に明らかな境目があり、そこで綺麗に二つに分ける事が出来るのです。

 こんなに綺麗に分かれるというのは、どう考えても二つのパンを無理矢理くっつけて焼いただけなのではないでしょうか。二つに割ってしまったら、ただのチョコレートパンとクリームパンではないですか。既に二色パンとしてのアイデンティティは失われてしまっているのです。騙されている気がしてなりません。


 さて菓子パンといえば代表格はやはりアンパンであり、アンパンはやなせたかし先生の御力によりアンパンマンとして子供たちのヒーローとなったわけですが、そこで問題は二色パンです。
 オイラの記憶では、二色パンを元としたキャラクターは出ていないはずです。それは何故だ。やなせたかし先生は二色パンを差別するのか。

 よろしい。ではここに、二色パンマンの誕生を宣言しましょう。

 パン工場で飼われている番犬を除くあらゆる動物が二足歩行をし、純然たる人間は実質二人のみ生き残った世界の中で、カバ男なる少年が空腹で泣き叫んでいます。話はいきなり逸れますが、いつも誰かが空腹で苦しんでいることを思うとこの世界はひどい飢餓に見舞われていると考えざるを得ません。

 そこに颯爽と現れた我らがヒーロー、二色パンマン。
 呆然とするカバ男の傍に歩みよります。
 カバ男の目に映る二色パンマンは当然顔が二つあり、それぞれがニヤリと笑みを浮かべながらこう言うのです。


「さぁ、僕の顔を食べなよ」「さぁ、僕の顔を食べなよ」


 キャーーーー!!


 そんな恐怖の映像を脳内に流しつつ、今日も精一杯頑張るのっぽ ゴン太郎です。何を頑張るって居眠りしないように頑張るのです。
2004年9月17日(金)   慣れるということ
 PS2を一万円で譲るとの申し出を受けました。
 買いなのかどうなのか非常に迷うところです。安いのかどうかもわかりません。それ以前に、我が家にそんなもの置くスペースないって。

 というわけで今日もごきげんよう。のっぽ ゴン太郎です。眠いっす。一週間長かったァー…
 まぁ来週は老いたるを敬う日および秋を禾と火に分ける日がでんと構えておりますので、実質平日は三日間という堕落週間であります。
 仕事的にはヒジョーにキビシー(財津一郎)ところですが、プライベートの時間が増えるのはマンモスうれピー(酒井法子)ものであります。どうでもいいけど、死語もこれだけ堂々と使えば恥ずかしくないもんですね。ゲッツ!(ダンディ坂野)

 ごめん、最後のはちょっと恥ずかしかった。

 しかしこんだけ毎日残業が続くといい加減慣れるというものです。
 どんな環境でもそれなりに適応できる辺り、人間様はすごいと思います。こんな芸当、ミズクラゲには到底真似できないでしょう。まず地上に上がった段階で御陀仏です。ビバ人間。
 そういえば全然関係ないけど、昔ビーチに打ち上げられたクラゲにアイスの棒を刺して「お墓ー」とかほざいていたことを懺悔します。本人は本気で供養のつもりだったんだよ!

☆残業続きで身についた適応一覧

・PCの時計が20時を指してから、帰宅を何時にするか考える。
・帰宅時は当然真っ暗なものである。
・ビルに入るときは正面入り口から。出るときは裏口から。
・日付が変わってからが晩御飯時である。
電車は寝るところ。


 「悲哀を感じる」と言おうとして「卑猥を感じる」と口走ってしまいました。「卑猥」な上に「感じる」だなんて。いやん。えっちなのはいけないとおもいます!
 そんな感じで今日はこの辺で。眠いし。眠いっていうか目が痛い。おのれ走査線め。
2004年9月18日(土)   ハンバーガー
(ウルトラマンのテーマ)
♪胸ーに つけーてる マークを修正ー


 はい、ごきげんよう。
 いつも通りののっぽ ゴン太郎です。起きたら昼だった、いつも通りののっぽ ゴン太郎です。

 そんなわけで、いつも通り朝昼兼用で食事を取ったのですが、それが手作りハンバーガーだったのです。田作りではありません。手作りです。田作りハンバーガーは嫌です。
 それを食べながらふと思ったのですが、ハンバーガーって要はサンドイッチの発展形じゃないですか。

 サンドイッチ。

 18世紀半ば、博打狂いのイギリス海軍大臣ジョン・モンターギュ・サンドイッチ伯爵が、食事するのもめんどくせぇゲイラ様みたいなことを抜かし、トーストの間にコールドビーフを挟んだのが始まりとされているのは有名な話です。
 ちなみにこのサンドイッチ伯爵、あだ名が「ひったくりジミー」だったそうですが、名前のどこにジミーに該当する部分があるんでしょう。えげれす人の感性は理解できません。

 それからいろいろと改良・発展を繰り返してきたサンドイッチは、パンの間にハンバーグを挟む事でハンバーガーへと姿を変え、マクドナルドを始めとするファーストフード店の力で世界中に広まりました。
 ハンバーガーを何ヶ月も食べ続けたせいで肥えたと言って訴訟を起こす人がいたり、100個注文してレシートが99個と1個の二枚に分けられる人がいたりと、未だに愛され続けています。

 さてそんなハンバーガーを食べながら思ったんですが、もうあれだよね、かぶりつくと反対側からボタボタ具がはみ出て落ちるのはデフォルトですよね。とてもじゃないけど片手で持って気軽に食べるなんて出来ないと思うの。
 サンドイッチ伯爵の崇高なる理念はこうして失われてしまいましたとさ。と今日はそういうお話。
2004年9月19日(日)   海腹川背
 久しぶりに鉄腕DASH見ましたけど、未だにDASH村やってたんですね。
 ヤギが大量になっててびっくりしましたというか八木橋くんどこ行ったんですか。ひょっとしてもうお亡くなりになりましたか。ひょっとしてもうTOKIOに食べらr

 のっぽ ゴン太郎です。

 今日はプライベートでの作業も早々とノルマをこなしたので、ちょっとゲーム機引っ張り出してきて久々にコンシューマゲームなぞやってみたりしました。
 ちなみにここで言うコンシューマゲーム機というのは、ぴいえすつうとかげえむきゅうぶとかいう浮ついた機械ではなく、スーパーファミコンというイカした名前のウルトラハイテクマッスィーンです。

