☆あらすじ☆
あるところに、のっぽ ゴン太郎 という大変な子供好きがすんでおった。
そんな彼のところに九州から親戚の子供がやってきたのじゃ。
中一の姉ともぴーと、小三の弟 U太 じゃった。



んにゅんにゅ。

ああ、泣いた。完璧泣いた。
さっきまで「AIR」やってたんですよ。美凪シナリオ。ああもう、みちるが。みちるが！
一度全てをクリアして全貌を知っているのですが、それでも…否、だからこそ、ストーリーをしっかり味わうことが出来て大感動でした。涙ぐむだけじゃなくて、頬を伝ったもんね。


というわけで、オイラが「AIR」に逃げたと言うのはつまり、ともぴーと U太が九州に帰ってしまったからなのです。今日の夕方、車に乗ってフェリー経由で帰られました。
割とあっさり。ちょっとかなしひ。

しかしほんと今回の U太の懐き具合は凄まじかったです。
べったりねっちょりオイラに絡みついてきて、座っていれば背中から肩に上ってくる、寝ていればオイラの上に寝そべってくる、スキを見せればくすぐってくる。そしてオイラに拘束される。

一方、ともぴーはひたすらクール…というか関わらないようにしていたと言うか。
あまりコンタクトを取ることが出来ませんでした。



出立の時間が来るその時まで、オイラたちはまたゲームをしていました。

U太がコントローラを握り、オイラが操作を指示、ともぴーは横から見ている。

そんな光景。

本当にギリギリの、ギリギリの時間まで。


そして時間。

ゲームはそのままに、慌しく荷物を積み込みました。

最後に、オイラは U太をぎゅっと抱きしめました。

最後に、オイラはともぴーの頭をくしゃくしゃっと撫でました。

彼らは車に乗り込み、行ってしまいました。

親戚一同に見送られて、帰って行きました。


寂しくも、暖かくもある気持ちを抱いて屋内へ。

さっきまで遊んでいたゲームを片付けるため、ゲームしていた部屋に入ります。

そこには、さっきまでオイラの膝の上に座っていた U太の姿はなく。

さっきまで、座布団の上に座っていたともぴーの姿はなく。

あるのは無造作に転がされたコントローラーと。

テレビに映っている、ゲームの画面。





……



最後にしたゲームが「さんまの名探偵」というのは失敗だと思った。

画面の中に島田紳助の死体が。

疲れた。
そらもー疲れました。

今日は海に行ってきたんですよ。
仲間 4人で。もちろん全員野郎。

いや、あのですね。心底実感しましたね。
ダメです。これはダメです。以下、ダメな要素。

・昨日までお子様たちのお相手で身体的にお疲れモード
・早起き
・久々の水泳
・日焼け
・その他諸々

ダメ。クタクタ。
何がダメって、まともな日記書くことがダメ。
日記サイトとしては失格。

でもいいの。うち日記サイトじゃないからププゥ！



というわけで、日記の替わりといってはなんですが、前々から準備してあったある企画のレポートを完成させました。今日はそちらでお楽しみ下さい。


企画部に「まずジュー」追加しました。

2002/08/16(金) 21時

PLLLL…
PLLLL…ガチャ☆

HERO「はい」
のっぽ「あ、もしもし。HEROさんでしょうか？」
HERO「…はい」
のっぽ「初めまして、私、のっぽ ゴン太郎 と申します」
HERO「どこが"初めまして"じゃー！」
のっぽ「うはははは。やっほーHEROりーん」
HERO「HEROりん言うな。で、何」
のっぽ「明日、暇か」
HERO「ああ。暇」
のっぽ「遊びに行こうではないか」
HERO「俺はもうDDRはせんぞ」
のっぽ「何！？貴様、裏切るのかっ！卑怯者」
HERO「なんで卑怯者呼ばわりされにゃならん」
のっぽ「ぬう。それは困った。ほれ、お前、この夏休み中に渡したいものがあると言っていたではないか」
HERO「ああ。そうだなぁ。どうしよう」
のっぽ「他に何か目的はないか」
HERO「うーん」
のっぽ「カラオケ」
HERO「遠慮する」
のっぽ「即答かい。しかし他に行く場所と言ってもなー」
HERO「旅行でも行くか」
のっぽ「おっけー。行こう」
HERO「即答かよ！冗談だったのに」
のっぽ「うはははは。オイラに冗談は通用せんのだ！」
HERO「まぁいいけどさ。どこの海？南紀白浜とか？」
のっぽ「和歌山はこないだ行ったじゃん。レポートまだ書けてないけど」
HERO「んじゃー、南は行ったから…北？」
のっぽ「若狭湾」
HERO「原発の側かよ！」
のっぽ「じゃー神戸方面。えーと、須磨浦とか」
HERO「須磨浦？」
のっぽ「えーとねー。あ、明石海峡大橋のたもとらへん」
HERO「ふーん。まぁいいんじゃない？」
のっぽ「車は混むだろうから、電車だね」
HERO「うむ。他に誰か誘うか」
のっぽ「そだねー。いつものメンバーに声かけてみようよ」
HERO「了解。じゃー俺は Hozzy と TES に電話しておくから、お前 スライリー#28 くんと ちょこら くんに声かけておいてよ」
のっぽ「おっけーん。じゃ後で」