 そして取り出したるソフトはといいますと、しばらくの間プレイしたくてしたくて堪らずこないだ日本橋に行った時に中古ソフト屋にてとうとう購入してしまった逸品。
 主人公の海腹川背さんを操作してフィールドを進んでいくアクションアドベンチャー、「海腹川背」です。

 ↓主人公の海腹川背さん
海腹川背さん

 このゲームの肝は主人公が萌え…コホン、主人公の海腹川背さんの唯一のアイテムであるロープ。
 このロープ、先っぽに釣りのルアーがついており、しかもロープ自体がゴムのように伸び縮みをし、さらに海腹川背さんの体重を支えても切れないと言う便利アイテムです。
 向こう岸まで遠い時はこれを向こうの壁に引っ掛けてゴムの反動で飛び移り、高いところに上りたい時は天井に引っ掛けてロープを縮め、邪魔する魚は釣り上げて捕獲する、まさになんにでも使える万能アイテムなのです。

 世界観は非常にシュール。
 入り組んだ地形に何故か定規や鉛筆があしらわれ、そこら中に金魚やうなぎやタニシが徘徊する中、一人の少女が不自然に設置されたどこでもドアを目指してルアー片手に快進撃。

 一体どういう設定なんだ。

 興味を覚えたオイラは説明書に助けを求めました。
 どんなにシュールなゲームであってもそれなりのストーリーがあり、一応論理的な解説が為されているものです。
 スーパーマリオブラザーズはキノコ王国にかけられたクッパの魔力を解くためにピーチ姫を救出するお話でした。クォースは宇宙から降ってくる謎のブロック群から地球を守るゲームでした。テトリスは大ヒットした後に作者が「ソビエトは社会主義国だからヒットしても俺儲からないじゃん!」と気付いてアメリカに移住する物語でした。

 そして、オイラが見た説明書には、非常にシンプルで明快な答えが書いてありました。


海腹川背さんは、なぜかサカナたちに邪魔されながら、道なき道を進んでいきます。


 三文字。
2004年9月20日(月)   家に帰(けぇ)ろう
 はい!
 というわけでやってまいりました敬老の日。皆様いかがお過ごしだったでしょうか。オイラの同僚は千葉なのに東京と言い張るネズミ王国に行っているそうです。プルートとか言う名前の、ネズミに飼われているプライドのかけらもない犬は未だ元気にしているのでしょうか。

 さてオイラはと言いますと、皆様から寄せられた御意見をありがたく頂戴しつつ、結局デパ地下に行って参りました。正確には、日本橋で物資とリビドーを補給した後に高島屋の地下をさ迷って参りました。

 真昼のデパ地下はお婆さんから赤ちゃんに至るまで人で賑わっており、輪をかけて敬老の日セールやらお彼岸セールやらが喧騒に拍車をかけておりました。
 さて。プレゼント探しますか。


 とりあえず、途中まで本気で検討していた海鮮関係から見てみます。



 うに。生うに。漢字で書くと海栗。
 そういや今朝自転車走らせてたら道端に栗が落ちてました。いがぐり。関係ないけどね。
 それにしても、なんだこの品揃えは。右側が北海道産のウニなんですが、こんなに大量に要らんぞ。一方丁度良いサイズの左側はロシア産。世の中上手く行かないもんですね。



 掲示板で提案していただいたすじこ。鮭から取り出したままの卵、醤油漬けにする前のいくらですね。
 つかこれも多いなぁ。まぁ料理にちょっとて手間かけなきゃいけない食材だから、もともと今回は候補から外させてもらってますけど。

 ん、では、手間をかけなくて済むと言う意味で一品料理みたいなのはどうでしょうか。
 デパ地下というのは有名店がこぞって出張所のようなものを構えているところと認識しています。



 ホタテグラタン……う、美味そー。
 しかしなんだ、プレゼントというよりはほんとに晩御飯の惣菜って感じですよね。オイラはお使いに来ているわけではないのであります。



 そうそう。
 こんな感じで、普通買わないようなちょっと豪華っぽい物を選ぶべきなのですよ。どうよこの伊勢海老っぷり。中に詰まってる食べ物が正体不明なので買わないけど。



 あー、湯葉だ。湯葉好きなんですよ。いや、それだけ。
 さすがにオイラが好きだからってこんな普通の食材贈りませんことよ。オホホホ。何キャラだオイラ。



 松茸ご飯か…松茸は既に贈り済みなんですよねー。
 ダメダメ。こんなんじゃオイラの心は動かされない。出直してきたまえ。



 松茸の土瓶蒸しか…松茸は既に贈り済みなんですよねー。
 ダメダメ。こんなんじゃオイラの心は動かされn土瓶付きーー!? ←動かされたらしい



 松茸そのもの。
 贈り済みなんですけど、実はオイラにゃばーちゃんがもう一人いましてそっちには松茸が良いかなーとか思ってたりするんですよ。いつも片方にしか贈ってなかったからなぁ。今年こそは。



 これはありえない。多分ばーちゃんポックリ逝く。

 お菓子コーナーも一応覗いてみましたが、なんかものすごく義理義理しい感じがするのでちょっとパスです。ケーキとかあげてもなぁ。なんか違う気がするし。団子とかはオイラが食いたいくらいだし。
 お。こんなところに赤福も出張所出してるんだ。へぇ。二粒セットなんてあるんだ。







店員 「なるだけ今日中にお召し上がりください」
オイラ「はい。今から食べます

 という会話があったかなかったかはまぁご想像にお任せするとして、とにかくデジカメで撮った候補を振り返りながら考えました。赤福食べながら考えました。そして決めました。

 今回は松茸の土瓶蒸しにしよう。否、土瓶にしよう、と。

 決めてしまえば早いものです。オイラは颯爽と松茸の土瓶蒸し(土瓶付き)を売っていた店舗に戻りました。って店舗どこーー!?

 いかん。行き当たりばったりで歩いていたので冗談抜きで迷いました。既に出口も分かりません。あの韓国訛りのキムチ屋店員はさっきも見たぞ。あれ。あれれ。ループしてる?(んなわきゃない)

 なんとか店を見つけ、しきりに敬老弁当を勧めてくる店員をサラッと受け流しつつ松茸の土瓶蒸し(土瓶付き)を購入。あと、もう一人のばーちゃんに松茸をプレゼントしようと思ったんですが、さすがデパート、なんかやたらバカ高いのと中国産・韓国産しかないのでちょっと断念。ばーちゃんちの近くのスーパーで買うことにしました。


 電車を乗り継いでもう一人のばーちゃん家最寄の駅へ。
 小さい頃に来て以来の商店街に足を踏み入れ、その風景の変わりように驚愕しつつスーパーへ向かいます。うおお。何時の間にこんなカラオケ屋が出来たんだ。レコード屋はどこ行った。レコード屋。

 そして目的のスーパーで松茸を物色。
 中国産しかないという最悪の事態にくじけそうになりますが、仕方ないので妥協します。中国産の食材の怖さはお米ちゃんとこでたびたび取り上げられていますのでほんとに苦渋の選択です。まぁどうせ老い先短いから良いか。

 ばーちゃんちに到着。荷物が重い。多分土瓶のせい。
 電話で今日は自宅にいることを確認していますので、遠慮なく家に入り。入り。あれ。玄関の鍵が閉まってる。ん。でも家の中からテレビの音はするしな。まぁこの鍵は外し方知ってるから良いや。さて、ばーちゃんはと。


 寝てた。


 しばらく扇風機とお友達になっているとやがてお目覚めになったので、松茸を渡してしばらく談笑。何時の間にかお寿司をご馳走になっていました。何故だ。しかも帰り際にはメロンを持たされていました。 何故だ。

 帰りの電車。
 リュックの中には、土瓶とメロン。殺す気満々の重量がオイラの肩を襲います。

 さてそういうわけで自宅に帰り付き、夕刻には本来の目的であるところの隣に住んでいるおばあちゃんに松茸の土瓶蒸し(土瓶付き)を渡しました。中身が何か告げずに。
 そして、15分後に電話。

ばーちゃん「土瓶蒸しやね! ありがとうー。早速晩御飯に食べるわぁ」

 大変喜んでいただけたようです。いやあ、よかったよかった。さて来年はどうしようかねぇ。


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☆総括・今日の発見ベスト5


5位 ピロシキ屋さん



「発酵中にチャイコフスキーの曲を聴かせると まろやか に仕上がりました。」

 ロシアだからか! ロシアだからかーーー!


4位 ばーちゃん家近所のスーパーで



 レジの近くの雑誌コーナーにさりげなくヲタ系エロコミック誌が!


3位 ばーちゃん家近所の商店街で



 サトちゃん飛んでるーーーーー!


2位 デパ地下の海鮮食品売り場で



 こんなところにもIT化の波が!
 あと「魚を使ったレシピ・魚の選び方が見れます!!」ってら抜き言葉!


1位 デパ地下各所

 

 みんな!
 メイド喫茶なんて行かなくてもこんなにメイド服が溢れているぞ! 特にケーキ屋は要チェックだ!


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 さらに15分後、電話。

ばーちゃん「ちょっと! あれ松茸やん! びっくりした!」

 今気付いたのかよ。
2004年9月21日(火)   網枠(ネットワーク)
 こないだまで目が痛い目が痛いと思ってたら、今度は痒くなってきました。
 もしやこれが噂の秋の花粉症か。いやん。一生花屋には入れないな、オイラ。


 さて昨日は敬老の日で一日駆けずり回ったのですが、同時に日本橋に寄らねばならない用事もこなしました。
 一つは葉鍵ロワイヤルの最終巻が入荷されたとのことで、とらのあなにて購入。
 もう一つはLANケーブルの入手です。

 我が家はNTTへの嫌がらせ驀進中のISDN回線です。
 こないだもNTTから電話がかかってきまして、まぁ内容はかいつまんで言うとADSLにしませんかってことなんですが、開口一番「未だISDNのままなのは何か理由でもあるんですか?」ADSLにすることが当然至極世界の理であるかのような言い草をしやがるものですからついつい「日本全国デジタル回線にすると謳っていたから加入したのにさっくり諦めて次は光だとかほざいているあなた方への嫌がらせのためです」と申し上げそうになりました。

 そんな気持ちをぐっと堪えてドカーンと一発「ADSLに乗り替えるときはNTTの出張所のほうに直接出向きますから」と言ってみましたところ「できればこちらの方にご連絡いただけるとありがたいのですが。我々の売上になりますのでというステキ本音を頂戴致しましたので、連絡先の電話番号とお名前をお伺いして切りました。

 さて。どこの出会い系サイトに流すかな。(フリーダイヤルな段階でバレバレです)

 そんなわけで我が家ではISDNが現役ブリブリなのですが、先日父が自分のPCもネットに繋ぎたいと言い始めたので大慌てでその環境を構築していたのです。現状では一台のPCしかネットに繋げなかったので。
 そのために、ヤフオクにてISDN用のルータを落札。落札はしたものの、Ethernetのストレートケーブルがないので今回買いに行ったという寸法。

 ソフマップにて目的の物を発見したオイラは、一応必要な長さを目算で計ってありましたので、迷わず購入します。3m、3m、25m。

 25mのケーブルは予想以上に重かった。
 しかも先に書いた葉鍵ロワイヤル、あれ3cm〜4cmくらいの厚みがあるのね。しかもその日オイラは道中読む用にもう一冊持っていってたのね。

 昨日の日記と併せて、最終的にオイラが家に帰りついたときのリュックの中身を想像してみましょう。
 25mのケーブル、分厚い本2冊、土瓶、メロン。もう世界なんて滅べばいいと思った。

 そんな艱難辛苦を乗り越えて入手したLAN環境構築セット、早速セッティングしました。
 今まで黙々とトラブル一つ起こさず四年間働いてくれたNEC製のTAを、今回ヤフオクで落としたNTT製のISDNルータに交換します。TA、ご苦労であった。

 マニュアルに従いなんとか環境を構築、電話も使えることを確認し、パソコンがネットに繋がった時には思わずガッツポーズすらしました。OK牧場。(そっちのガッツ!?)