ぴっ。

のっぽ「えーと、じゃまずは スラりん に…」

PLLLL…
PLLLL…ガチャ☆

のっぽ「あ、夜分遅くすみません。のっぽ ゴン太郎 です。スライリー#28 くんお願いできますか？
　　　　　え、あと、お風呂。あ、はい。じゃかけ直してもらえますか。はい。お願いします」

ガチャ。

のっぽ「じゃその間に ちょこらくん に…」

PLLLL…
PLLLL…ガチャ☆

ちょこら「はいもしもーし」
のっぽ「もしもしー。のっぽ ゴン太郎 ですこんばんはー。今いい？」
ちょこら「うん」
のっぽ「明日海に行こうと言う計画が突発的に持ち上がりました。どうでしょう」
ちょこら「金がないのでパス」
のっぽ「そうか。まぁちょこらくんは90%無理だと思ってたけど。残念。ごめんねー」

ぴっ。

PLLLL…

のっぽ「お、スラりんだな。ガチャ☆」
スラりん「もしもしー。スライリー#28ですー」
のっぽ「ばんはー。いきなり本題に入ります」
スラりん「はい」
のっぽ「明日暇ですか」
スラりん「暇です」
のっぽ「おっけー。実はさっきHEROと話していまして」
スラりん「うん」
のっぽ「明日日帰り旅行行こうと言う話になりました」
スラりん「はぁっ！？旅行かい！」
のっぽ「旅行だ！」
スラりん「難波かどっか遊びに行くのかと思った…うーん。旅行かー。ちなみにどこへ？」
のっぽ「海！須磨浦海岸」
スラりん「海ぃ！？…車？」
のっぽ「電車」
スラりん「電車ぁ！？……それ、疲れる」
のっぽ「うん、疲れるな」
スラりん「うーん…どうしようかなぁ…」
のっぽ「どうするか」
スラりん「いや、実は、このお盆休み、ずっと旅行してきたんよ」
のっぽ「…相変わらずだね…」
スラりん「東京とか横浜とか右往左往」
のっぽ「じゃあ旅行ついでにもういっちょ」
スラりん「待てい。休み明けからは仕事ちょっと辛くなるから、体休めておきたいんだよね…」
のっぽ「うーん。なるほど」
スラりん「うん、やっぱやめとくわ。今回は」
のっぽ「了解ー。残念だけど仕方ないねー。じゃまたの機会に」
スラりん「うん。ありがとー」

ガチャ☆

PLLLL…
PLLLL…ぴっ

のっぽ「もしもしー」
HERO「もしもしー。どうだった？」
のっぽ「スラりんちょこらくん両者とも没」
HERO「そーか。こっちは Hozzy くんも TES くんも来るってさ。」
のっぽ「じゃ決行だね」
HERO「おう」
のっぽ「じゃ明日ー」
HERO「うん、明日ー」


　　　「うみー！」　続く

2002/08/17(土) 8時


というわけで、前日の夜に急遽話が持ち上がり決行した日帰り旅行 in 海。

オイラも早起きして、朝から水着を着込み、リュックに荷物を詰め、慌しく家を出ました。
電車に揺られ、梅田へ。


PLLLL…ガチャ☆


HERO「はい」
のっぽ「もしもーし。今改札の前まで来ました」
HERO「わかった。そっち行く」

待ち合わせ場所はホームの上。
既にJRで大阪駅まで来ていたHEROりんとオイラは、改札越しに対面しました。

のっぽ「すまん。いつものごとく道に迷って、気がついたらヨドバシカメラに出てた」
HERO「…ご苦労さん」
のっぽ「さて、どこまでの切符を買えば良いでしょうか」
HERO「さぁ」
のっぽ「……」
HERO「俺は乗り越し清算する気だったし。……もしかして、お前調べてないのか」
のっぽ「調べてない。昨日はあの電話の後、早く寝なきゃ☆と思ってさっさと寝た」
HERO「俺も知らんぞ」
のっぽ「なんと無計画な！」
HERO「お前に言われたくねえ！」
のっぽ「仕方ない。駅員さんに聞いてみよう」