 すげー。ダイヤルアップすらコイツがやってくれるんだ。世の中便利になったものじゃのうと多少年寄りじみてみたりしつつ、LANの導入によりケーブル周りに余裕ができたので物の配置を整理して完成。
 やったー。我が家もこれで家庭内LANが組めるぞー。ぱんつぁーい。ぱんつぁーい。

 さて。そして仕上げは父のPCです。
 父のPCは生意気にもMacintoshだったりするので多少設定にてこずりましたが、それでもなんとかネットに繋がるまでに至りました。達成感ひしひしです。
 ただこの父のPCが置いてある部屋と言うのがルータおよびオイラのPCからちょっと離れた部屋なので



…こんな感じで、必要なときだけケーブルを引き回してもらうことになりました。正直凄い画でした。
 このための25mケーブルです。母に「プールと同じ長さか」と言われた25mケーブルです。

 まぁいざやってみたらかなり余ったので、実際はもっと少なくて良かったみたいですけど。
 この長さなら二階まで引っ張れるかもしれない。階段這わして。やらんが。
 あ、やろうと思えば、隣の家にも持っていけるかも。全くもってやらんが。


 まぁそんなわけで、実は昨日からLAN越しにネット接続しているのっぽ ゴン太郎でした。皆様ご機嫌麗しゅう。どうでもいいけど、ルータのマニュアルの「外線電話を受けましょう」って項目は人を小馬鹿にしてるのかと思った。

○外線電話を受けましょう

1. 呼び出し音が鳴ります。
2. 受話器を上げて、相手と話します。
3. 話が終わったら、受話器を置きます。

 言ーわーれーんーでーもーわーかーるー。
2004年9月22日(水)   みちびき
 こないだ、人に道訊かれて生まれて初めてまともに案内できました。

 思い起こせば幾星霜。
 真逆(まぎゃく)の方向を教えてしまったり、わざわざわかりにくい道を教えてしまったりと成功した試しがありませんでした。ほんにすまんかった。
 しかし新世界で天下茶屋の場所を聞くのはどうかと思うぞ、「ふたりっ子」の影響で観光にきた老夫婦よ。二駅も離れておるではないか。まぁ全てあのドラマのせいなんだけど。

 とりあえず今回はきちんと道を示せたので良かった。
 例の敬老の日、ばーちゃんちに向かっている途中で声をかけられたんです。若い女性二人。

女性「すみません、××教会に行きたいんですけど」

 生憎オイラは地元民ではありませんが、とりあえず地図を見せてもらいました。地図の解釈はオイラの得意とするところです。

オイラ「えーっと…ここが駅でここにローソン、ということは方角はこっちですね」
女性「あ、ありがとうございますー」

 頭を下げながらニッコリ笑った女性。悪い気はしませんよね。きっとオイラのことを頼れるあんちゃんだと思ってくれたに違いありません。しかしまさかこの時リュックの中に土瓶が入っていたとは夢にも思うまい。

 ばーちゃんちで用事を済ませ、駅に向かう道すがら。
 気になっていたので、ちょっと寄り道をして教えた道を自分で辿ってみました。

 そして見えてくる「納税協会」の看板。

 「きょうかい」違いか!?と驚愕したものの、さらにちょっと歩くとわかりやすい十字架が見えてきたのでほっと胸をなでおろしました。全く、神様もシャレたフェイントをかましてくれるぜ!(多分冤罪)

 ちょっと覗いてみるとどうやらその日はゴスペルコンサートをしていた模様で、くだんの若い女性二人も恐らくこれが目当てだったのでしょう。ハイソだね。そう呟く、土瓶とメロンと25mのケーブルを担いだニヒルな男、のっぽ ゴン太郎でした。皆様ご機嫌麗しゅう。


 そうそう、HALの咲村さんがバトルロワイヤルについていろいろ述べてらっしゃって、「この作品支持する人がいたら、僕にこっそり教えてください」と書かれてあったので、別に支持するわけでもないけど原作読んだ者として一応進言しようと思ったんですが、なんかBBSでさんざ言い尽くされてるみたいなのでとりあえず一言で総括しておきます。
 アメリカのB級映画からタテマエの倫理観をなくした物だと思えばすんなり楽しめますよ!
2004年9月23日(木)   超突発連続更新
 涼しくなったかと思ったのになんかまだ湿度と蚊がウザい昨今いかがお過ごしでしょうか。のっぽ ゴン太郎です。皆様ご機嫌麗しゅう。

 今日はのんびりと祝日を謳歌したのですが、テレビ欄を見たら今日とんねるずの番組で谷亮子と野村忠弘が食わず嫌い対決すると書いているではないですか。

 こ、これは見ねば!

 というわけで、コーナーが始まり次第リアルタイムで更新していきたいと思います!



(21:56)

 ハジマター!
 なんかフツーのかっこしてるー!



(21:56)

石橋「たまには野村選手から行きますかー」

 早速来たか!



(21:57)

 電気屋でもらった巾着袋に金メダル入れてるそうです。野村選手。



(22:00)

 3連続金、今年日本チーム通算100個目のメダルってことで、一社くらいは谷選手より大きく取り上げられてるかなと期待したらしいよ。野村選手。



(22:06)

 野村選手、収録決まった途端にメールで「嫌いなもの何?」と谷選手に聞いたらしい。さすがだ。



(22:10)

谷 「農園の方が応援してくださってて、このぶどうを贈ってくださるんですよ」
石橋「やっぱ金メダリストともなるとねぇ」
野村「…僕んとこにはそんなん無いんですけど…」



(22:20)

 今でやっと野村選手のフォアグラ(一品目)が終わったとこです。
 どんだけ引っ張るねん。



(22:24)

 TVガイドのCMに谷亮子が出てるの?
 つか大阪でやってないのか。



(22:31)

 内柴選手と稽古に行こうとしてバスに乗ったらボクシング会場についたという話。
 なんかほのぼのしてしまって取り上げるコトがナーイ。


(22:35)

石橋「意外と食べないんだ」
谷 「そうなんですよ」
野村「小っちゃいもんな」

 行け行け野村!



(22:37)

石橋「今日入ってきた時、生春巻じっと見てましたよね?」
野村「見てたとしたら好きだからですよ」

 ナイス切り返しだ野村!



(22:41)

 よく見たら谷選手の料理って全部海鮮関係だ…
 いくら丼美味そー。



(22:45)

 野村の奥さんてモデルさんなのか。知らなかった。



(22:45)

野村「愛のとろろパワーで」



(22:47)

 こんだけミキハウスミキハウス連呼したら、いい宣伝になるよなぁ。



(22:52)

 谷選手は金メダルで車貰うそうです。

石橋「野村選手も、何億だとか言われてますけど」
野村「それは新聞屋さんが勝手に」

  が、がんばれ野村!



(22:54)

 また四年後の北京でも二人で金メダルを取ったら…

野村 「また(新聞の)一面取られたよ!」

 ってなるんだろうなぁ、と話してました。



(22:55)

野村「いや、新聞の一面にしてもね、負けても仕方ないと思ってるんですよ。今日以外は

  言ってくれるぜ野村!



(22:56)

 (谷)タコの塩辛 vs レバ刺し(野村) ←引き分け



(22:59)

 (谷)つみれ汁 vs フォアグラ(野村) ←引き分け



(22:59)

木梨「勝ったら新聞の一面ですよ!」




(23:01)

 月桂樹の行方
 谷 → 人にあげた
 野村 → ドーピング室に忘れてきた



(23:01)

 (谷)いくら丼 vs 生春巻(野村)



(23:02)

 野村負けたー



(23:04)

 エビがダメらしい。蕁麻疹が出ることも。

野村「今日、命懸けで食べたんですよ」
木梨「命懸けで二回食べたんですよ」



(23:05)

石橋「今日の一敗は痛いんじゃないですか」
野村「でもまぁ、笑いはとれた感じなんで」

 さすが関西人だ野村。



(23:11)

 終わりました。お疲れ様でした自分。
 なんかもう、最近野村選手もいいポジションで扱われるようになってきましたね。これからも応援したいと思います。がんばれ野村。
2004年9月24日(金)   パラリンピック
 今日昼に食べた弁当屋の弁当にたけのこが入っていて、何の気なしに食べたら酢の物でした。
 ほんと、この弁当屋は時々弁当に罠を仕掛けてくれます。毎日がスリルで気を抜けません。そんなスリルは望んでない。

 これまでで一番びっくりしたのは、ひじきとコーンが混ざってたのでああ甘煮なんだろうなと思って食べたらこれまた酢の物だった時です。なんでも酢につけたらいいと思うな弁当屋。


 今日は定時退社デーということで、ちょっとだけ日本橋で買出ししてさっさと帰ってきました。
 まぁ買ったものも5mのLANケーブルだったりDVD-Rのメディアだったりと特にネタになるようなものではなく、今日一日とて特に変わり映えのしない普通の日だったので日記に特筆するような事も無く。あ、そういや仕事場の近くに「OK牧場」って名前の駐車場を見付けたよ。心底どうでもいいが。

 ところで最近「パラリンピック」なるものが開催されているようですね。
 なんか抵触してはいけない話題に入ろうとしている気がしてなりませんが、見ないふりをして進めたいと思います。一応言葉は慎重に選ぶことにします。

 パラリンピック自体はまぁ皆様ご存知だとは思いますが、要は障害者の方々によるオリンピックです。
 足の不自由な方の「水泳」や「車いすテニス」など競技出来ること自体に尊敬の念を禁じえないものから、視覚障害者が音だけを頼りに相手のゴールへボールを投げる「ゴールボール」のように障害があることを逆に生かした競技まで競技内容も様々です。多分オイラが「ゴールボール」やったら余裕でオウンゴールすると思います。

 内容に触れるのはそのくらいにして(ヘタレ)、オイラが気になったのはその名前です。
 パラリンピック。恐らく「parallel」+「Olympic」なんでしょう。

 しかしこの名前の略し方って、日本人の発想っぽくないか。

 英語圏の人は言葉を略す時、頭文字を並べるのが普通です。
 国際オリンピック協会(International Olympic Committee)はIOCですし、アメリカ合衆国(United States of America)はUSA。USBは「Universal Serial Bus」のことですし、SMAPは「Sports, Music, Assemble, People」の略です。

 一方日本人の略し方は、単語の一部を組み合わせて新しい言葉を作る事が多い。
 農業協同組合は農協ですし、中華人民共和国は中国。マザボは「マザーボード」のことですし、てんそは「吉本天然素材」の略です。どうでもいいけど、なんで出てくる例がこんなにしょぼいんだ。同じジャンルから引っ張ってきたのに。

 さて件のパラリンピックに戻ります。
 上記の例から行きますとどう考えても日本人的発想です。まさかパラリンピックは日本が率先して作り上げたものなのか。そこが気になったのでちょっと調べてみました。

 第2回大会であるパラリンピック東京大会で初めて、「パラリンピック」という名前を使用されました。この大会の関係者が大会の愛称を検討する中で、大会に参加する選手が、足(下半身)に麻痺がある人であったことから、下半身の麻痺を意味するパラプレジア(Paraplegia)とオリンピック(Olympic)を組み合わせてパラリンピック(Paralympic)としました。
 東京大会以降は、しばらくパラリンピックという言葉を使用していませんでしたが、1988年の第8回大会(韓国のソウルで開催)から、再び使われるようになりました。この大会からは、パラレル(Parallel=「平行した」とか「おなじもの」という意味)という言葉とオリンピックと組み合わせたものとして使われるようになりました。ですから、この大会以降のパラリンピックは、「もうひとつのオリンピック」ともよばれるようになったわけです。
( 引用元 )

 だってさ。やっぱ名前考えたのは日本人でした。
 最初はパラレルじゃなかったのか。つか「パラプレジア」なんて単語言われてもわかんねぇよ普通。


 それにしても、パラリンピック。
 「ぱ行」と「ら行」の音が多いせいでなんだか脱力するんですがオイラだけですか。
 ぱらりんぴっく。ぽりぷろぴれん。ぴろりきん。どれもなんかバカにされてる気がしてならない。
2004年9月25日(土)   四方山話
 ―桃太郎。鬼ヶ島へ強盗しに行く話。