のっぽ、駅員さんの元へ。

のっぽ「すみません。明石海峡大橋のたもとまで行きたいのですが」
駅員さん「ああ、それなら舞子ですね」

即答。さすがです。

というわけで、舞子駅までの切符を買って改札を通り、TES くん Hozzy くんともご対面。
オイラが一番最後だったのね…ごめんなさーい。


のんびりと電車に揺られてJR神戸線を走ります。
他愛もない話をしながら。

表は燦燦と輝く太陽。
泳ぐには絶好のコンディションと言えます。

そうそう、HEROは水泳経験者で、泳ぐ気まんまんのようです。
さらに、体も焼きたいそうな。

窓から、海が見えてきました。
青い海。遠目で見ていると非常に綺麗です。


そして電車は舞子に到着。
一同はホームに降り立ち、改札を出ました。

そのとき、ふと見た駅の掲示板に貼ってあった、張り紙。

…………。










……………………。



　　　「うみー！」　続く

2002/08/17(土) 10時


舞子まで来たものの、海水浴場は閉鎖中。

まぁ仕方ないので、とりあえず明石海峡大橋を観察しました。





近くにいた清掃夫のおじさんに道を尋ねてみました。

HERO「すみません、一番近い海水浴場ってどこでしょう？」
清掃夫「橋渡ったとこ」

確かに直線距離では近いかもしれませんが。


数駅戻って須磨の海水浴場へ。
駅からの降り口には既に水着姿のにーちゃんねーちゃんがたむろし、駅から出た途端に海の家からの呼び込み。これです。これこそまさに海水浴場。


午前中は存分に泳ぎました。ヤドカリと戯れるHERO。お前は友達おらんのか。
お昼ご飯は、海の家で。
昼からは各自思い思いに行動にふけりました。





Hozzyくん、遊泳区域ギリギリまで泳ぎに行くの図。




ついでに、360度ぐるりと広がる壮大な大パノラマを皆様にもおすそ分けしたいと思います。

大パノラマ。



☆おまけ☆

HEROりん捕獲の図。




　　　「うみー！」　続く　昨日ほどのオチはもうないと思うよ。

2002/08/17(土) 15時


海を離れ、三宮までやってきました。
三宮と元町の間を右往左往して街角見物です。ゲーセンとか、ゲーマーズとか。

17時頃、晩御飯を食べるべく南京町へ。
いわゆる中華街と言うやつですね。







店には入らず、買い食いして歩きます。
肉まん、ちまき、ラーメン等中華な食べ物に彩られた町。実に華やかです。
ほら、あそこの店にもメニューの書かれた看板が……



ちょっと見にくいですが、右端の「杏仁豆腐」のすぐ隣には「台湾風焼ビーフン」と書いてあります。
これはまぁいいとしましょう。微妙なところですが。
しかし、チヂミやキムチは韓国料理です。騙されちゃいけません。


「ココナッツミルク タピオカ入り」という飲み物を購入。



やたらぶっといストロー。驚愕しました。
しかし、使用してみると、なるほどこういうことかと思いました。
そう、タピオカも一緒にこれで吸うためなんですね。
早速吸ってみましょう。ちゅー…



見事な白黒の縞模様。



最初見たときから食べてみたい！と思った桃の形のあんまんを購入。
食べてみると、ほんとにただのあんまんでしたが。
まぁあんまん好きだし良いかな、と次の一口を食べ

つるっ。ぼたっ。

……………



というわけで、実に楽しい旅行でしたっ！　←吐き捨てるように


結局オイラがこの日食べたものは以下の通り。

・昼
　　冷え冷え麦茶
　　ねぎラーメン
　　かき氷(大量)
・夜
　　ちまき
　　ココナッツミルク タピオカ入り
　　北京ダック
　　ライチシェイク
　　桃まん(一部分のみ)
　　焼きシュウマイ


さて、ここで問題です。

一体何が原因でオイラはこの後駅のトイレに駆け込むことになったでしょうか？

チッチッチッ… ←時間制限



　　　「うみー！」　完