 ご機嫌麗しゅう。のっぽ ゴン太郎です。
 皆様9月最後の土曜日いかがお過ごしでしたでしょうか。オイラは超ぐうたらしていました。えへへ。同人のRPGがすっごい進んだよ。清々しいくらい。

 ―かぐや姫。あわや結婚詐欺の話。

 そういえば、こないだ近所の道端に栗が落ちてたと書いたような気がしますが、よく考えたらそういやあの辺って夏場いつでも栗の花の匂いがしてました。湿度の高い夜とかに自転車で通ると、オイラの鼻腔をくすぐるのです。
 栗の花の匂いに似てるって話、ほんとだったんですね。いや、なんでもない。でもイカの臭いはちょっと違うと思うな。いや、ほんとなんでもない。

 ―浦島太郎。恩を仇で返す話。

 そういえば、いつぞやRPGツクールXP買ったけどインストールすらしてないや。
 なんかネット認証がいるらしいので、オイラのPC環境をもっとちゃんと整えてXPかなんかに乗り換えた時にしようとか考えてます。
 ちなみにこのソフト買う時ソフマップカードに溜まってたポイントを使ったんですけど、定価一万円くらいするはずが実際に支払ったのは300円でした。どんだけ溜めっぱなしにしてんねん。

 ―舌切り雀。動物虐待話。

 メッセンジャーの黒田ってご存知ですか。
 ある時、仕事の打ち合わせ時に当初の依頼と話が違ったのでゴネたら、実はその仕事の依頼主がいわゆる組関係で、黒田の事務所に圧力がかかったそうです。裏話。だから何ってわけでもないが。というかまずメッセンジャー自体に知名度がないですか。黙祷。

 ―花咲かじいさん。虐待死した犬の霊が起こす超常現象の話。

 というわけで今日はネタメモに埋もれてたクズネタを寄せ集めて日記にしました。
 区切り線替わりに昔話を無粋な一言で表現するネタも書かれてあってお得な感じです。塵も積もれば山となると言うやつです。現実にはゴミの山になるわけですが。

 ―金太郎。熊と相撲取ったところまでしか知ってる人の少ない話。
2004年9月26日(日)   きょうわ、すらりんちにあそびにいきまJた
 今日はお友達のスラりんの家に遊びに行って来ました。
 一番の目的はこないだの三連休に行ったらしいスラりんの名古屋土産ですが、まぁそれはともかく二人でちょぼちょぼ遊びましたよ。


 最初スラりんちに行くと、スラりんは作業中。
 有線をMDに録音したものを整理して、カラオケの持ち歌を増やそうとしているらしいです。オイラの持ち歌の増やし方とは規模が違いました。
 張り合うのは無理と判断したので、オイラはひたすらショボ歌をネタに昇華させる方向で頑張ろうと思います。とりあえずハム太郎の替え歌でも作ろうかしら。♪ヘビが丸呑みハム太郎ー

 しばらくその作業に付き合ったら、次はネタ画像の披露コーナーです。
 最近スラりんはKanonをやり始めた(というかオイラがやらせた)ので、Kanonネタが解ってもらえるようになりました。いい感じです。このままどんどん鍵っ子の輪を広めたいと思います。

 というわけで、ある程度シナリオを堪能したスラりんには感涙に咽んだ人ほど別の意味で涙が出てくると評判のKanosoをやらせてみました。
 オイラもちょこっとしかやってないので一緒に楽しむ事に。再三に渡るバッドエンドを経て、見事舞トゥルーエンドに辿り付きました。というかあれって、バッドエンドを楽しむゲームだよね。


 その後、オイラがこないだ買って一度テストプレイしてみたかった「Dance Dance Revolution Disney's RAVE」、通称「ディズニーDDR」をさせてもらいました。あ、というのはオイラがプレステ持ってないからなんですけど。プレステ持ってないのにソフト買ってるんかというツッコミは野暮よ。

 というわけで、スラりんがプレステを用意してくれまs一面の銀世界ー!?
 超ビックリした。まるで積雪のようにホコリが積もっているではありませんか。聞くところによると、以前オイラが借りて返した時のままだそうです。ちょっと待て。それ2年以上前の話じゃないか。

 そんなわけで、じっくり寝かしたおかげでたっぷり熟成された年代物のプレステをなんとか起動させて実際にプレイしてみたところ、内容はアーケード版とほぼ同じなのが確かめられました。

 続いて噂には聞いていたけど実際にはやったこと無かった「DANCE MAGIC」モードをプレイ。
 ご存知無い方に説明しましょう。
 このモードではまずダンスをします。するとマジックが発生するのです。何故ならダンスマジックモードだから。説明終わり。嘘です。要は二人でプレイして、コンボを繋げると相手に嫌がらせ出来るという対戦モードのことです。
 というわけで、そのモードでスラりんと対決しました。うむ。実に熱い戦いであった。


 あー、なんかほんとにただの日記になってしまいましたが、そんな感じで一日遊んできました。
 スラりん、名古屋土産ありがとう。ないろ、さっき家族で美味しく頂きました。丸々一本。(全部!?)
2004年9月27日(月)   天地無用
 今日はネクタイが上手く結べなかったり、爽健美茶のペットボトルを鞄に入れるのに失敗したり、エレベーターが階につくまでにカードキーを準備できなかったり、ズボンのチャック全開だったりと当たり前のことが何故か上手くできない日でした。
 きっと星の巡り合わせが悪かったのでしょう。断じて休みボケではありません。ええ違いますとも。


 さてニュースなどをつらつら見ておりますと、天気予報では完全に見当違いの方向に向かっていた台風21号がいきなり進路をカクッと東に向けて日本直撃コースになりつつあることを喚いておりましたけれど、今日は天気予報の話題ではありません。

 小学生の4割が天動説を信じている

 地球が自転しながら太陽の周りを公転しているものであることは皆様ご存知の通りですが、昨今の小学生の40%くらいは太陽が地球の周りを回っていると思っているそうです。
 これについて「ゆとり教育の弊害だ」という声に対し、公式見解では「地球の自転と公転は中学で習うから大丈夫☆」となんとも見当違いな回答を返したりしています。小学生が知らないのが問題だと言われてるんやないか。

 とはいえこの公式見解も言ってますが、地動説に関してオイラたち世代は学校で習う前に知ってたんじゃなかろうか。常識として。例えばですよ。

「なぁ、あの漫画いつ貸してくれんねん」
「は? 漫画?」
「こないだ貸してくれる言うたやん」
「えー。言うた?」
「言うた、言うた。言うとった」
「嘘ぉ。そんなん言うてへんて」
「言うたちゅうとんねん」
「言うてへん!」
「言うた!」
「ほならいつ言うた! 何時何分何秒! 地球が何周回った時!


 小学生の頃我々はこんな会話を交わしていたはずです。こんな頭の悪い会話を中学以降にしているはずがありません。ええしていませんとも。(目を逸らしつつ)

 何時何分何秒に対しては「切れ痔澱粉画鋲」などと小学生ならではの切り返しをすることも可能ですが、地球が何周回った時という問いかけは高度過ぎてなかなか上手い切り返しが出ません。
 せいぜい「50億1467万2913周」などでたらめな数字を並べるくらいが相場でしょうか。ちなみにオイラはでたらめな数字を並べるのは大得意でした。えへ。

 話が逸れましたが、この会話を成立させるためには「地球が太陽の周りを回っている」という知識が大前提となります。
 従って、地動説を知らない子供はこの会話をすることができないわけです。
 なんということでしょう。日本の古き良き文化が失われつつありますよ。コリオリもあの世でさめざめと泣いていることでしょう。コリオリって誰だっけ。


 まぁでもあれだ。
 哲学的と言うか量子力学的と言うか、見方を変えれば天動説も間違いじゃないんですけどね。

 無限に広がる大宇宙の話ですから基準になる視点なんてものはありませんので、我々観察者から見れば地球を中心に太陽系がぐるぐる回っていると言えなくもない。
 さらに言えば、人間一人一人がそれぞれ自分の世界を持っているわけで、それを逸脱した世界は知覚することができないんですから存在しないのと同じ。「世界は自分中心に回っている」ちゅのも強ち間違いではないわけです。

 というわけで、皆様のいるところが世界の中心ですから思う存分愛を叫んでください。うわぁすごい結論に落ち着いたよ。いつものことだけど。
2004年9月28日(火)   きらい
 鋤とか機雷とか最初に言い出したのは誰なのかしらというとそれはそれぞれの時代の発明者であり、駆け抜けて行く歴史のメモリアルなわけです。
 皆様ご機嫌麗しゅう。のっぽ ゴン太郎です。ちなみに機雷を発明したのはノーベル賞を設立したアルフレッド・ノーベルの父親イマニュエル・ノーベル。

 さてダジャレから始まったのでいきなり脱線しそうになったのをサラリと無視して話を進めます。
 好きとか嫌いとかは誰だってあると思いますが、本当にそうなのか。嫌いというのは「嫌い」と思い込んでいるから嫌いなのではないか。今日はそういうお話。


 というのも、「嫌い」という言葉は物事を定義付ける力があると思うのです。
 「ピーマン嫌い」と考えてしまうと、自分の中で「ピーマンは嫌いなものなんだ」という固定概念ができてしまい、「嫌いだから美味しくない」「嫌いだから食べられない」「嫌いだから受けつけない」とはなから否定した状態になります。そんな状態で美味しいピーマンを食べても美味しく感じるはずがありません。

 例えばオイラは、ウニを最初に食べた時歯磨き粉のような味だと感じました。超不味かった。それ以来ウニが嫌いになってしまいました。しかし世の中ウニは美味しい物とされているはずで、単にオイラの食べたものが恐らく劣悪だったんだと思います。
 ですが「嫌い」と自分で定義付けて以来一度もウニを食べたことがありません。はなから否定しているため克服する機会を失っているのです。決して貧乏だからではありません。貧乏ではあるけれど。

 ということで、物事を「嫌い」と決めつけるのはどうかと思うわけです。
 どうせなら好きなものばっかりのほうが人生楽しいじゃないですか。ねぇ。
 よく「○○は××だから嫌い」と言う人がいますが、嫌いなところを探すのではなく好きなところを探せば良いのにと思います。
 例えばオイラの場合だとこんな感じでしょうか。


・勧誘電話は会話術の勉強になるから好き。

・SPAMメールはメーラーの動作チェックになるので好き。

・みのもんたは物真似しやすいから好き。

・蚊は叩き潰したときの快感が好き。

・北朝鮮は正男くんが時々笑わせてくれるから好き。


 ん。まぁつまりあれだ。物は考えようだっちゅーこっちゃ。
 そういうわけですので、今日みたいに日記がオチていなくても嫌いになったりしないでください。お願いします。昨日今日と残業で日付変わってから帰宅してるのでいい加減いっぱいいっぱいなんです。明日はもっと頭悪いネタ書きますから。うんこー。
2004年9月29日(水)   竹取物語
 昔々あるところに、竹細工を生業とする老夫婦が住んでいました。
 ある日おじいさんが材料となる竹を取りに竹やぶへ行ったところ、光り輝く竹の中から女の子の赤ちゃんを見つけました。

「おやおじいさん、どうしたんですかその赤ん坊」
「竹やぶに光る竹があってな、それを割ると中から出てきたんじゃ」
「あれまぁ。きっと竹を割ったような性格になりますね」
「感想はそれだけかばあさん」

 女の子は優しいおじいさんとおばあさんの元ですくすくと育っていきました。

「おはようおじいさん、おばあさん」
「おはよう竹子
「名前になんのひねりもない!」

 自らかぐや姫と改名した竹子は美しく育ち、村の評判に。そんな彼女の元に、5人の貴族が求婚してきました。

「おお麗しのかぐや姫、是非私と結婚してください」
「では、火鼠の皮衣を持って来て下さい。されば結婚致しましょう」
「あ、それでしたらこないだ新宿の露店で買いました」
「それ絶対偽物ですから」

「おお麗しのかぐや姫、是非私と結婚してください」
「では、龍の五色の玉を持って来て下さい。されば結婚致しましょう」
「では姫は龍をおびき出してください。そしたら私が玉を取ります」
「とんちで解決しようとしないでください」

「おお麗しのかぐや姫、是非私と結婚してください」
「では、厨司の玉の枝を持って来て下さい。されば結婚致しましょう」
「あ、そういえばこないだ読んだ雑誌の通販に」
「開運グッズは求めていません」

「おお麗しのかぐや姫、是非私と結婚してください」
「では、仏の御鉢を持って来て下さい。されば結婚致しましょう」
「うーん。ダイソーに売ってればいいんだけどな」
「100円で済ませようとしないでください」

「おお麗しのかぐや姫、是非私と結婚してください」
「では、燕の子安貝を持って来て下さい。されば結婚致しましょう」
「わかりました。ではとりあえず燕を片っ端から刈ってきます!
「生態系を破壊しないでください」


 噂が噂を呼び、とうとう宮廷の帝までが結婚を申し込んできました。しかしかぐや姫は頑なにその申し出を拒みます。

「かぐや姫はどうして誰の誘いも受けないんだろうねぇ」
「ふむ。今度は年端も行かぬ少年とか連れてこようか」
「もしかしたら同姓に興味があるのかも知れませんよ、おじいさん」
「勝手にアブノーマルな性癖を憶測しないでください」

 ある日、かぐや姫は夜空を見上げながらしくしくと泣き始めました。

「どうしたんだいかぐや姫。そんなに第三次小泉内閣が不本意なのかい」
「時代錯誤な時事ネタはやめてください」

 やがてかぐや姫は悲しげにこう語りました。

「おじいさん、おばあさん。今まで育てて頂いてありがとうございました。
 ですが次の満月の夜、私は」
「狼になるのかい」
なりません。私は月に帰らねばならないのです」
「なんと」
「満月の夜、月からお迎えが来ます。実は私は月の世界の人間なのです」
「なんで月の世界の人間が竹の中に入ってたんだい」
「そういうイレギュラーな質問はやめてください」
「月面には本当にアメリカ国旗が立っているのかい」
「微妙なラインに抵触する質問もやめてください」


 それを聞いた帝、かぐや姫を帰すまいと兵を派遣して警護に当たります。

「かぐや姫を守るのだ! 月の者の手に渡してはならぬ! 良いな皆!」
「おおーっ!」

 閉め切った屋敷の中にはおじいさん、おばあさん、かぐや姫。

「かぐや姫や…」
「おじいさん、いくら警護しても無駄ですわ」
「かぐや姫…」
「私は月に帰らなければならない。これは仕方のないことなのです」
「でもかぐや姫…」
「引き止めないで。私だって寂しいのです」
「いや、そうじゃなくてだね」
「はい?」

「大型の台風が来てるらしいよ」

 満月も出ない上に帝軍壊滅。


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 というわけで台風21号が勢力を振るう中こんばんは。のっぽ ゴン太郎です。
 M78星雲に赴任しているHEROりんから停電になったと電話がありました。それは大変だと思うが、人がコンビニで立ち読みしてる時にかけてくる辺り、相変わらず間の悪いやつです。クロマティ高校がオチまで読めなかったではないか。全くもう。
2004年9月30日(木)   マジシャンてすごい
 日記が過去ログに入るころには多分なくなってる気がするけどトップの絵に超大爆笑した。やばい、オイラもアホ地図描きたくなってきた。
 でもダーマの神殿って位置的には中国辺りですよ。(ツッコむところはそこだけか)


 さて物騒な昨今、日本でも犯罪発生率が増加しています。
 犯罪と言っても、バーサーカー的に小学校に乱入して死刑になった阿呆のように凶悪なだけで知性の欠片もない事件が頻発しており、計画的犯行であっても推理小説好きなら初歩的過ぎて失笑ものな証拠で解決する辺り、ミステリーのような完全犯罪と言うのは難しいのかなぁと思わされます。

 しかしふと思ったんですが、完全犯罪を目論む犯人よりも手品師、いわゆるマジシャンの方がよっぽど大変なのではないでしょうか。
 だって手品師って「今から手品します」と周囲が解っている状態で騙すわけでしょ。

 和製コロンボと名高い三谷幸喜の推理ドラマ「古畑任三郎」でもマジシャンの話がありました。犯人役は山城新伍。そういや最近見てないな山城。
 その時に使われたのはこんなトリックでした。

1. マジック開始宣言
2. 五枚のカードのうち一枚を選ばせる
3. グルになってるやつがこっそりメッセージを送る
4. 該当するカードを入れておいた箱を他人に開けさせる
5. 箱にみんなが目を向けている隙にジュースに毒混入
6. 箱から同じカードが出てきてマジック成功
7. 乾杯
8. 目的の人物を毒殺

 これはマジックと犯罪がごちゃ混ぜにされた例ですが、実際これは無理だと思うのです。
 確かにみんなが他に目を向けている隙に毒を仕込むというのは、犯罪のトリックとしてはアリです。まさか毒を仕込むなんてこの時は誰も思っちゃいませんから、犯人の挙動を観察している人間がいなくても不思議ではありません。

 ですが、マジックの場となると話は別です。
 観客の主義にも寄りますが、タネを見破る気まんまんでマジックを見る人は少なくないはずです。ていうかオイラがそうです。うわぁ嫌な客。

 そんな観客は、マジシャンが見せようとしているものほど見ません。
 右手が動いているときは左手を観察し、左手が動いているときは右手を観察します。
 上記の場合でしたら、絶対に山城新伍を視界から外すことはしません。箱を見てる間に次の手品のタネを仕込むのは、マジックでも普通にあり得ることだからです。


 まぁドラマにいちゃもんつけても仕方がないので深くはツッコみませんが、以上の理由により、マジックよりも完全犯罪の方が簡単であるということはご理解頂けたかと思います。

 ただ、マジックは失敗してもやっちゃったーで終わるのに対し、完全犯罪に失敗すると人生自体がやっちゃったーと終わってしまうので完全犯罪を目論む方は注意されたし。
 本当の意味の完全犯罪とは犯罪をしないことである。これオイラの持論です。